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前号、ジュンコ先生が、
グループレッスン中に披露した

「カラダで音楽を奏でる。

そして、

ソレを一緒に踊る相手と感じ合う」


パフォーマンスについて、
ジュンコ先生はこう語る。


ジュンコ先生
「『カラダで音楽を奏でる』と言ったって、
特殊能力の持ち主じゃないわ。
実は誰にだってできることよ、
というか、
気付いていないだけで、すでにもうやっている」



「え? ソレはどういうことですか?」


ジュンコ先生
「別に踊る、踊らないに関わらず、
人体からは“音”というか

“波”“振動”が出ているってこと。

各自、固有のね。
私、ジュンコにはジュンコの波・振動が、
QさんにはQさんの、
独自の波・振動があるのよ。
独自であるから、その波・振動を感じることで
あぁ、あなたは、ジュンコさんですね、とか、
Qさんですね、という風に識別できる。
言っていること、わかるかな?」



「ハァ。
そういう話『波動(はどう)』って
言葉で聞いたことはあります。
『この世に存在する全ての物質が
各々異なった波動を有している』って」


ジュンコ先生
「ソウ、波動とも言うわね。
でね、人体の各パーツも
独自の波動を出しているのよ。
例えば、胃には胃の波動、
右手には右手の波動、って風にね。
ダンスのステップをすると、
その一つひとつの波動にも
それなりの変化がもたらされる。
動かしている筋肉や骨などから、
“ダンス時特有の波動”が生まれるの。
ソレらが、
一緒になってきてオーケストラ状態に・・・
が、カラダが奏でる音楽の正体ね」



「当然、カラダが奏でる音楽も、
一人ひとり違うものですよね」


ジュンコ先生
「その通り!だからこそ、

社交ダンスってモノが面白いワケよ。

本当に、全員、みごとに違う。
で、実際、社交ダンスを踊るときは、
ホンモノの音楽も鳴っているでしょ。
その音楽と、
男女各自のカラダから発する
音楽の三つ巴(みつどもえ)
・・・になっちゃァダメなのよね。
(三つ巴=『三つのものが
互いに対立して入り乱れること』)
目指すは、3つの調和



「いわゆる、

ハーモニーってやつですね?」


ジュンコ先生
「そう。

自分の奏でる音楽

相手の奏でる音楽と、

実際、耳から入ってくる音楽とが

シックリくると、ずごく心地よい。

至極の調和の体験ね」



「そんな素晴らしい体験、ないです。
というより、
相手のカラダから音楽が聴こえてきて・・・
という体験もない!
また、そんなのを(相手から出てくる波動を)
感じようとしたこともなかったし」


ジュンコ先生
「次、踊る機会があったときは、
ぜひ積極的に感じようと試みて欲しい。
すると、同じ音楽が鳴っていても、
その人のカラダの中を通しさまざまに
“編曲”され、
結果生まれた色んな“音楽”を
分かち合っているいるという感覚が、
なんとなくでも分かってくるかもしれないわ。
また、実際の音楽とのギャップで
不調和を起こしている人が
どれほど多いかってこともね」

「カラダを固めて踊っている人からは、
きつくこもった音楽や非常に平坦な音楽しか感じない。
また、カラダのパーツパーツがバラバラな状態だと、
ソレこそバラバラな音楽が聴こえてくるしね。
ある部分は正常、またある部分は
異常なカラダの動きをしている人は、
不協和音が聴こえてくる・・・」



「わぁ、そんな人と踊るって、苦痛だなぁ。
でも、自分だって相手に
嫌な思いさせているかもしれませんよね、
って考えると
お互い様か・・・(笑)」


ジュンコ先生
「いいところに気がついたわね(笑)
だからこそ、各自が責任を持って、
自分のカラダから出る

音楽の調律(チューニング)

に努めないとね。
そのためには、
スロー・フォックストロットの
リズム・音楽、特にジャスはソレ(調律)に
モッテコイなの」



      続く 第780話へ



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