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ひょっとしたら、
皆さんの中で気が付いている人が
いるかもしれないけれどもね。
「アノ、表現は適切ではない」
ってこと。

ナンのことかと言うとですね、
前号
“ダンスは音楽があってのモン” とし、
すべてのアクションは
「音楽を聴く」という行為と
同時に成り立つもの
と、言う意味で
ダンスにおいて、すべてのアクションは
「音楽を聴きながら行うもの」
ってな表現をしたけれど、
ソレに対し、
ジュンコ先生からコンナ意見が・・・

「“音楽を聴きながら”
って言い方は実は変なのよ。
だって、目指すGOODなダンスって
“音楽を聴きながら踊るもの”・・・では、
ないからね」


え?“聴きながら”が適切じゃナイなら、
“音楽を感じながら”?



「ウーン、そういうんじゃなくて
“~ながら”という表現自体が
適切ではないと思うのよ。
たとえば、
“夕飯を食べながらテレビを見る”
“左右を見ながら横断歩道を渡る”
みたいな、
2つの動作や状態が並行して
行われることを表す言葉でしょ、
“~ながら”って」


ソウよ。
だから
ダンスは音楽を感じながら踊るもの
・・・おかしくないじゃない!?



「もちろん、悪くはないわ。
でも、ベスト(最高)ではない。
もっと

高いレベルでの、

ダンスと音楽の関連性を

言い表す表現がある
わ。

その状態を目指さないと、
音楽をとるか?
アクションをとるか?
といった、選択に常に迫られたり、
知らず知らず、
両者の配分バランスが悪くなって
『音楽を感じようと思ったとたんに、
カラダが止まってしまう』
『カラダを動かそうとすれば、
音楽の存在を忘れてしまう』
なんて事態にもなったりするかもよ」


ん?言っている意味がよく分からないわ。


「じゃ、説明するね。
“音楽を感じながら踊る”だと、
音楽を感じるという行為と 
踊るという行為 
2つの行為が並行して
行われているって言う意味になる・・・
でも、目指すべきは
“2つの行為の同時性”ではないわけ。

1つになることなのよ、

境目がナイほどに。

ってことで
高いレベルでの、
ダンスと音楽の関連性を言い表す表現とは、

音楽そのものになって踊ること」


音楽とダンスは
切っても切れない関係って、
そういうことか・・・。



「そう。
こういう状態になれたとき初めて、

音楽的過集中は、

一切、起こらなくなる
でしょうね」

そして、すべてのアクションが
音楽から生まれ、それゆえ
音楽そのものであると解釈し、
また実際にそうなっていくように練習するの」

「音楽そのものになって」
という言葉を、
先につけて読んでみてね。
「・・・、相手とのボディによる会話を楽しむ」
「・・・、ステップを踏む」 
「・・・、テクニックを実践する」
「・・・、ホールドを作る」
皆さんが上達し
ホンマに音楽そのものになって
踊れるようになった時、初めて
音楽そのものでない、
カタチだけのホールドの空しさや
音楽そのものでない、
ステップを踏むつまらなさや
が、理解できるってモン。

して、
「どうすれば音楽そのものになれるのか?」
については、
色んなテクニックの結集でありますゆえ、
あせらずに日々精進を各自でしていただきながら
詳しくは
またオイオイお伝えいたしましょ。

え?
今すぐ知りたい?
ソウねぇ~では、まず簡単なところから、

音楽そのものになって踊る体験

・・・してみます?



      続く 第654話へ



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