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チョット中休み エッセイvol.16
カラダの中の空間は
上半身の動きから生まれる
~ベーシック・ルンバ講習④~
クリパ・ルンバ講習、
今回のテーマ
「相手と作る空間を楽しもう」
の見せ場でもある
③ 3つの空間(空気感)を意識し、
ポジショニングする
各自の内部空間と、
二人で閉じ込めた空間と、
周りの空間
各自の内部空間が多彩だと、
よりさまざまな空間ができる
の解説だ。
私は、近くにいた男性(実はヒデ君でした♥)と
模範用クローズホールドをして見せながら、
みんなにこう言った。
「“各自の内部空間”とは私と今組んでいる相手、
それぞれのカラダの中で作り出される空間のことよ。
これについては、後で詳しく説明するわね。
次、“二人で閉じ込めた空間”とは、
二人のホールドの内側にできている空間のこと。
腕で作った囲い(かこい)の中、
おへそや胸が向かい合い、
エネルギーを大切に閉じ込めているわ。
でも、この空間だけを感じて踊ると、
こもり過ぎて、カラダ、
特に腕に無駄な力が入りやすい。
だから、次のポジションへ移る際の対応も遅れる。
それで重要なのが、
“周りの空間”を感じること。
これは、二人のホールドの外側。
ホールドの内側を感じると同時に
ホールドの外側も感じているってこと。
言い換えれば、
お腹を感じるとともに背中も感じるということね。
そう、両空間をモア~ッって感じで、意識している。
そうすると、ホラ、私たちの存在から
空気感が出てきたでしょ?」
次に私は、悪い例として
背筋をぐっと伸ばし、ヒジをピシッと張り・・
カタチだけのクローズホールドをしてみせる。
「これでは、
3つの空間を全く意識していない。
どう?
さっきの3つの空間を意識したときと比べると、
とても差があるでしょ」
見ているみんなから、
「ホントだ!!」との反応。
3つの空間を意識したときは、
ソレによって生まれる空気感により、
存在が大きく見えただろう。
ソレに比べ、カタチだけのクローズホールドの時は、
意外や“小さく”もっと言えば、
リキンでいるために“滑稽に”見えたかもしれない。
私は続いて
“各自の内部空間”
って何だろう?って話に進めた。
実は3つの空間のうち、
チョイ解釈が難しいが、最も重要なのがコレ。
もし、コレ(各自の内部空間)が低いレベルで
上手くできていないにもかかわらず、
あとの2つの空間
(二人で閉じ込めた空間と、周りの空間)
を作ろうとする。
しかし、無理に作ろうとすればするほどに、
オカシーなことになっちゃうんだ。
例えば、シッカリとカラダを固めて、
クローズホールドをしてみて欲しい。
コレが“各自の内部空間”がない状態、
つまり、上手くできていない状態なんだけど、
そのまんまで、
ホールドの内側と外側の空間を作ろうとすれば、
ね、二つの空間がホールドで
キッパリ隔てられた感じになっちゃうでしょ?
そう、二つの空間が、
肉体という壁によって分けられてしまうんだ。
ってことで、
誤解のないようにあらためて説明しておこう。
“各自の内部空間”とは、
男女それぞれが
自分の動きから作り出す
カラダの中の空間ってこと。
ソレは、
呼吸筋などのインナーマッスルの動きでアリ、
アバラの骨の動きでもあり、
骨盤の動きであり・・
カラダの中のいろんなパーツの動き、
ソレに伴う変化があって、
初めて生まれる
空間なんだ。
そう、じっと立っているときでさえ、
カラダの中では動きを伴っているものなんだよ。
じっとしていてもソウなんだから、
踊り始めたら、
インナーマッスル&アウターマッスル総動員で生み出す
もっともっと、多彩な空間が生まれるはずだよね?
私は先ほどの男性ともう一度組み、
クローズホールドして、
ベーシック・ムーブメントを踊って見せた。
「自らのカラダから多彩な空間を生み出すために、
もっと自由に
特に上半身を動かしてみて欲しいの」
ラテンダンスにおける最大のNGは、
下半身の動き
(ヒップアクション・レッグアクションなど)
に関しては、
結構みんな、勉強をつみ、
練習しているにもかかわらず、
上半身の動きが
ソレ(下半身の動き)に伴っていない
ってことだ。
腕の動き(アームアクション)
肩の動き(ショルダーアクション)
アバラの動き(リブアクション)
これらのために必須である
肩甲骨・鎖骨・胸骨の動きの訓練
が、されていないんだよね。
だから、下半身と釣合わない
で、
正しいポジションや、
二人の空間形成ができないんだ。
なぜなら、
それらは、主に
上半身と下半身の動きの連動から
生まれるものだから。
さて、私は
チェック ・ フロム ・ オープン ・ CPP
チェック ・ フロム ・ オープン ・ PP や
ハンド ・ トゥ ・ ハンド
を踊りながら、
肩甲骨・鎖骨・腕・指先から生み出される
ダイナミックな動きをみんなに確認してもらう。
「ココまで、動いていいのよ。
カラダが、
細分化できればできるほどに、
たくさんの
空間が生まれ、
ダンスは彩られていく。
でも、カラダのデザインどおりに
動くことができるようになれば
グシャグシャ、
メチャクチャに見えないでしょう?」
みんなにもマネをさせ、
思い切り踊らせることに。
「胸から腕を使って。手を大きく広げて」
「周りの空気を動かして」
「カラダを使って!
もっとグニャグニャで良いからね」
ハイな、みんなの踊りが
ドンドン自由に大きくなっていくよ。
会場内の空気は大きくかき回され、熱気に包まれた。
その後、1カップルづつ、
ミニデモを披露。
ヒデ君談
「みんな、結構、上手いヤン!!
見ごたえあったよなぁ」
大成功!
続く 第761話へ
いつも 応援クリック ありがとうございます。
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カラダの中の空間は
上半身の動きから生まれる
~ベーシック・ルンバ講習④~
クリパ・ルンバ講習、
今回のテーマ
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の見せ場でもある
③ 3つの空間(空気感)を意識し、
ポジショニングする
各自の内部空間と、
二人で閉じ込めた空間と、
周りの空間
各自の内部空間が多彩だと、
よりさまざまな空間ができる
の解説だ。
私は、近くにいた男性(実はヒデ君でした♥)と
模範用クローズホールドをして見せながら、
みんなにこう言った。
「“各自の内部空間”とは私と今組んでいる相手、
それぞれのカラダの中で作り出される空間のことよ。
これについては、後で詳しく説明するわね。
次、“二人で閉じ込めた空間”とは、
二人のホールドの内側にできている空間のこと。
腕で作った囲い(かこい)の中、
おへそや胸が向かい合い、
エネルギーを大切に閉じ込めているわ。
でも、この空間だけを感じて踊ると、
こもり過ぎて、カラダ、
特に腕に無駄な力が入りやすい。
だから、次のポジションへ移る際の対応も遅れる。
それで重要なのが、
“周りの空間”を感じること。
これは、二人のホールドの外側。
ホールドの内側を感じると同時に
ホールドの外側も感じているってこと。
言い換えれば、
お腹を感じるとともに背中も感じるということね。
そう、両空間をモア~ッって感じで、意識している。
そうすると、ホラ、私たちの存在から
空気感が出てきたでしょ?」
次に私は、悪い例として
背筋をぐっと伸ばし、ヒジをピシッと張り・・
カタチだけのクローズホールドをしてみせる。
「これでは、
3つの空間を全く意識していない。
どう?
さっきの3つの空間を意識したときと比べると、
とても差があるでしょ」
見ているみんなから、
「ホントだ!!」との反応。
3つの空間を意識したときは、
ソレによって生まれる空気感により、
存在が大きく見えただろう。
ソレに比べ、カタチだけのクローズホールドの時は、
意外や“小さく”もっと言えば、
リキンでいるために“滑稽に”見えたかもしれない。
私は続いて
“各自の内部空間”
って何だろう?って話に進めた。
実は3つの空間のうち、
チョイ解釈が難しいが、最も重要なのがコレ。
もし、コレ(各自の内部空間)が低いレベルで
上手くできていないにもかかわらず、
あとの2つの空間
(二人で閉じ込めた空間と、周りの空間)
を作ろうとする。
しかし、無理に作ろうとすればするほどに、
オカシーなことになっちゃうんだ。
例えば、シッカリとカラダを固めて、
クローズホールドをしてみて欲しい。
コレが“各自の内部空間”がない状態、
つまり、上手くできていない状態なんだけど、
そのまんまで、
ホールドの内側と外側の空間を作ろうとすれば、
ね、二つの空間がホールドで
キッパリ隔てられた感じになっちゃうでしょ?
そう、二つの空間が、
肉体という壁によって分けられてしまうんだ。
ってことで、
誤解のないようにあらためて説明しておこう。
“各自の内部空間”とは、
男女それぞれが
自分の動きから作り出す
カラダの中の空間ってこと。
ソレは、
呼吸筋などのインナーマッスルの動きでアリ、
アバラの骨の動きでもあり、
骨盤の動きであり・・
カラダの中のいろんなパーツの動き、
ソレに伴う変化があって、
初めて生まれる
空間なんだ。
そう、じっと立っているときでさえ、
カラダの中では動きを伴っているものなんだよ。
じっとしていてもソウなんだから、
踊り始めたら、
インナーマッスル&アウターマッスル総動員で生み出す
もっともっと、多彩な空間が生まれるはずだよね?
私は先ほどの男性ともう一度組み、
クローズホールドして、
ベーシック・ムーブメントを踊って見せた。
「自らのカラダから多彩な空間を生み出すために、
もっと自由に
特に上半身を動かしてみて欲しいの」
ラテンダンスにおける最大のNGは、
下半身の動き
(ヒップアクション・レッグアクションなど)
に関しては、
結構みんな、勉強をつみ、
練習しているにもかかわらず、
上半身の動きが
ソレ(下半身の動き)に伴っていない
ってことだ。
腕の動き(アームアクション)
肩の動き(ショルダーアクション)
アバラの動き(リブアクション)
これらのために必須である
肩甲骨・鎖骨・胸骨の動きの訓練
が、されていないんだよね。
だから、下半身と釣合わない
で、
正しいポジションや、
二人の空間形成ができないんだ。
なぜなら、
それらは、主に
上半身と下半身の動きの連動から
生まれるものだから。
さて、私は
チェック ・ フロム ・ オープン ・ CPP
チェック ・ フロム ・ オープン ・ PP や
ハンド ・ トゥ ・ ハンド
を踊りながら、
肩甲骨・鎖骨・腕・指先から生み出される
ダイナミックな動きをみんなに確認してもらう。
「ココまで、動いていいのよ。
カラダが、
細分化できればできるほどに、
たくさんの
空間が生まれ、
ダンスは彩られていく。
でも、カラダのデザインどおりに
動くことができるようになれば
グシャグシャ、
メチャクチャに見えないでしょう?」
みんなにもマネをさせ、
思い切り踊らせることに。
「胸から腕を使って。手を大きく広げて」
「周りの空気を動かして」
「カラダを使って!
もっとグニャグニャで良いからね」
ハイな、みんなの踊りが
ドンドン自由に大きくなっていくよ。
会場内の空気は大きくかき回され、熱気に包まれた。
その後、1カップルづつ、
ミニデモを披露。
ヒデ君談
「みんな、結構、上手いヤン!!
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