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エクササイズ&プラクティス集へ
さぁて、前号のまとめから
スイングダンスのスタート時の
身体操作について
スロー・フォックストロットの中で
見ていきましょうとジュンコ先生。
なぜなら、
スタート時、大切なのは、
「もっと普通に歩き出すこと」
で、
スローは歩くのが基本だから。
もっとも、
「普通に歩き出すからと言って
何にもしていないというわけではなく」
重心移動を
カラダの中から始めている!?
と言うことなのだが。
平田さんが声を上げた。
「以前、
重心については習いましたな
(第472・473話参照)
そして、
重心移動によるスタートの話も。
(第474話参照)
いやぁ、アレは正直、
難しくてまだ実践にいたっていませんな」
と、和夫も心の中でこんな風に思っていた。
「確か、
大腰筋の操作による
正しい重心移動
って話だったよな。
足元は床を捉えたまま、
ボディは前進を開始する。
つまり背筋をグッと前に運ぶ。
すると大腰筋が伸ばされる。
大腰筋の伸長力が強まり
重心はさらに前に
移動することができるって感じの。
すごく大切な内容だろうとは思ったんだけど、
イマイチ、感覚的に分からなかったんだ。
また、習えるとはラッキーだぞ。
今度はモノにしないと・・・」
ジュンコ先生は言った。
「スムーズな重心移動は、
ダンスの大きなテーマね。
スタートはその最たるもので、
スムーズな重心移動がキーを握っているわ。
(スタートに関しては)
多様なアドバイスはあるけれど、
『重心移動はカラダの内側から始まっている』
ということを、
実感として捉えることが最も大切ね。
それは、
重力方向から生まれる
普遍的・根本的な実感よ。
その操作には
アル筋肉が大きく関わっている・・・
(その筋肉について)覚えているかな?」
和夫が答えた。
「ハイ!
大腰筋ですよね」
「その通り」
すると再び平田さんが声を上げた。
「以前習った、
大腰筋操作でスタートを切ろうとすると
(第474話参照)
上(うえ)から突っ込んでいく?
倒れこんでいく?
と言う感じがするんですが、
それで正解ですかな?」
ジュンコ先生は問う。
「上(うえ)って、
具体的にドコのことかしら?」
「ええと、上半身ですな。
イヤ、
“胸”ですかな」
平田さんは
スタートを実際にやってみながら答えている。
「それで、バランスが取れていればOK。
正しいスタートよ」
ジュンコ先生は続ける。
「バランスが取れていればというのは、
カラダの中で、
床へのプレス感・・・
コレは自分の体重の位置によるものだから
真下に働く力。
大腰筋の伸長感・・・
足元を動かしていないまま、
前進を開始したため、
背骨~骨盤・大腿骨がグィって伸びる、
前方にかかる力。
の2方向の力バランスのコトよ。
これらのバランスが取れていれば、
スタートを切るとき、
胸から突っ込んでいくような、
倒れこんでいくような感じでOK。
実際にこけることはないわ。
むしろ、
そのくらいのカラダの勢いがないと、
女性に伝わらないし、
怖くなってやっぱり脚から
出てしまうでしょうね」
平田さんは、実際にやってみながら
「確かにバランスがとれると、
先生の良くおっしゃる、
二律背反(にりつはいはん)感覚
がありますわな。
(第71話参照)
出て行こうとした分、
引き戻されるような・・・」
坂田さんは???な
表情でこのやり取りを聞いている。
と、和夫が質問だ。
「以前習ったのは、
背筋をグッと前に運ぶ。
すると大腰筋が伸ばされる
と言うことで、
大腰筋操作は、
背筋で捉えていたのですが、
今の話だと、
胸の操作のように聞こえるのですが」
ジュンコ先生は微笑みながら
「いいところに気がついたわね。
確かに
大腰筋は背筋(背骨)にくっついているわ。
だから、
背筋の操作のほうが良いみたいなんだけど、
なぜ、胸と言ったのか。
ソレは・・・
ホラ思い出して、あの骨の存在を」
しばらく考えていた和夫が声を上げた。
「あ、胸骨!」
(第695話参照)
「そうよ。
実は、
スイングダンスのスタート時の
身体操作に胸骨は
大きな役割を果たしているの」
で、ジュンコ先生は続ける。
「でも実はね、
胸骨以外に後もう一つアルのよ。
ソレの連動で、
重心移動はとってもスムーズになるわ」
さてソレって、一体何??
続く 第720話へ
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見ていきましょうとジュンコ先生。
なぜなら、
スタート時、大切なのは、
「もっと普通に歩き出すこと」
で、
スローは歩くのが基本だから。
もっとも、
「普通に歩き出すからと言って
何にもしていないというわけではなく」
重心移動を
カラダの中から始めている!?
と言うことなのだが。
平田さんが声を上げた。
「以前、
重心については習いましたな
(第472・473話参照)
そして、
重心移動によるスタートの話も。
(第474話参照)
いやぁ、アレは正直、
難しくてまだ実践にいたっていませんな」
と、和夫も心の中でこんな風に思っていた。
「確か、
大腰筋の操作による
正しい重心移動
って話だったよな。
足元は床を捉えたまま、
ボディは前進を開始する。
つまり背筋をグッと前に運ぶ。
すると大腰筋が伸ばされる。
大腰筋の伸長力が強まり
重心はさらに前に
移動することができるって感じの。
すごく大切な内容だろうとは思ったんだけど、
イマイチ、感覚的に分からなかったんだ。
また、習えるとはラッキーだぞ。
今度はモノにしないと・・・」
ジュンコ先生は言った。
「スムーズな重心移動は、
ダンスの大きなテーマね。
スタートはその最たるもので、
スムーズな重心移動がキーを握っているわ。
(スタートに関しては)
多様なアドバイスはあるけれど、
『重心移動はカラダの内側から始まっている』
ということを、
実感として捉えることが最も大切ね。
それは、
重力方向から生まれる
普遍的・根本的な実感よ。
その操作には
アル筋肉が大きく関わっている・・・
(その筋肉について)覚えているかな?」
和夫が答えた。
「ハイ!
大腰筋ですよね」
「その通り」
すると再び平田さんが声を上げた。
「以前習った、
大腰筋操作でスタートを切ろうとすると
(第474話参照)
上(うえ)から突っ込んでいく?
倒れこんでいく?
と言う感じがするんですが、
それで正解ですかな?」
ジュンコ先生は問う。
「上(うえ)って、
具体的にドコのことかしら?」
「ええと、上半身ですな。
イヤ、
“胸”ですかな」
平田さんは
スタートを実際にやってみながら答えている。
「それで、バランスが取れていればOK。
正しいスタートよ」
ジュンコ先生は続ける。
「バランスが取れていればというのは、
カラダの中で、
床へのプレス感・・・
コレは自分の体重の位置によるものだから
真下に働く力。
大腰筋の伸長感・・・
足元を動かしていないまま、
前進を開始したため、
背骨~骨盤・大腿骨がグィって伸びる、
前方にかかる力。
の2方向の力バランスのコトよ。
これらのバランスが取れていれば、
スタートを切るとき、
胸から突っ込んでいくような、
倒れこんでいくような感じでOK。
実際にこけることはないわ。
むしろ、
そのくらいのカラダの勢いがないと、
女性に伝わらないし、
怖くなってやっぱり脚から
出てしまうでしょうね」
平田さんは、実際にやってみながら
「確かにバランスがとれると、
先生の良くおっしゃる、
二律背反(にりつはいはん)感覚
がありますわな。
(第71話参照)
出て行こうとした分、
引き戻されるような・・・」
坂田さんは???な
表情でこのやり取りを聞いている。
と、和夫が質問だ。
「以前習ったのは、
背筋をグッと前に運ぶ。
すると大腰筋が伸ばされる
と言うことで、
大腰筋操作は、
背筋で捉えていたのですが、
今の話だと、
胸の操作のように聞こえるのですが」
ジュンコ先生は微笑みながら
「いいところに気がついたわね。
確かに
大腰筋は背筋(背骨)にくっついているわ。
だから、
背筋の操作のほうが良いみたいなんだけど、
なぜ、胸と言ったのか。
ソレは・・・
ホラ思い出して、あの骨の存在を」
しばらく考えていた和夫が声を上げた。
「あ、胸骨!」
(第695話参照)
「そうよ。
実は、
スイングダンスのスタート時の
身体操作に胸骨は
大きな役割を果たしているの」
で、ジュンコ先生は続ける。
「でも実はね、
胸骨以外に後もう一つアルのよ。
ソレの連動で、
重心移動はとってもスムーズになるわ」
さてソレって、一体何??
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