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エクササイズ&プラクティス集へ
ジュンコ先生のグループレッスン。
「今日は、
正しいダンス姿勢を作っていく
練習をしましょう」
正しいダンス姿勢?
みんなはキョトンとした感じだが・・・
「正しいダンス姿勢とは、
音楽というエネルギーと床からの
反作用エネルギーから作られた姿勢よ」
「その説明に入る前に、
ダンス姿勢というからには、
ダンスをする際に
もっとも好都合の姿勢なんだけど、
みんなはどういう姿勢を思い浮かべるかしら?
今までココで色々習ってきたことも参考にしながら、
考えてみて」
手をサッと上げたのはカナちゃんだ。
そして
「床にまっすぐで、肩が下で、首が伸びて、
アバラが締まって、腰が安定・・
あ、それから、
鎖骨がまっすぐで、胸が開かれて、
みたいな感じかな」
ひとつひとつ言いながら
自分のカタチを作っていくカナちゃんを見ながら
みんな、微笑んでいる。
トシ子さんが言った。
「よく覚えていらっしゃる!
それに、
カナちゃん、とてもキレイですよ」
カナちゃんは、
「やったぁ~」
と、バンザイポーズ。
とてもうれしそうだ。
「OK、ではみんなで
今カナちゃんが言ってくれた姿勢を
作ってみましょうか」
とジュンコ先生。
「首を伸ばして、肩をぐっと下ろして。
そう・・・。
ソコから、すぐにでも
スロー・フォックストロットが踊れるように、
シャドウでホールド&ポイズも作ってみましょう。
さぁ、踊ろう!って感じでね」
各自、思い思いに
シルエットを作り始めたのを見届けて、
ジュンコ先生は、
スロー・フォックストロットの授業で
定番にしているジャズ音楽をセットした。
(第762話参照)
♪♪♪♪・・・・
「みんな、どんな感じかな?
こうやって音楽をかけていると
スローを踊りたくなってくるかしら?」
とジュンコ先生。
「なんだか、踊れそうにありません」
弱気な声を発したのは、坂田さんだ。
「ムッチャ、腕がダルイです。
踊ろうという気持ちが、ナエてきました」
続いてノリタケ君が悲しそうな声をあげ、
みんなも苦笑いだ。
トシ子さんは
「カラダが固まってきて、
せっかくの音楽が聴こえなくなりますね」
カナちゃんは、
「ホントだ。
先生、さっき音楽というエネルギーから
ダンス姿勢は作るって聞いたけど、
コレ、なんだか違うみたいです。
だって、
姿勢と音楽が
別モンみたいに感じるんだもん」
と、
冷静な言葉を発したのは、
シッカリものの紀子さんだ。
「ジュンコ先生の意図するダンス姿勢は、
コレではないってことを
体験させられているんですよね?」
ジュンコ先生はうなずきながら、
「紀子さんの言う通り!
今みんなが作っている姿勢が
“カタチから入る”
ビジュアル(視覚)重視のダンス姿勢なの。
これから勉強してもらう
音楽というエネルギーと
床からの反作用エネルギーという
“内容から入る”
聴覚&触覚重視のダンス姿勢
とは似て非なるもの。
最終結果のカタチはとてもよく似ているけれど、
(姿勢を作ったときの)
体感と音楽の聴き方が全然違うわ」
と言う。
すると、少しムッとした表情の佐藤さん、
頭を高く、背筋を伸ばして、
ヒジをシッカリ張った
ホールド&ポイズを作って見せながら
「でも、先生、ふつーはみんな
こういう姿勢をやってますでしょ?
習ったとおり、お腹を締めたり、
胸を開いたり、
いっぱいがんばって作ってるわけで・・」
ジュンコ先生は言う。
「ソウね。
そのがんばって作っている姿勢が
“悪い”というのではなく、
もっと楽で、それなのに、
ダンスを踊るに機能的な
“さらに良いダンス姿勢がある”
ってことよ」
「そんな姿勢を、
音楽と床からのエネルギーから
作っていくというのですか?
一体、どういう??」
佐藤さんはまだ解せないようだ。
「OK。では、
みんなで具体的に作っていきましょう」
続く 第775話へ
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音楽というエネルギーと床からの
反作用エネルギーから作られた姿勢よ」
「その説明に入る前に、
ダンス姿勢というからには、
ダンスをする際に
もっとも好都合の姿勢なんだけど、
みんなはどういう姿勢を思い浮かべるかしら?
今までココで色々習ってきたことも参考にしながら、
考えてみて」
手をサッと上げたのはカナちゃんだ。
そして
「床にまっすぐで、肩が下で、首が伸びて、
アバラが締まって、腰が安定・・
あ、それから、
鎖骨がまっすぐで、胸が開かれて、
みたいな感じかな」
ひとつひとつ言いながら
自分のカタチを作っていくカナちゃんを見ながら
みんな、微笑んでいる。
トシ子さんが言った。
「よく覚えていらっしゃる!
それに、
カナちゃん、とてもキレイですよ」
カナちゃんは、
「やったぁ~」
と、バンザイポーズ。
とてもうれしそうだ。
「OK、ではみんなで
今カナちゃんが言ってくれた姿勢を
作ってみましょうか」
とジュンコ先生。
「首を伸ばして、肩をぐっと下ろして。
そう・・・。
ソコから、すぐにでも
スロー・フォックストロットが踊れるように、
シャドウでホールド&ポイズも作ってみましょう。
さぁ、踊ろう!って感じでね」
各自、思い思いに
シルエットを作り始めたのを見届けて、
ジュンコ先生は、
スロー・フォックストロットの授業で
定番にしているジャズ音楽をセットした。
(第762話参照)
♪♪♪♪・・・・
「みんな、どんな感じかな?
こうやって音楽をかけていると
スローを踊りたくなってくるかしら?」
とジュンコ先生。
「なんだか、踊れそうにありません」
弱気な声を発したのは、坂田さんだ。
「ムッチャ、腕がダルイです。
踊ろうという気持ちが、ナエてきました」
続いてノリタケ君が悲しそうな声をあげ、
みんなも苦笑いだ。
トシ子さんは
「カラダが固まってきて、
せっかくの音楽が聴こえなくなりますね」
カナちゃんは、
「ホントだ。
先生、さっき音楽というエネルギーから
ダンス姿勢は作るって聞いたけど、
コレ、なんだか違うみたいです。
だって、
姿勢と音楽が
別モンみたいに感じるんだもん」
と、
冷静な言葉を発したのは、
シッカリものの紀子さんだ。
「ジュンコ先生の意図するダンス姿勢は、
コレではないってことを
体験させられているんですよね?」
ジュンコ先生はうなずきながら、
「紀子さんの言う通り!
今みんなが作っている姿勢が
“カタチから入る”
ビジュアル(視覚)重視のダンス姿勢なの。
これから勉強してもらう
音楽というエネルギーと
床からの反作用エネルギーという
“内容から入る”
聴覚&触覚重視のダンス姿勢
とは似て非なるもの。
最終結果のカタチはとてもよく似ているけれど、
(姿勢を作ったときの)
体感と音楽の聴き方が全然違うわ」
と言う。
すると、少しムッとした表情の佐藤さん、
頭を高く、背筋を伸ばして、
ヒジをシッカリ張った
ホールド&ポイズを作って見せながら
「でも、先生、ふつーはみんな
こういう姿勢をやってますでしょ?
習ったとおり、お腹を締めたり、
胸を開いたり、
いっぱいがんばって作ってるわけで・・」
ジュンコ先生は言う。
「ソウね。
そのがんばって作っている姿勢が
“悪い”というのではなく、
もっと楽で、それなのに、
ダンスを踊るに機能的な
“さらに良いダンス姿勢がある”
ってことよ」
「そんな姿勢を、
音楽と床からのエネルギーから
作っていくというのですか?
一体、どういう??」
佐藤さんはまだ解せないようだ。
「OK。では、
みんなで具体的に作っていきましょう」
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