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「私が日頃からハイヒールを履くのはね、
ダンスが上手くなる訓練の
一つだから
なのよ」
という、ジュンコ先生の

ハイヒール物語


みんなは静かに聞きはじめた。


「大学でダンスを始め、
最初にダンスシューズを見たとき
ビックリしたわ。
『こんな高いヒールで踊るの?』って。
なんせ、ソレまでは
ペタンコシューズしか
履いたことがなかったからね。
白いシンデレラシューズ、
エレガントで美しいなぁ・・・
だけど、
チョット怖いという感じだった」

「履きこなすのに、
思いのほか時間がかかってしまってね、
自分でもアセッタわ。
だって、歩くのもおっかなビックリ。
すごく動きにくいんだもの。
マァ最初から、
先輩たちにフットワークを教えられたから、
というコトも大きかったんでしょうけどね。
踊っていて足元ばっかり気になるの。
そのクセ、
バランスがグラグラするし、
カカトから歩くのも怖かった。
ものすごく力んでいるんだもの、
フットワークなんて、
全然思うようにいかなかったわね」

「皆さんがハイヒールについて
感じている問題点を、
私もほとんどすべて経験しているわ。
(第658話参照)

まず、すごく足が疲れる
もっと練習したいのに、
足が疲れてできなくなるのが悔しかった。

それに、外反母趾(がいはんぼし)

当時はまだ、
そういう名前すら知らなかったけれどね。
この症状が出た時は、痛くて踊れない!
練習の合間にしょっちゅう、
靴を脱いでいたわね。
それに、
腰痛にも苦しんだわ。
元もとのカラダツキや
姿勢の影響もあったんだけど、
ティーチャーズシューズが
まだなかった頃なので、
日々のレッスンをすべて7センチヒールで、
というのが堪えた(こたえた)のね」

「競技を辞めてからは、
ハイヒールというか、
ダンスシューズを一切履かずに
レッスンをしていた時期があるのよ。
(第603話参照)
痛いだけで、
踊りを妨げるシューズを脱ぎ捨て、
セイセイしたわって感じだった(笑)」



「何を履いて、
レッスンしていたんですか?」

カナちゃんが聞く。



「学童が履くような体育館シューズよ。
生徒さんたちにも広まって、
ジュンコ先生の生徒は、
みんな体育館シューズ
・・・って時もあったわね。
普段履く靴もまたペッタンコに元どおり。
“冠婚葬祭用・黒パンプス”でも
せいぜい4センチヒールどまりだったわ」

「でも、いろいろな体験を積み、
勉強もし、
今思うに・・・

ハイヒールへの思い込みを

捨てなきゃダメ
ね」



ハイヒールへの思い込み?
みんなは解せない表情だ。



「エエ。

いろんな問題点をすべて

ハイヒールのせいにしていた


と思うのね。
実は決してソウではない。
ハイヒールは、付き合い方しだいでは、
女性のおおいなる味方に
なりうるわってことがわかってきたの」

「今ではこんな風に解釈しているわ。
ちゃんと
ハイヒールを履きこなすことで、
ダンスに必要な足作り、
つまり訓練になり


ソレはおのずと、

ダンス上達につながっている。

しかも=

美脚への道・・・」 



「美脚への道? 
ダンスも上手くなりたいけど、
ソッチのコトも気になります!」

と、声を上げたのはケイコさんだ。



トシ子さんは、
「この歳ですが、
普段からハイヒールを履きこなせるように
なりたいと思っていました。
でも、カラダに負担がかからないかと
思って躊躇していたのです。
その辺は、ドウなんでしょうか?」




ジュンコ先生が答えた。
「ソレも、ハイヒールとの
付き合い方次第だと思うのよ。
ひどい腰痛もちで
ペタンコ靴に頼っていた人が、
ハイヒールで改善された例もあるからね。
ただしその方は、
ハイヒールを履きこなす
チョッとした訓練を受けていたそうだけど」

「では、その訓練について話すわね。
あ、そうそう、
中世ヨーロッパの上流社会では、
男性もハイヒールを履いて
舞踏会で踊っていた
のよ。
ルイ14世いわく

『美が世界を制する』

だったってワケ」 



と、坂田さんが言った。
「良かった、今の時代で・・・(笑)」



次回より、
ハイヒールを履きこなそう!
レッスンに向かっていくよ。



      続く 第660話へ



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