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チョット中休み エッセイvol.15 

みぞおちから脚感覚の

クイックステップ


~スタンダード上達への優先順位⑤~


え~、まずはもう一度
クィックステップを利用しての
レッスン目標・ねらいを復習しておこう。
(第 614話参照)

1. みぞおちから脚感覚で、
ステップを作っていく

2. 男女それぞれが自立を果たしつつ、
シッカリ踊る感覚を持つ


まず1について、
レッスンで実際にやったことを公開するね。

ワルツ・タンゴ以上に、クィックステップは
“みぞおちから脚”感覚を
つかみやすい種目なんだ。
っていうより、そうでないと、
“脚をバタバタ動かした忙しいダンス” 
“一生懸命、踊っている割には、
ちっとも移動しないダンス”
になっちゃうんだな。
で、
“テンポの速い曲に追いまくられ、
音楽表現なんてやってらんない”
となり、あんまり楽しいダンスとは
認識されないことが多いんだ。

でもねぇ、
みぞおちから脚感覚を徹底すれば、
いい意味で、
床から浮きあがって踊れるようになり、

羽が生えたような

軽やかクィックステップ

も夢ではなくなるんだな。
早いテンポだからこそ、
楽しめる種目に生まれ変わるんだよね。

・・・となっていっていただくための
アプローチとして
生徒さんたちに次のような指示を出したんだ。


指示その1

男女向かい合って、軽くホールドをする。
それぞれが、
自分のカラダの奥をキューって締め、
みぞおち辺りの内側を、小さく動かしてみる。
キュッキュッとか
ムギュムギュどんな感じでもイイ。
とにかく動けばOKだ。


さぁ、ドウだ?
すると、アララ、すごいじゃん!
ほとんど全員のカラダの内側が
かなり動くようになってるんだな。
前回のルンバレッスンの時はみんな、
「ソンナトコ、動くのかしら?」
と、怪訝そう。
少し動き始めても
「あ~しんどい」
って感じだったのに、コレは非常に進歩だ!


ある女性が声を上げた。
「ルンバの時に、
あ、コンナ感じかな?
ってわかってきまして。
(今では)自分でも、
動かせるようになってると感じます。
うれしいです」



OK!では、次なる指示。


指示その2

男性は右ホールドの女性の背中に回した
手のひらに注目。
女性は、男性に触れられている
背中に意識を持っていく。
カラダの中が、
キュッキュッとかムギュムギュと
できるようになったら、
右手のひら&背中を通し、
それぞれにそれぞれのその動きが
伝わってくるはず。
その動きを感じながら、男女とも、
次に、背骨を1つ1つ上に
伸ばしていくようにする。


「わ、すごく、
背が高くなったような気がします」



「女性が高くなってくれると、
僕にもその動きが伝わってきて、
一緒に(上に)伸びていけますね」



「それでOKよ。
で、女性の方、いい?
今、
男性の右手が触れているところから
下がぜーんぶ、脚
だと感じで欲しいのよ」

“みぞおちから脚”状態で
踊り続けるには、
男性の右手のひら&女性の背中で

“会話”ができる状態
を目指すんだ。

実際、
みぞおちから脚状態で前進後退すれば、
必ず、肩甲骨辺り、
女性の背中で言えば、
男性の右手の置かれている辺りは
絶対に動くものなんだ。
なぜかは、お分かりだよね。
“みぞおちから脚”の筋肉、
大腰筋(だいようきん)は、
肩甲骨辺りの筋肉、
菱形筋(りょうけいきん)と連動して動くから。
両者は背骨を通してつながってるんだな。

ってコトで次なる指示


指示その3

まずは、男女ともカラダの中が、
キュッキュッとかムギュムギュとしながら
みぞおち辺りを常に
引き上げながら踊るようにする。
(大腰筋をカラダの中で
グイッと伸ばす練習になる)
後退側が、
特にしっかりとからだの内側を引き上げながら、
前進側を誘導するように踊る。
前進側は、後退側に
引っ張ってもらっている感じを大切にしながら、
背中に張り感を持ちつつ前進していく。

前進側も後退側も、
カラダの内側を引き上げるわけだから、
まずは、

お互いに引き合う関係になるんだな。

で、後退側が特にシッカリと
からだの内側を引き上げながら踊り、
前進側はソレにチョイ抵抗しつつ踊る感じ。
こうすることで、
踊っている間中、
みぞおち辺りのカラダ奥
=大腰筋の付け根あたり
を意識し続けることができる
んだ。
 

組んでいるアマルガメーションは
クォーター・ターン・トゥ・ライトから始まり、
プログレッシブ・シャッセと
フォワード・ロックステップを多用した、
まるまるベーシック構成で、
女性の後退シーンがたくさんあるんだ。
とくに、
ロックステップで女性がシッカリ後退しないと、
流れるような動きなんて無理、
とたんに詰まってしまう。
ってことで、
いかに女性が上手く
男性の右手のひらを誘導するように、
シッカリと後退できるかどうかが、
ポイントになってくるわけ。


すかさず質問、ある女性が質問だ。
「(後退のとき、
男性の手のひらを誘導、
引っ張っていくことが)
すごく、しんどいですけど、
コレでいいんですか?」



「最初は疲れるでしょうね。
みぞおち辺りを休みなく動かし、
引っ張りあげているんだもの。
そのうち鍛えられていくことと、
無駄なリキミが消えたら変化していくから、
今は練習だと思って、がんばってみて」


また、別の女性から
「こんなに男性を引っ張って
踊っていいんですか? 
勝手に踊るなって怒られそうで」



「もちろん今のままでは、
男性にとったら
『オイオイ、何スンネン!?』
な女性になってしまうでしょうね。
でも、
実際は引っ張っているのは相手ではなく、

自分のカラダの内側の話なの。

女性からいえば、
男性の右手がなくなっても、
今のようなカラダの内部の使いかたが
できるようになるといいわけよ。
今は、カラダの中の動きがわかりやすいように、
引っ張る対象を持ってもらっているのよ」


ハイ、
では、スローテンポの
ミュージックで実践スタートだ。
♪♪♪♪~
サァテ、みんなの様子が変化したぞ。
特に女性の目つきが変わり、
シッカリと後退しなきゃ、
男性に置いていかれるようではダメだって感じが
目覚めてきたみたいなんだな。


ヒデ君は、どうかなぁ?
おっと、
スタートからつまずいているけど、
大丈夫か・・・。
どうも、前の女性の先導が待てずに
自分がアセッテ出よう出ようとしてしまう
みたいなんだな。
でも、マァ初心者にしては、いい運動だ。

足で区切っていないからだろう。


しばらくして、集合。
全員の感想
「まだ、必死ですけど、
かなりお腹(みぞおち辺り)を意識できます」


OK合格だ。
次回、
2. 男女それぞれが自立を果たしつつ、
シッカリ踊る感覚を持つ

へ、GO



      続く 第616話へ



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