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例えばあなたが、
とあるダンスパーティ会場に到着、
ザザット様子を見渡すや
「アラ、あの人、上手だわ」
と思う人ってどんな人だろう?
キレイに、または、美しく、
あるいは、カッコ良く、
切れ味良く、はつらつと、小粋に、艶やかに・・
踊っている人のことを言うだろうね。

このときあなたは、

視覚で判断したわけ。

「そりゃそうさ、
だってまだ誰とも踊ってないんだもの。
ダンスは本当に上手いかどうか、
一緒に踊ってみないとわかんないさ」
って言うかもしれないけどね、
ダンスの世界の判断基準は、色んな意味で、

視覚優先だ。

というか、

視覚ってモノに頼っていると言える。

ソレを証拠に
競技会は当然 “視覚で判断”される。
プロ教師試験もそう。
実技試験はあるものの、
試験官と受験生が踊ってみて
合否を決定するものではなく、
方向やフットワークの正確or不正確を
試験官に“見てもらう”ものだ。
それに、
コーチャーのレッスンも
“目に見える気になるところ”
を注意されることが多いよね。

練習の時だってそう。
例えば、
鏡の前でホールド・ポイズを作るときも、
視覚によるチェックをするだろう。
ヒジの高さは左右対称か?
頭は高くアルか?
まっすぐ立っているか?
また、ラテンのボディ・アクションや、
アーム・アクションの練習の時も、
鏡の前で目を使って確認、するでしょ?
自分たちのダンスシーンを、
ビデオでチェックすることだってあるハズだ。

「自分のダンスは一体

どう見えるだろうか?」


を、全く気にしない人はいないだろうしね。
しかしながら、ハッキリ言おう。

視覚優先のダンス・・・コレは絶対に、

ある意味で「上手くはならない」
なぜなら、

ダンスにおいて真に大切なモノは、

(テクニックを含む)

目には見えないからだ。

そして、
ダンスの実践においては、
視覚が重要ではなく、
一緒に踊る相手とどう関係するか?は、

触覚が、音楽とどう関係するか?は、
(第757話参照)

聴覚が、グンと重要なモノになるからなんだ。

で、このたびのテーマ、

ダンス姿勢といった、

メッチャ見た目が大切でしょ!? 
みたいなモノでさえ、
イヤ、最終的には、見た目が大切なモノだからこそ、
形成過程では
視覚に頼らず、触覚・聴覚シフトにしないと、

社交ダンスの最大のテーマ

“音楽に乗って相手と一緒に踊る”


がどこまで言っても
アン・ナチュラルなモノになってしまうんだな。
そうなれば、
ダンス姿勢も、ある水準以上は美しくならない。
社交ダンスである限り、
相手・音楽と関係ないところで、
作ってしまったカタチは、
(視覚優先だとどうしてもそうなってしまうものだ)
どれほどがんばってキレイに作ったつもりでも、
やはり、
どこか不自然さが残ってしまうからなんだ。

しかし、
触覚・聴覚シフトのダンス姿勢って、
具体的にどうやって作ったらいいの!?

次回、グループレッスンのメンバーたちと一緒に
音楽というエネルギーと床からの
反作用エネルギーから
ダンス姿勢を作っていく“練習”だ!

(第771話参照)



      続く 第774話へ



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