初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス
町外れのとあるカフェ。
社交ダンス愛好家の女性数人が 、
“ダンス談義”で盛り上がっている。
途中から、
最近急に上手くなったと評判のA子に話題が移り…
B美
「A子さん、サークル、替えたんだって?」
A子
「ええ、もう(替えて)半年経つけどね。
そういえば、ソコに行き始めてからよ、
みんなから『上手になったね』なんて、
褒めてもらえるようになったのは」
C子
「そう!動きがすごくナチュラルになってきた。
ねぇ、(ダンスが上手くなってきた)
自覚は、あるの?」
A子
「ウーン、ソレが自分では、
まだよくわからないの。
でも、音楽に自信が出てきたようには思うわ」
B美
「ソレはカウントを外さなくなってきた、
とか言うこと?」
A子
「ううん、その反対(笑)
外れてるかどうかが、
あまり気にならなくなってきたのよ。
今のサークル、
レッスン中に
すっごくいい音楽ばかりかけてくれるから、
楽しんで聴きながら踊っているうちに、
カウントのことは
あんまり気にならなくなってきたの。
そうしたらね、
余計に良く音楽が聴こえるようになってきて…」
C子
「へぇ、うちのサークルは
音楽なんてほとんどかけないわよ。
もっぱら、
先生のカウントに合わせて、が多いわ」
B美
「うちも。
今、スローフォックストロットやってるんだけど、
カウントに合わせて、
ステップをなぞるのに必死。
一応音楽もかかるけど、
そんな良い音楽だなんて思って踊ったことがないわ」
A子
「私も、以前、通っていた
サークルはそうだったと思う。
レッスン中に音楽があんまりかからないの。
かかっていたのかもしれないけど、
どんな音楽だったのかなんて、覚えていない。
ソレ(音楽)より
いつも先生の声のカウントが中心だったわ。
でも、
その先生、大声で
『ツー・スリー・フォ-・ワン』
とかって怒鳴るから、
聞いていると余計に調子が
狂っちゃうこともあった(笑)」
D子
「ねぇ、ソレが原因だったんじゃないかしら」
A子
「え?何の原因?」
D子
「社交ダンスが上手くならない
・・・よ」
さて、ジュンコ先生の
スロー・フォックストロットの
レッスンに戻ろう。
レッスンの始めに、
全員で今回新しく習う
アマルガメーションのカウントの確認だ。
ジュンコ先生が言う。
「全員、声を出して、
カウントを言いながら踊ってみましょう」
みんな、カップルになって、
フィガーを追いながら
「スロー・クィック・クィック・・・」
と声を出しているが。
ジュンコ先生は、
その様子をニコニコしながら見守っている。
そして
アマルガメーションの最後まで行ってから、
みんなを集めてこう言った。
「ハイ。
今日は“カウントの言い方”を
練習してみましょうか」
カウントの言い方?
みんな、キョトンとしている。
「では、質問。
今、自分が発していたカウントを、
スピーカーから聴こえる音楽のように
外から聴いたとする。
それで
(自分のカウントを聴いて)
『アァ、踊りやすいな』とか、
『楽しいわ』と思える自信はあるかしら?」
ジュンコ先生の意味深な言葉に、
みんなの反応は・・・?
続く 第782話へ
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
テーマ別インデックス
町外れのとあるカフェ。
社交ダンス愛好家の女性数人が 、
“ダンス談義”で盛り上がっている。
途中から、
最近急に上手くなったと評判のA子に話題が移り…
B美
「A子さん、サークル、替えたんだって?」
A子
「ええ、もう(替えて)半年経つけどね。
そういえば、ソコに行き始めてからよ、
みんなから『上手になったね』なんて、
褒めてもらえるようになったのは」
C子
「そう!動きがすごくナチュラルになってきた。
ねぇ、(ダンスが上手くなってきた)
自覚は、あるの?」
A子
「ウーン、ソレが自分では、
まだよくわからないの。
でも、音楽に自信が出てきたようには思うわ」
B美
「ソレはカウントを外さなくなってきた、
とか言うこと?」
A子
「ううん、その反対(笑)
外れてるかどうかが、
あまり気にならなくなってきたのよ。
今のサークル、
レッスン中に
すっごくいい音楽ばかりかけてくれるから、
楽しんで聴きながら踊っているうちに、
カウントのことは
あんまり気にならなくなってきたの。
そうしたらね、
余計に良く音楽が聴こえるようになってきて…」
C子
「へぇ、うちのサークルは
音楽なんてほとんどかけないわよ。
もっぱら、
先生のカウントに合わせて、が多いわ」
B美
「うちも。
今、スローフォックストロットやってるんだけど、
カウントに合わせて、
ステップをなぞるのに必死。
一応音楽もかかるけど、
そんな良い音楽だなんて思って踊ったことがないわ」
A子
「私も、以前、通っていた
サークルはそうだったと思う。
レッスン中に音楽があんまりかからないの。
かかっていたのかもしれないけど、
どんな音楽だったのかなんて、覚えていない。
ソレ(音楽)より
いつも先生の声のカウントが中心だったわ。
でも、
その先生、大声で
『ツー・スリー・フォ-・ワン』
とかって怒鳴るから、
聞いていると余計に調子が
狂っちゃうこともあった(笑)」
D子
「ねぇ、ソレが原因だったんじゃないかしら」
A子
「え?何の原因?」
D子
「社交ダンスが上手くならない
・・・よ」
さて、ジュンコ先生の
スロー・フォックストロットの
レッスンに戻ろう。
レッスンの始めに、
全員で今回新しく習う
アマルガメーションのカウントの確認だ。
ジュンコ先生が言う。
「全員、声を出して、
カウントを言いながら踊ってみましょう」
みんな、カップルになって、
フィガーを追いながら
「スロー・クィック・クィック・・・」
と声を出しているが。
ジュンコ先生は、
その様子をニコニコしながら見守っている。
そして
アマルガメーションの最後まで行ってから、
みんなを集めてこう言った。
「ハイ。
今日は“カウントの言い方”を
練習してみましょうか」
カウントの言い方?
みんな、キョトンとしている。
「では、質問。
今、自分が発していたカウントを、
スピーカーから聴こえる音楽のように
外から聴いたとする。
それで
(自分のカウントを聴いて)
『アァ、踊りやすいな』とか、
『楽しいわ』と思える自信はあるかしら?」
ジュンコ先生の意味深な言葉に、
みんなの反応は・・・?
続く 第782話へ
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
| Home |