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特別シリーズ 
社交ダンスが教えてくれたこと 人間美学そして哲学vol.7 

ベスト1 大腰筋の重要性

最高のコーチャーは自分自身!? ⑧


社交ダンサー的

インナー(内部)コーチャーの

優先順位

ねぇ、ドレに注目!?



問2は、

筋肉の注目度、優先順位だ。

栄えあるベスト1は・・・・

ジャーン で・ま・し・た
究極のダンサー筋肉 

大腰筋だぁ!!

読者の皆さん、正解だったかな?

大腰筋に関しては、
このブログの中でも何度も取り上げた・・・
ソウ、登場回数が最も多い筋肉だと思うんだ。

“みぞおちから脚”

※実際に大腰筋のついている部位は、
みぞおちよりやや下だけど、
コレは通称というか、
感覚的に“みぞおちから”
というほうがGOODなための表現


は、ちまたのダンス愛好家の間でも
“今や、常識!”となりつつある!?ほどに
メジャーな筋肉かもね。
しかし!! 
実際のダンス・パフォーマンスの際、
「大腰筋、ホンマにちゃんと使ってマス」
って、意外や非常に難しいことなんだよな。
なぜって、普段使い慣れた“脚・足”がアルから。

それに全く頼らずして、

大腰筋操作で歩いたり、走ったり、
そしてステップを踏んだり・・っていうシフトに
カラダ自体がナカナカならないんだ。
どーしても、気がついたら
本体の“脚・足”を使っちゃってるってワケ。
それに、
“脚・足”からアクションを起こしても、
カラダの中ではつながっている
大腰筋も結果動くから、
大腰筋と脚、どっちから先に動いたのか?
が分かりにくいときている。
だから、
本人は“みぞおちから脚”のつもりでも、
実はそーではないことが多いんだ。
でも、
だからこそ、注目したいというか、
注目しなきゃならない筋肉ではあるのだが、
それにしても数ある重要マッスルの中から、
なぜ大腰筋がベスト1に選ばれたのかって、
もちろん他にも
もっともな理由があるワケでして
・・・それは、
ダンス・パフォーマンスの際の
さまざまなアクシデントが

正しく大腰筋操作が

なされていないから


なんだ。
言い換えれば、
正しく大腰筋操作がなされようになれば、

ダンス・パフォーマンスの難しさが

かなり軽減できる
ってこと。

それほどに、ダンスってもんと
大腰筋とのかかわりは深いってことだわね。
まぁ、ステップは、
最終的には脚・足でヤルものだからね。
 
下記に、

大腰筋の主な役割をまとめてみたよ。


1. 「みぞおちから脚」状態に

足の操作を足自体から行わず、
カラダの中からできるようになる

→足をカラダの下に足を置きながらも、
スムーズかつ活発に動きを止めず
後退し続けることが可能に。
しかも、1歩1歩しっかり立つ感覚も
持つことができる。

足がカラダの中に吊り上げられ、
ブラブラぶら下がっている
感覚をつかむことができる

→足がリキまないですむ。

歩幅が出せるようになる
→たとえ小柄な方でも
無理なく距離が出せるようになる。


2. ヒップアップ操作をする

正しい前傾バランスを保てることができる
→ダンスの大敵、バックバランスを防ぐことができる
またヒップの位置などを見た目で判断しなくなり、
自分の、骨盤の傾きに迷いがなくなる。


3. カラダの中心から操作する

あらゆる足の操作をカラダの内側から行い、
外側の筋肉と連動できるようになる

→ヒザを伸ばす・曲げる・
爪先立ち・回転・・脚&足のアクション全般が、
自然で楽なモノになる。


4. 重心移動を操作する

重心移動が不可思議・神秘的・
とらえどころのないものではなくなり、
実感となる

→前進・後退ともに重心移動が
意識的操作できるようになる。

“相手の向こう”“立てない領域”で
踊れるようになってくる

→床をしっかり捉えたまま、
重心を先に動かせる実感が持てるようになる。
実体としての足の置き場とボディの置き場に
距離感を生むことが可能になる。

動きに自分の重みを活用できるようになる
→ダンスの重心移動は、
何もスタート時だけではない。
踊っている間中のテーマだ。
自分の重みを最大限に利用した
ダンスパフォ-マンスが継続的にできるようになる。
つまり、止まらず動き続けることが可能に。


5. 二律背反感覚を

手に入れられるようにする


カラダの中に常に相反する力を
保つことができるようになる

→カラダの中でつりあいの
“計算”ができるようになるため、
バランスが良くなる。
“やりすぎ”“突っ込み”“倒れこみ”
の防止になる。
また反対に、
思い切り“立てないバランス”にまで
踏み込んで踊れるようにもなってくる。

カラダでタイミングが取れるようになる
→カウントを足で区切って踊らなくなる。
常に、カラダの動きに中にタイミングが
存在している実感が持てるようになってくる。

③ 独特の浮遊感・透明感のある動きになる
→カラダの奥から沸いてくるような運動になるため、
動きが透明感のアル美しいモノとなる。
カラダの中でのバランスが取れることで
浮遊感(床から浮いたような、
床の上ですべるような)がでてくる。



      続く 第739話へ



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