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エクササイズ&プラクティス集へ
オレ、ダンス4年目。
今、スロー・フォックストロットを
習っているんだけど、
いやぁ、アソコがメッチャ難しくてねぇ。
ヤレばやるほど、わかんなくなってきて・・・
え、ドコの話かって?
踊り始め、スタートですよ。
コレは特に、
スロー・フォックストロットに
限ったことではないんだけれど。
そう、ワルツの時も難しかったモンな。
踊り始めって、
相手によってもスゴク差が出る
ってわかってきたよ。
特にスロー・フォックストロットは、
前の女性が上手くスタートしてくれたら、
オレたち男性はすごくやりやすい。
でも、勝手に踊り始められてもイヤだよね。
だから、もっと男性として
シッカリとしたスタートのリードが
できるようになりたいんだ。
コーチャーからは
いろいろアドバイスを受けてはいるよ。
「サポーティング・フットで送り出して」
とか
「バック・スイングを呼び込んで」
とか
「床をプレスして」
とか
「カラダの中のバランスの崩れを感じて」
とか
「目の前にいる女性に先に行ってもらうように」
なんていう
精神論(?)まで飛び出してくるけど、
どれもイマイチピンとこない。
というか、
どれも正解のようだけど、
コレ!という
絶対的なモノがつかめていないって感じなんだ。
ソウソウ、最近は、
(コーチャーから)こんなことを言われたぞ。
「ネクタイをもっと
前に出していくように」
意味不明だったんだけど、
言われたとおりに
“ネクタイを前に”ってイメージしながら
スタートを切ろうとしたら、
前の女性から
「すごく良い感じよ」とほめれれた。
どーいうことなんだ?
さて、ジュンコ先生の
スロー・フォックストロットの
レクチャーシーンに入ろう。
ここでも、
スタートについて生徒さんから質問が。
質問の主は、
最近スローがすこし楽しくなってきたという、
坂田さんだ。
「(スタート時)前の女性を
上手くリードできません。
それで、スイングをかけて
ワルツで習ったように
テイク・バックをするようにしたら、
(第175話参照)
相手に伝わるようにはなったんですが、
カラダが崩れてしまう
どのようにしたら良いのか
わからなくなってきました」
ジュンコ先生は、
坂田さんに指示を出した。
「いつもやっているように
踊ってみてくれるかな?」
坂田さんはそばにいたカナちゃんと組んで
スタートをやって見せたのだが、
確かにモーションが大きく、
カラダが崩れている。
スイングをかけようとか、
テイク・バックしようなど
ナニカをやろうやろうとして、
かえっておかしくなっているようにも見える。
ジュンコ先生は、
ニコニコしながら言った。
「カナちゃんはどう感じたかな?
坂田さんのスタート」
するとカナちゃん
「ウーン、(坂田さんが)
いつ出て来るのかよくわかんないです。
いきなりドンって来る感じで」
と言う。
坂田さんは
「え? いきなりって・・・
そんなつもりは全然ないのに」
と言う表情だ。
ジュンコ先生は言った。
「もっと普通に歩き出しなさい
スローは歩くのが基本ですから。
そのほうが女性に伝わりますよ、
と言ったら、さぁどうかな?」
坂田さんは???な顔つきだ。
ジュンコ先生は続ける。
「もちろん、
普通に歩き出すからと言って
何にもしていないというわけではないわ」
「重心移動ってものの難しさね。
それってカラダの中から始めないと、
何やってもおかしくなるわよ」
そしてみんなの方に向き直って、
「ではこの際だから、
スイングダンスのスタート時の
身体操作について、
詳しく見ていきましょうか」
次回へ
続く 第719話へ
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今、スロー・フォックストロットを
習っているんだけど、
いやぁ、アソコがメッチャ難しくてねぇ。
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え、ドコの話かって?
踊り始め、スタートですよ。
コレは特に、
スロー・フォックストロットに
限ったことではないんだけれど。
そう、ワルツの時も難しかったモンな。
踊り始めって、
相手によってもスゴク差が出る
ってわかってきたよ。
特にスロー・フォックストロットは、
前の女性が上手くスタートしてくれたら、
オレたち男性はすごくやりやすい。
でも、勝手に踊り始められてもイヤだよね。
だから、もっと男性として
シッカリとしたスタートのリードが
できるようになりたいんだ。
コーチャーからは
いろいろアドバイスを受けてはいるよ。
「サポーティング・フットで送り出して」
とか
「バック・スイングを呼び込んで」
とか
「床をプレスして」
とか
「カラダの中のバランスの崩れを感じて」
とか
「目の前にいる女性に先に行ってもらうように」
なんていう
精神論(?)まで飛び出してくるけど、
どれもイマイチピンとこない。
というか、
どれも正解のようだけど、
コレ!という
絶対的なモノがつかめていないって感じなんだ。
ソウソウ、最近は、
(コーチャーから)こんなことを言われたぞ。
「ネクタイをもっと
前に出していくように」
意味不明だったんだけど、
言われたとおりに
“ネクタイを前に”ってイメージしながら
スタートを切ろうとしたら、
前の女性から
「すごく良い感じよ」とほめれれた。
どーいうことなんだ?
さて、ジュンコ先生の
スロー・フォックストロットの
レクチャーシーンに入ろう。
ここでも、
スタートについて生徒さんから質問が。
質問の主は、
最近スローがすこし楽しくなってきたという、
坂田さんだ。
「(スタート時)前の女性を
上手くリードできません。
それで、スイングをかけて
ワルツで習ったように
テイク・バックをするようにしたら、
(第175話参照)
相手に伝わるようにはなったんですが、
カラダが崩れてしまう
どのようにしたら良いのか
わからなくなってきました」
ジュンコ先生は、
坂田さんに指示を出した。
「いつもやっているように
踊ってみてくれるかな?」
坂田さんはそばにいたカナちゃんと組んで
スタートをやって見せたのだが、
確かにモーションが大きく、
カラダが崩れている。
スイングをかけようとか、
テイク・バックしようなど
ナニカをやろうやろうとして、
かえっておかしくなっているようにも見える。
ジュンコ先生は、
ニコニコしながら言った。
「カナちゃんはどう感じたかな?
坂田さんのスタート」
するとカナちゃん
「ウーン、(坂田さんが)
いつ出て来るのかよくわかんないです。
いきなりドンって来る感じで」
と言う。
坂田さんは
「え? いきなりって・・・
そんなつもりは全然ないのに」
と言う表情だ。
ジュンコ先生は言った。
「もっと普通に歩き出しなさい
スローは歩くのが基本ですから。
そのほうが女性に伝わりますよ、
と言ったら、さぁどうかな?」
坂田さんは???な顔つきだ。
ジュンコ先生は続ける。
「もちろん、
普通に歩き出すからと言って
何にもしていないというわけではないわ」
「重心移動ってものの難しさね。
それってカラダの中から始めないと、
何やってもおかしくなるわよ」
そしてみんなの方に向き直って、
「ではこの際だから、
スイングダンスのスタート時の
身体操作について、
詳しく見ていきましょうか」
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