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ジュンコ先生の
“ハイヒール履きこなしレッスン”

「ハイヒールを履いて
きれいに見える立ち方、
ふるまい方には、
ある共通した秘訣があるのよ」
と、先生は言う。


「これから私が2パターンの
アクションをして見せるわね。

どちらが、“美脚”に見えるか

観察して欲しいの。
まずはコレ・・・」

ジュンコ先生はそう言って、
みんなの方を向いて立ち止まり、
歩き出し、
また、立ち止まりといった
簡単な動きをやって見せた。

「で、次はコレよ」
ほとんど同じ動きだが。

「さぁ、どうかな?」
と、ジュンコ先生。



すぐにカナちゃんが手を上げた。
「ダンゼン、後のほうです」



先生は微笑みながら
「どう違うかな?」



カナちゃんは元気に答える。
「最初のは、足が、

O脚に見えたんですが、

後のほうは、
スッと長いキレイな脚に見えました」




トシ子さんは
「最初の方は、なんだか

弱々しい印象に見えましたわ。

後のほうは、
キリッとキレイな足元でした」




平田さんは
「はじめの方は、

体重が外側に流れている

ようでしたな。
それに脚が太くも見えました」




ジュンコ先生はうなずいて
「みんな正解、
というより、ソウ見えるはずね。
実は、最初のほうは
足の外くるぶし側
つまり
脚の外側を意識していたの。
後のほうは反対に、

内くるぶし側

つまり

脚の内側を意識していたの」



へぇ~といった空気が流れた。



ジュンコ先生は続ける。
「そのように意識した結果、
最初の方は、
内股気味になってしまって、
みんなの目にはO脚や弱々しさや
体重の外への流れや、
太さとなって見えたのね。
後のほうで、
脚の内くるぶし側を意識する以外に
もう一点気をつけたのは、歩くとき。
コレは、特に
ダンスのテクニック用というのではなく、
あくまでも、
ハイヒールを履いての
訓練のためなんだけれども・・・。
さぁ、ナニを意識していたのか
ワカル人」



すると、
ヨシ子さんが手を上げて
「1直線上を歩いていた、
のではないでしょうか?」




「その通り!
良く観察できました。
でもね、他にもあるのよ」
とジュンコ先生。

「ワタシが訓練もかねて
日頃10センチヒールのミュールを
履いていることは前にお話したけど、
そのときに
気をつけている点を挙げるわね。


① 1本の線上をイメージしながら、
その線の外側につま先部分を、
線の内側にカカト部分を、
線上には土踏まず部分を、
という感じで歩く。
ただし足先は、
それほど外側には向けてはいない。
(バレリーナのような感じじゃないよ)
内くるぶしを少し見せながら
という程度でOK。
一直線上を歩くことで、
上半身と下半身のねじれから来る
ウエストシェイプにもなるし、
バランス感覚を鍛える練習にもなるんだ。

靴の中で指先が伸びているように意識
カカト部分が高いため、つま先と
ヒールはほぼ同時に床に着いてOK。

③ インナーマッスルを感じ

カラダの中は吊り上げ

外はりラックス。
ヒザは不要に曲がらないように



「そんなに色んなこと、
意識していっつも歩いてるんですカァ」

と、カナちゃん。



「ソウね。
まだまだ付け足せばあるんだけどね(笑)
歩くこと、イコール、
ダンスのトレーニング
だから」
とジュンコ先生。

「ハイヒール・ミュールのオカゲで、
ずいぶん

丁寧に歩くようになった。

コレがいちばん良かったことかも
しれないわね。
姿勢などをチェックしながら、
慎重に、大切に、
一歩一歩、
カラダの中を味わいながら。
ソンナ風にやっていると、
歩いているだけで結構楽しいわよ」



      続く 第667話へ



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