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特別シリーズ 
社交ダンスが教えてくれたこと 人間美学そして哲学vol.6 

ダンスは習慣の改善に役に立つ

ダンス力を生き・活き力に転用しよう ⑪ 


おやおや、
今年最後の大作になってしまいましたね。
ダンスインストラクター養成に作った、
テキストの中からの抜粋の続きだよ。

ズバリ、ダンスは正しく使えば、

習慣性の改善に役立つ!

ソレはなぜかを具体的に上げてみよう。


(1)ダンスは、

原因と結果のサイクルが短いため、

なぜ失敗したのか、

または成功したのかが分かりやすい


(例えば、自分にリードの迷いがあるまま
押し付けようとすると、
途端に相手が不安になっている様子を感じるなど)
ダンスは常に実践を伴う。
想いや口先で言うだけでは、踊れない。
今の現実を客観的に見て取ることができれば、
意識の改善を早い段階で行うことができる。
失敗をすばやく反省し、
次に生かすことで学びに変えていくことが可能である。
ただし、相手のせいにするなどをして、
自己責任の気持ちがなければ何も変わらない。

コレを読んで、
「ウンウン、確かにソウだ!」って人は、偉いぞ!
要するにダンスって、自分が何を意識したかが、
カラダの動きとなってすぐに出てくる。
で、見た目や、眼の前の人との
リード&フォロー感となって現れるちゃうから
分かりやすいねってことなんだ。
で、上手くいかなかったら、
自分を変化させる試みをする。
その際、相手を変化させようなんて思わない方が、
“お徳”だよ。
自分のほうに改善の余地アリって受け取り、
(改善に向けて)実践に励む。
コレこそが変化力を鍛えることになるからね。

 
(2)ダンスは、

繰り返しと創造性という、

相反する力を識別し、

統合する術を教えてくれる


良い習慣とはこの二つの力の共存であることを
体感で学んでいけるのだ。
規則正しいリズムから生まれる秩序ある動きの中に、
創造力によって1回1回
新しい動きを生み続けることの新鮮な楽しさが、
矛盾する力を一つにしてくれる。
同じ動きは二度とないという、
そのかけがえなさの実感がマンネリズム防止に役立つ。

このありがたい感覚を教えてくれるのは、
シンプルなベーシックだよね。
サイド・ステップブルースが最高だ。
(第655話参照)
他にも、
ワルツのクォーターターンズ
(第221話参照)
フォックストロット
(第612613話参照)
こういう種目って、
変化力のある人とない人がものすごくわかるから、
ダンスの実力が知れてしまう怖いモンよね。
あ、それから
良い習慣って、
絶対

マンネリの中に存在しない!

ってコト、キモに命じておいてね。
言い換えれば、
マンネリを感じた時点で、もう、ヤバイんだよ。


(3)ダンスは“今”の

バランスを崩すことから始まる


正しくレッスンを重ねていくと、
次なる安定に向けて、
今のバランスを崩すことが上手になってくる。
これはほとんど無意識の中で成長していく感覚であり、
成長するにつれ、
実生活においても自らの意志で
新たな動きを生み出すことへの怖さ・こだわりが
自然となくなっていくものである。
気がつけば、生きていくことへのバランスの取り方が
楽にできるようになっているだろう。

ジーッと安定バランスで立っていたって、
ダンスにならない。
だから、崩す。
すると変化が生まれる。
テクニック用語で言えば
“スイング”が生まれる瞬間だったりするわけね。
ってな過程がふつーにできるようになると、
日常でもだんだん “変化”したくなってくるよ。
そう、変化は怖いモノ・面倒なモノ
ではなく、楽しいものになってくればいいよね。

ンジャ、最後にダンスの中で
習慣を改善する場合の心構えを話しておこう。
① できるだけ、リラックスした楽しい環境の中で
② 意識的に数をこなす
③ できるだけハードルを低くし、
成功体験を積ましていく
④ ユックリ・時間をかけて


あなたには
今までは、どうしてもできなかった

“変えたい悪しき習慣”

はないだろうか?
新年の目標に掲げてはドウだろうね。

“変化するぞ 今年こそ!”って。

グットラック!



      続く 第708話へ



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