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ジュンコ先生の

スロー・フォックストロットの

グループレッスン
が続いている。
(グループレッスンの登場人物紹介)


「みんな、

カウントの言い方を軽視してはダメよ」

と、ジュンコ先生。

「カウントの言い方一つで、
ダンスは上手くもなるし、
またその反対にもなっちゃうものなのよ。
例えば・・・
みんな、コレから私の言うカウントに
合わせて踊ってみてね」


ジュンコ先生は、
今みんなが勉強中のアマルガメーション
フェザー・ステップ
リバース・ターン
スリー・ステップ
ナチュラル・ターン
のカウントを言い始めた。

「スロー・クィック・クィック・・・」
教室にジュンコ先生の声が響き渡る。

流暢(りゅうちょう=よどみがない・なめらか)

な言い方。
強弱もはっきりしている。



みんなは、声を感じながら、
伸び伸びと踊りやすそうに踊っている。

「すごく、気持ちよく踊れますな」
平田さんだ。


「それに、ヤル気も出てきます!」
元気良く、坂田さんが言う。



「OK?
では、次、このような言い方をしたら、
どうかしら?」

「スロー・クィック・クィック・・・」

さっきと比べると、
全く抑揚のナイ機械的なカタイ言い方だ。



カナちゃんが笑い出した。
「ロボットみたいな動きになっちゃいます」


紀子さんも
「本当。
リキンで来て、踊りにくいですね」




「または、こういう言い方ではどうかな?」
と、ジュンコ先生。

「スロー・クィック・クィック・・・」
今度は、
お腹の中から声が出ていないような
弱々しくい言い方だ。



みんながいっせいに笑う。

「聴いているコッチまで、
腑抜け(ふぬけ)になりそうです」

と、ノリタケ君。



「最後にコレはどうかな?」

「スロー・クィック・クィック・・・」
早くなったり、遅くなったり・・ 
踊っている人のことなど考えていない、
自分勝手な言い方だ。



「わ~!踊れません」
みんながダンスをストップしてしまった。



ジュンコ先生は言う。
「さぁ、今の実験で、
『なぜ、カウントを軽視してはいけないか』が、
分かったと思うわ」



すると、カナちゃんが手を上げ
「そのカウントを聴きながら
踊っている人の

ダンスに影響を与える

からです」




「OK!そのとおり!
ソレを知っているから、
私がレッスン中、
みんなのダンスに対しカウントを言うとき、
色々なことに気配りをしているのよ」

「特に、

スロー・フォックストロットは、

カウントの言い方で、

ものすごくダンスが変わってくる
わ。

スローとクィックのタイミングの取り方が
難しいから
ね」

「ということで、
カウント・プラクティスを紹介するわね。
私がレッスン中、
みんなのダンスに対しカウントを言うとき、
気をつけていることを、まとめたものよ」


サークルで指導している平田さんの目が光った。
「いやぁ、ありがたい!
ソレは参考になります」



次回、紹介だよ。



      続く 第783話へ



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