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特別シリーズ 
社交ダンスを教えるということvol.5 

レッスン使用フィガーを工夫する

優先順位 ⑧


小学校教育的(基盤・土台)なモノを
やり残している人たちへの

カラダづくりや

基礎フィガーを取り入れた

レッスン形態例



3. 使用フィガーを工夫する・変化をつける

ダンスのフィガーって、いっぱいあるよね。
ベーシックフィガーと言われるものだけでも、
1種目につきたくさんあるし
ソレが全種目となったら、
かなり膨大な量になってくるモンね。
それなのにバリエーションフィガーもいっぱい。
流行モノまで加えたら、もう大変な数・・・。
難易度から言えば、そりゃぁ、
バリエーションフィガーが上なんだろうけど、
いやいや、見ようによったら、
ベーシックフィガーがそのシンプルさゆえ、
もっとも難しいかも知んないってワケ。

して、ダンス人生、
小学生の頃にどんなフィガーを
どんな風に習ったらいいかの、
お話に入ろう。

ココでも大切な意識は、もちろん、
優先順位ってことになるんだけど
このことを学校教育に例えてみよう。

小学校の国語科の話・・・
“小学生の6年間の間に習っておくべき漢字”
というのがあるのを知ってるかな?
その名も、教育漢字(または学習漢字)。
常用漢字
(日常の使用に必要なモノとして選ばれた漢字)
の中でも
特に使用頻度が高いと思われる
漢字が収められているんだな。
具体的には「小学校学習指導要綱」の付録
「学年別漢字配当表」によって、
小学校の学年別に
学習スルべき漢字が定められている、
1006字をいうんだ。
まぁ言えば、教育漢字って
「コレだけは知っておかなきゃ、
日常生活で困るからね」
てな漢字から優先的に選び出し、
1年生の時は、コレだけ、
2年生になったら、コレを
6年終業事には、
コレだけには達しておくべき
と割り振りし、
クリアさせてシステム的なモンでもあるんだな。
(ちなみに、1年生では80字、
2年生で160字、3年生では200字、
4年生では200字、5年生では185字、
6年生では181字・・・
ウーン、結構な数だよね?)

で、ナニが言いたかったのかというと、
ダンスのフィガーに関しても、
教育漢字と同じだってこと・・・
では、実際に教えていく際のポイントを、

ルンバを例にとって見ていこう。


フィガーのレクチャーに関する 
ポイント1 

「コレだけは知っておかなきゃ

他の人と踊るときに困るからね」

てなフィガーから優先的に選び出し

教えていくこと


これ、教育漢字と同じだね。
そして、教育漢字における、
学年別割り振りのように、
全くの初心者の時はコレだけ
もう少し踊れるようになったらコレを、
パーティ・ダンスにだったら、
最低限コレだけは、完了
と、教える段階を経るコトも重要だ。

サァテ、困った、
ナニから教える?ってときは、
モチ、アレを思い出してくださいね。
教科書・テキスト・ブックだ。
教育漢字ヨロシク
「コレだけは、覚えておいてね」
ってな、フィガーがズラリ、
メッチャ詳しい
(かつ、詳しすぎてムズカシイ!?)
解説とともに載っている。
コレを解読し大いに参考にスベキよね。

デモ、ココでチョイ、注意点。
教科書に載っている順番どおりでなくても
全然いいってこと。
私の持っているモノでは、ルンバの項
1 ベーシック・ムーブメント
2 ファン 
3 ホッキー・スティック・・
てな、順番になっているけれど、
特に2・3は結構、難しいフィガーなんだな。
実際、
クローズ・ポジションからファン、
ホッキー・スティックの流れって、
使用頻度は高い割には、
中上級者が踊っても問題アリアリなんだもん。
(男性と女性の距離感がわかりにくい・
リード&フォローetc.)
ってコトで、
“ルンバ全く初めてです”のビギナーには、
第602話で紹介したように
1 ベーシック・ムーブメント
2 ニューヨーク
3 ハンド・トゥ・ハンド
4 アンダーアームターン・トゥ・ライト

ってな順番が、お奨めだ。

2、3は、手をラインするため
「おどったぁ!」って気がするし、
4で、女性は“回る体験”男性は
“回す体験”を積んでおくと、
後々、アレマーナなどの際に役に立つ。

その後、
左右スポットターン
アンダーアームターン・トウ・レフト
ショルダー・トウ・ショルダー

と向かい合って踊れるものを6割ほど習得後
(ドンナ感じを持って習得するかは、
下記ポイント2参考)
それから、いよいよ
ファン 
ホッキー・スティック
アレマーナ
クローズ・ヒップトゥイスト

と入っていくんだ。


ポイント2

型・音楽・相手・・・

ダンスの成長に必要な

3つの条件を押さえること


(第42話参照)

例えば、漢字でも、
“花”という字は、
「は・な」と読めること
「花」と書くこと
「ハ・ナ」と音読できること
「ハ・ナ」と聞き取ること
おまけに
「花」とはどういうものを指すのか知っている・・
で、ようやくOKがでるように、
一つのフィガーに関しても、
例えばルンバのアレマーナでいうなら
「アレマーナ」の足型がわかること
相手と組んで踊れること
音楽に合わせて踊ること

最低限、この3つの条件を見たさなければ、
OKとは言えないんだな。

ただし、どのレベルの人であっても、
この3つの条件すべてを満たすのが重要であって、
一つの条件に偏り過ぎない
と、
一つのフィガーにつき
教えるべきテクニックにも段階をもち、
いっぺんに、アレやコレや教えすぎない・
完璧を臨まないというコトも重要だ。
だから、アレマーナを教える際にも
「方向をしっかり」
「足元をキレイに」
「リード&フォローを感じて」

・・なぁんて
生徒さんを、
いっぱいいっぱいに追い込まず
上記条件が、ある程度そろった段階で
「合格!」にすること。
小学校教育のように、
1年でドンナ状態でも上回生に強制シフト、
落第ナシってのがいいわけよ。


ポイント3

ビギナーには

まずは最小限のみを教え

組み合わせは各自に任せる

使用頻度の高いもの優先


具体的に説明しよう。
ビギナーには
例えば
ベーシック・ムーブメント
ニューヨーク
ハンド・トゥ・ハンド
アンダーアームターン・トゥ・ライト
各フィガーを、
ベーシック・ムーブメントで始めて
ベーシック・ムーブメントに終わるように教え、
(第602話参照)
慣れてきたら、
「アンダーアームターン・トゥ・ライトから
ハンド・トゥ・ハンドができますよ」
みたいな、
使用パターンを白板に書くなりして、
整理し、
その中から各自が選んで踊るような形式がいい。
初期のリード&フォローの練習に最適だ。

ファンを教える頃には
「こういうアマルガメーションが
よく使われますよ」
例えば、
ベーシック・ムーブメント~
ファン~
アレマーナ~
ハンド・トゥ・ハンド~
スポット・ターン 
と、いうものをいくつか組んであげるとよい。
それらを集めて、
1曲のルーティンにするのもGOOD


中上級者には

フィガーの組み合わせの目先を変化

タイミングなどに変化をつける

簡単なバリエーションと組み合わせる


中上級者には
教科書の先行フィガー
(あるフィガーにはいる前に
使用できるフィガー)と
後続フィガー
(あるフィガーが終わった後に
使用できるフィガー)
をよくみながら
「このつなぎかたってあんまりしないかも」
という順番でアマルガメーションを組む。
(ベーシック・ムーブメントから
リバーストップとかね)
マンネリになっているカラダの動きに
新鮮さが加わって刺激になる。
リードアンドフォローに関しても、
再確認できたり、
勉強し直したりできるだろう。
タイミングの変化・
簡単なバリエーションと組み合わせる
コトも、同様の理由で、GOODだよ。
もちろん、
本人のヤル気もぐっとアップするだろう。



      続く 第607話へ



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