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社交ダンス的・プロトコールのススメvol.2 

踊っている最中の

手・指先マナー


~社交ダンサーのための手・指先の教養⑦~


「ダンスシーンにおける

手・指先のマナー」


マナー・その2

踊っている間中、
自分の手・指先の管理を怠らないこと

音楽を聴いて、
シッカリステップを踏んで、
相手とやり取りをする・・・
踊っている間って何かと忙しいよね。
でも、そんな中であるからこそ
自分の手・指先の管理を
どうぞ怠らないでいただきたいんだ。
自分の手・指先が、
“力んでいない”か 
“変な動き”をしたり
“相手に失礼なこと” をやっていないか

ずっと見張っておくんだ。

つまり、踊っている間中、
手・指先まで神経を行き届かせる・・・

「え?踊っている間ズーッとですか?」
という声が上がりそうだが、
答えはYES
「そんなことをしていたら、
思い切り踊れないじゃないですか?
楽しくないでしょ」
という意見に対してはこう言いたい。
「とんでもない。
自分が思い切り楽しく踊るために
押さえておくべき手段でもあるんだよ」

例えば、
“知らず知らず”手が力んできて、
相手にしがみついてしまっていたとしよう。
このマンマでは、
床に対してチャンと立てないし、
もちろん、
カラダの他の部位にも力みは伝達される。
結局は思い切り踊りにくいし、
ちっとも楽しくはないだろう。
ってことで、
このような“知らず知らず”の
状態にならないように、見張るのだ。
実際、踊ってる間中、ずっと、
自分の手・指先を正しく管理し、
見張ることができれば、
ダンスシーンでのアクシデントの
大部分を未然に防ぐことが可能になる
。 
また、起こってしまった
アクシデント解決への糸口にもなるんだな。
それほどに、
手・指先の動きは重要ともいえるんだよね。
でも、ソレって
手・指先を管理し見張ることが、

“習慣”になるくらいになって、

初めてわかることかもしれないけれどね。

さて、踊っている間中、
手・指先の動きを管理し見張り続ける

“意欲”は、

実は“素晴らしきマナー”を身に付けるタメの

“努力”ともいえる。

どんなに忙しく、
アクシデント続きの大変な状況でも
礼儀正しく、
思いやりや優しさでもって、
相手のカラダに触れることができる人こそ、

真に社交ダンスが上手い人

ではないかしらと思うわけ。
ビジュアル重視で、
カッコウを良くしようとしたり、
テクニック重視で、
がんばって踊ろうとした結果、
これまた“知らず知らず”相手の嫌がることを、
やっちゃってる・・・
なんて、ダメダメ!!

では見張るポイントを整理しておくね。

① ラテン種目については、
途中で色んなポジション変化の際に、
手・指先で持ってソレを伝えていくよね。
正しく意思疎通ができて、
相手と心地の良い
コミュニケーションができるように、
できるだけ無駄な動きを排除すること。
(手がつながったコンタクト・アームの方)

② スポットターンなどで
いったん相手と手元が離れる際、
離れる瞬間、次に、
つながる瞬間、をともに大切に意識すること
非常に荒い運動をする人が多いんで、要注意。

指先に圧力がかかっていないか
を見張る。
相手の手を握り締めていないか?
ラテン種目でのグリップの時、
男性の親指には特に注意。

④ ホールドの際の
女性の背中に回した男性の右手
コレこそ、ホンマ難しいモンやけど、
リキミがないか?
押していないか?
女性の背中にフィットしているか?
をチェック。

⑤ もっとも大切なのは、

“気持ち”かな。

どんな気持ちで、相手に触れているかということ。
上記のように
「礼儀正しく、
思いやりや優しさでもって、
相手のカラダに触れることができる人こそ、
真に社交ダンスが上手い人ではないかしら」
ってくだり。

特に中・上級者の方へ
ホンマの社交上級者になるためにも、
今回の内容、ぜひともお試しを。


では続いて、マナーその3は・・・



      続く 第715話へ



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