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ジュンコ先生の
スロー・フォックストロットのレッスン

フェザーステップ
男性のフットワークのレクチャーの後、
「さぁ、ここまでのところで
何か質問はあるかしら?」
とジュンコ先生が問うと、



平田さんが手を上げて
「フェザーステップの3歩のフットワーク
右足HT 左足T 右足TH
は、足裏をまっすぐに
体重が通過するものと思っていたので、
意外でしたな。
他にもこういう例はあるんですかな?」




ジュンコ先生が聞く。
「こういう例って・・・?」



平田さん
「いや、(スタンダードの)
スイングダンスのフットワークは
基本的に、
足裏をまっすぐ通過して、
親指の付け根辺りに抜けていくものだと
思っていた
もので。
タンゴのように足裏を複雑に使うのは、
特異な例だと思っていたんですわ」




ジュンコ先生は
うなずきながら聞いている。



平田さんの言葉は続く。
「それに今までは、
親指側でシッカリ立つことばかりを
重要視してきたので
今回のように小指側をよく使うって言うのも、
新たな発見ですな」




すると、田島さんも
「僕も、親指の付け根に
ものすごいタコができるくらいに、
いつも“インサイド”でがんばってきました。
でも、今回の話で
“アウトサイド”もフットワークによっては
頻繁に使うようなので驚きました」




ジュンコ先生は言う。
「いいところに気が付いたわね。
タンゴ以外の種目のフットワークにおいても
ダンス・ウォークライン※という
中心線をもちながらも、
実は、足の裏をまっすぐに体重が
通過することのほうが意外と少ないのね。
上級者になれば、
ほとんどのフットワークが、
タンゴウォークのように、
または、
今回のフェザーステップのように
足裏をアウトサイド・エッジから
インサイド・エッジへ
またはその逆へと、

カーブし横断するような

複雑な使い方


をしているのよ」
※第213話参照
「内側のくるぶし直下の足底に
(かかとのちょっと前の土踏まず辺り)から
親指の付け根とそのお隣の人差し指の付け根辺りに
まっすぐ引いた線」


「実は、
スロー・フォックストロットの
リバース・ターン、スリーステップ、
ナチュラル・ターン・・全部そうなの」

「フェザーステップの時に
ベスト・フットワークをすれば
(第638話参照)
やや右にカーブする感じにもなり、
スロー・フォックストロットらしく

なったように、
他のベーシックフィガーも、
ベストフットワークをすれば
動きにカーブがかかり
よりスロー・フォックストロットらしさが
増す
でしょうね」

「ちなみに、
リバース・ターンの1~3歩は、
にカーブ
リバース・ターンの4~6歩は、
にカーブ
スリーステップは       
にカーブ
ナチュラルターンの1~3歩は、
にカーブ
ナチュラルターンの4~6歩は、
左にカーブ
するようになるわ。
この独特のカービングが動きの

“軌跡”になれば

まさに

スロー・フォックストロット!!

となるでしょうね」

「ポイントはカラダの中から踊り、
足を勝手に動かさないこと・・・
フェザーステップで
やったようにゆっくりと踊りながら
(第638話参照)
足裏の通過感覚がどうなるのか
確かめてみたらいいわ」



ジュンコ先生の言葉に
みんな真剣に耳を傾けている。



先生の言葉は続く。

「それに、
親指の付け根も大切だけれど
ソレを活かすは意外や、小指側・・・
例えば
トウ・バランスで立てない人は、
ひょっとしたら、
小指側がシッカリしていない

のかもしれないわね」



      続く 第641話へ



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