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チェスト・センターからの
シンメトリー(左右対称)の運動を混乱させる
“ある部分”って、
どこのことか分かったかなぁ?

それは、美しいデコルテを表現するうえでの、
もっとも重要な指針でもある。
また、それが、
左右にスーッと伸びている
キレイに浮き出ている
って言うだけで、
「あらぁ、キレイな胸元ねぇ」
となるもの・・・それは

鎖骨(さこつ)だぁ!

鎖骨についての詳しい説明は、
第348話を参照していただくとして
とにかく、
この左右2本のゆるやかなS字型を成す
棒のような骨は、
ダンサーにとっては、
かなり重要なモンだということを
再認識して欲しいんだ。

ホールドという“わく”作りに関しても、
鎖骨は重要なポイントだ。
なぜかをチョイ説明しよう。
内側の端では
胸骨(きょうこつ)と関節して
胸鎖関節(きょうさかんせつ)を成し
(第163話参照)
外側の端では
肩甲骨と関節して
肩鎖関節(けんさかんせつ)を成している。
で、
胸骨はアバラにくっついてるし、
肩甲骨は上腕骨(じょうわんこつ)
ってことで、
アバラ→胸骨→鎖骨→肩甲骨→上腕骨
というつながりになっているんだよね。
ということは

鎖骨は胸と腕をつなぐ

大切な部分
ってこと。

そしてまた、
左右の胸鎖関節(きょうさかんせつ)の間を
まっすぐ下に下ろしたところの
胸骨(きょうこつ)上に
チェスト・センターがある。
だから、
正常な鎖骨でないと、
胸鎖関節の位置も狂ってしまい、
結局はチェスト・センター
シンメトリー(左右対称)の運動に
問題が生じるってことになるわけ。

では、
チェスト・センターを通しての
ホールドという“わく”の動きを、
正確にするための

ダンス的・美・鎖骨

の目安を上げておこう。

① 左右対称(シンメトリー)であること

・・・水平、
一直線もしくはシンメトリーな浅いV字

② キレイに浮き出ていること

・・・くぼみの深さは約1センチ。
ちょっと水が溜まるくらい

③ ゆがみがないこと

①・②はビジュアルでチェックできるけど、
③は分かりにくいんだ。
見た目水平で、くぼみがあっても、
ゆがんでいることがあるんで要注意だ。

もし、ゆがんでいたら、
チェスト・センターから
ヒジまでの距離感覚などが
体感的につかみにくい、
または、
不正確になるため、
非常にまずいことにもなる。

ちなみに、鎖骨がゆがむことで引き起こる
ダンス的問題には、こんなものもある。

歩幅が一定にならない

または、

左右の歩幅が違うようになる

え?なんで?
と思うかも知れないけれど
・・・の解説はオイオイに。

ね、鎖骨のゆがみって
ほっておけなさそうでしょ?
ってことで、
あなたの鎖骨は大丈夫?

次回、
鎖骨ゆがんでなぁい?
チェック法
だよ。

を伝授しよう。



      続く 第690話へ



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