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エクササイズ&プラクティス集へ
ジュンコ先生の
グループレッスンメンバーの中でも、
姿勢を気にする人は多い。
ケイコさんもその一人だ。
「私、猫背気味なの。
以前習ったエクササイズも
いろいろ続けているんだけどまだダメね」
(第152話参照)
と、しょげている。
「実は、自分では
ずい分(猫背が)マシになったかな?
と思っていたんだけど、
この間、あるパーティに参加したときに、
友達がビデオを撮っていて、
私の踊っている映像をコピーしてくれたのよ。
それを見て、もうガッカリ。
背中が全然きれいじゃない!!
首も前に出ているし、
デコルテも開いていない。
でも、もっとショックだったことに、
前回のジュンコ先生のレッスンを受けていて
自己診断してわかったんだけど、
なんと、アバラも開き気味。
だから、閉じないとダメなんだけど、
アバラは閉じても、
鎖骨部分は開かなきゃダメ
なんでしょ!?
ハァ~前途多難だわ」
思い余ったケイコさんは、
ジュンコ先生に質問したのだが。
ジュンコ先生は、
「猫背の悩み、
これもケイコさんだけではなく、
多くのダンサーが抱えているものね。
前回のアバラの話にもつながってくるから、
今回、もう少し掘り下げてみてみましょうか、
まずは、これについてから・・・」
と言いながら、白板にこう書いた。
デコルテ
カナちゃんが
「憧れのデコルテ・ラインの話ですね、
うれしい!
以前にも
胸鎖乳突筋
(第590話参照)
小胸筋
(第577話参照)
のお話の時
チョコッと出てきましたモンね。
あのエクササイズ、毎日やってます。
(第578・591話参照)
ちょっと、デコルテ、
きれいになってきたかな?
って思ってるんですけど、
まだ、スタンダード踊るときには
全然活かせていないようにも思うし。
もっと詳しく知りたいです」
ジュンコ先生は微笑みながら、
「OK。
では、まずカナちゃんに質問ね。
デコルテって、どういう意味
か知ってるかな?」
ソウくるとは思っていなかった、
カナちゃん、
少々あわてながら
「え?それは、このあたり
(首筋から胸元を手で触りながら)
のことではないんですか?」
「それもあるわ」
とジュンコ先生。
すると、
紀子さんが横からこう言った。
「でも、もともとは、
ファッション業界の言葉ですよね?
ローブ・デコルテという・・・」
ヘェ~といった感じで、
カナちゃんが尋ねる。
「ローブ・デコルテって
聞いたことあるけど、
何ですか?」
「婦人用の礼服でね、
襟ぐりが大きく開いて、
首筋から背・胸の上部までむき出しの
裾(すそ)の長い袖なしのドレスですよ。
男子の燕尾服(えんびふく)に変わるものね。
イブニングドレスの代表的なものなの、
わかるかしら?」
と、紀子さんが説明すると
「ハイ!たぶん、
シンデレラが着ていたようなモノですね!」
と、うれしそうにカナちゃんが言う。
ソウソウとニッコリうなずく、
紀子さん。
ジュンコ先生はこう言った。
「デコルテって、フランス語なのよ。
『首筋や胸を大きく開けた』
とか
『襟(えり)を大きく開けた』
いう意味ね」
「そして、
開かれたデコルテの美しさは、
中世の貴婦人たちの
エレガンスの象徴だったわ。
あのくびれウエストとあわせて・・・ね。」
(第677話参照)
「もちろん、
ダンスをする私たちにとっても大切なものよ。
デコルテ・ラインを制すれば、
スタンダードを踊るとき、
もっと力みなく
自由に踊れるようになるからね。
もちろん、これは女性だけではなく、
男性もそうなのよ」
続く 第680話へ
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とても励みになっています。(ジュンコ)
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グループレッスンメンバーの中でも、
姿勢を気にする人は多い。
ケイコさんもその一人だ。
「私、猫背気味なの。
以前習ったエクササイズも
いろいろ続けているんだけどまだダメね」
(第152話参照)
と、しょげている。
「実は、自分では
ずい分(猫背が)マシになったかな?
と思っていたんだけど、
この間、あるパーティに参加したときに、
友達がビデオを撮っていて、
私の踊っている映像をコピーしてくれたのよ。
それを見て、もうガッカリ。
背中が全然きれいじゃない!!
首も前に出ているし、
デコルテも開いていない。
でも、もっとショックだったことに、
前回のジュンコ先生のレッスンを受けていて
自己診断してわかったんだけど、
なんと、アバラも開き気味。
だから、閉じないとダメなんだけど、
アバラは閉じても、
鎖骨部分は開かなきゃダメ
なんでしょ!?
ハァ~前途多難だわ」
思い余ったケイコさんは、
ジュンコ先生に質問したのだが。
ジュンコ先生は、
「猫背の悩み、
これもケイコさんだけではなく、
多くのダンサーが抱えているものね。
前回のアバラの話にもつながってくるから、
今回、もう少し掘り下げてみてみましょうか、
まずは、これについてから・・・」
と言いながら、白板にこう書いた。
デコルテ
カナちゃんが
「憧れのデコルテ・ラインの話ですね、
うれしい!
以前にも
胸鎖乳突筋
(第590話参照)
小胸筋
(第577話参照)
のお話の時
チョコッと出てきましたモンね。
あのエクササイズ、毎日やってます。
(第578・591話参照)
ちょっと、デコルテ、
きれいになってきたかな?
って思ってるんですけど、
まだ、スタンダード踊るときには
全然活かせていないようにも思うし。
もっと詳しく知りたいです」
ジュンコ先生は微笑みながら、
「OK。
では、まずカナちゃんに質問ね。
デコルテって、どういう意味
か知ってるかな?」
ソウくるとは思っていなかった、
カナちゃん、
少々あわてながら
「え?それは、このあたり
(首筋から胸元を手で触りながら)
のことではないんですか?」
「それもあるわ」
とジュンコ先生。
すると、
紀子さんが横からこう言った。
「でも、もともとは、
ファッション業界の言葉ですよね?
ローブ・デコルテという・・・」
ヘェ~といった感じで、
カナちゃんが尋ねる。
「ローブ・デコルテって
聞いたことあるけど、
何ですか?」
「婦人用の礼服でね、
襟ぐりが大きく開いて、
首筋から背・胸の上部までむき出しの
裾(すそ)の長い袖なしのドレスですよ。
男子の燕尾服(えんびふく)に変わるものね。
イブニングドレスの代表的なものなの、
わかるかしら?」
と、紀子さんが説明すると
「ハイ!たぶん、
シンデレラが着ていたようなモノですね!」
と、うれしそうにカナちゃんが言う。
ソウソウとニッコリうなずく、
紀子さん。
ジュンコ先生はこう言った。
「デコルテって、フランス語なのよ。
『首筋や胸を大きく開けた』
とか
『襟(えり)を大きく開けた』
いう意味ね」
「そして、
開かれたデコルテの美しさは、
中世の貴婦人たちの
エレガンスの象徴だったわ。
あのくびれウエストとあわせて・・・ね。」
(第677話参照)
「もちろん、
ダンスをする私たちにとっても大切なものよ。
デコルテ・ラインを制すれば、
スタンダードを踊るとき、
もっと力みなく
自由に踊れるようになるからね。
もちろん、これは女性だけではなく、
男性もそうなのよ」
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