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特別シリーズ 
社交ダンスを教えるということvol.5 

競技ダンステクニック教授時代

優先順位 ②


かつての未熟モノ・ジュンコ先生と
今のジュンコ先生の教授法、
どこがそんなに違うのか?
昔ジュンコ・から
今ジュンコへの
教授法変遷を通してみてみよう。


22歳~28歳

競技ダンステクニック

オンリー教授時代


(競技ダンステクニックだけを教える)

大学卒業と同時にプロに転向、
スタジオ勤務が始まった。
その、スタジオ勤務の6年間、
ダンス教師でありながら、
現役競技選手なわけよ。
ところで、ドッチが主目的なの?
先生職の合間に、競技なのか?
競技の合間に、先生職なのか?
って問いには、
「ウーン、
どちらとも言えないよナァ」

になっちゃうんだ。
気持ち的には、ダンゼン、後者。
つまり、先生ってより、
競技選手色の方が強かったわよね。
そう、主体は、競技会。
でも、競技の賞金で
食べていくって世界ではなかったため、
実生活の面では、
先生色の方を強くしなきゃなんないという、
矛盾を抱えていたんだな。

して、教授法は?
自分が競技選手として、
コーチャー軍から指導を受けているものを、
自分の生徒にもそのまんま伝えていくわけ。
簡単に言えば、

お上からの“受け売り”

で、お上にも色んなレベルはあれど、
最高はロンドンの
偉大なるコーチャーたちですよ。
(コレ、チョイ自慢になったりするんだな)
ソコからの流れを、
生徒サンに伝授・・・ナァンテ言えば、
聞こえはいいけどね。
もちろん、(生徒さんに教えるときには)
個人的アイデアなりを足すコトも多いけれど。
(って、言うか、
コーチャーの指導どおりには、
とても教えられないってもん。
自分なりに解釈したものしか、
結局は教授できない)


さてココでのポイントは、

どんな対象の人にも

競技用ダンスを教えていた


ってことなんだ。
コレが大きな問題点・・・
なぜって
例え、相手が全くの初心者であっても
「競技会?
そんなん、興味、ありませんわ」な、
カラダをリフレッシュ or
人とのコミュニケーションがニーズ、
な人であっても、
カラダのケアが必要な、
ご年配・ご老人の方であっても関わらず
つまり
社交ダンスを習うすべての人に、
ナニの選択肢を与えるコトもなく、
競技ダンスを押し付けていたことになるからだ。

でも、言わせてもらえば
私だって、
競技ダンスと社交ダンスの区別なぁんて
全然なかったんだもの。
新米教師の頃に、
その差異を明らかにせよ!
なんて言われたって、
チンプンカンプンのナンのコッチャァ?
だっただろうね。
その辺のところを、
現ジュンコ先生とのやり取りを通して、
みてみよう。


ジュンコ先生
「ジュンコさんが、
生徒さんに教えているのは、
社交ダンスというより、
競技ダンスね」


ジュンコ
「ソー言われても、
よくわからないんだけど・・・」


ジュンコ先生
「学生ダンスの頃の勢いのまま、
“やる気のみ”
でドウにかコウにか
教えているでしょ(笑) 」


ジュンコ
「だって、お師匠サンから
『後輩を教えていたように教えたらエエ』
って言われたんだもん。
でも、私らが大学でやっていたもの、
あれも、社交ダンスでしょ?」


ジュンコ先生
「いいえ、
アレはれっきとした競技ダンス。
今でいう、スポーツダンスよ」


ジュンコ
「競技会に出ていたから競技ダンス・・・?
でも、(大学のサークルに)入部したての頃、
先輩から手ほどきをうけた
ジルバやブルースは競技ダンスじゃないよね? 
だって、
競技種目に入っていなかったもの」


ジュンコ先生
「アレは、パーティ・ダンスだからね」


ジュンコ
「パーティ・ダンスか・・・。
あ、今、生徒サンに教えているよ、
ジルバもブルースも。
じゃぁ、ソレは
競技ダンスを教えていることに
ならないヤン!」


ジュンコ先生
「種目としては、
競技は関係ないけれど、
ジュンコさんの

教え方は

“競技会ダンス仕様”
ね」


ジュンコ
「え?さっきから、
『ジュンコさんの教えているダンスは
競技ダンスね』
って言ってたのは、
種目のことじゃなく、
教え方のこと、だったの?」


ジュンコ先生
「まぁ、そうね。
ソウ思ってもらったほうが、
わかりやすいかな。
例えば、
ワルツにしても、
ルンバにしても
競技種目としてもあるし、
一般的なパーティでも踊るわけね。
でも、ジュンコさんの教授方法や内容は、
社交ダンスとして、
社交場で踊るより、
競技ダンスとして、
競技会で踊るほうに向いているモノなの。
言っていること、わかるかしら?」


ジュンコ
「うーん、わかるような、
わかんないような。
だって、私自身、
社交場で踊るって経験、ないんだもん。
競技会にはずっと出ていたけど・・・。
あ、だから、私が、
学生の時にやっていたのは
社交ダンスじゃなくて
競技ダンスだってことなのか」


ジュンコ先生
「ソウよ(笑)」


ジュンコ
「例えば花村さん夫妻に、
今、ルンバを教えているんだけど、
競技用のダンスを
教えていることになるのかなぁ」


ジュンコ先生
「ええ。
花村さん夫妻はまだまだ
1年そこらの初心者でしょ?
アレではダメよ」


ジュンコ
「でも、基礎を教えてるのに? 
難しいバリエーションとかは
全然やってないよ。
それでも、ダメなの?」


ジュンコ先生
「基礎って、
ナニを教えているの?」


ジュンコ
「ソリャァ、ルンバウォークでしょ!
まずはどの種目でも歩けないとダメだもの」


ジュンコ先生
「ルンバウォークの中の
どういうテクニックを教えているの?」


ジュンコ
「え?ごく、一般的なモノよ。
ヒザをシッカリ伸ばす、
ボールから出る、体重移動。
最近は、
ターンアウト、ヒップムーブメントも」


ジュンコ先生
「教えていてどう?
花村さん、なんて言ってる?」


ジュンコ
「『歩くだけでコンナに難しいなんて!』
って驚いているよ。
でも、基礎って
みんな簡単じゃないもんね。
私だって、まだ、
コーチャーに直されてるんだもん、
ルンバウォーク・・・」


ジュンコ先生
「確かに、ルンバウォークは
大事な基礎テクニックかもしれないけれど
今の花村さん夫妻にとって、
実践的なテクニックかしら?」


ジュンコ
「実践的? 
ウ~ン、よくわからないけど、
ただ、お二人とも
『いざ、音楽がかかって
(ルンバウォークを)
やろうとしたら、全然できない』
って嘆いている」


ジュンコ先生
「じゃぁ、
お二人がパーティに行って
『習ったルンバウォークを実践しよう』
って思っても、無理ってことね」


ジュンコ
「あぁ、たぶん。
でも、さっき言ったみたいに、
基礎は難しいものだから、
すぐにできないでも仕方ないもん」


ジュンコ先生
「やっぱり、ジュンコさん、ダメだわ。
残念ながら、花村さん、
上手にならないわ、今のままだと」


ジュンコ
「・・・」


ジュンコ先生
「競技会選手を目指すなら、
ルンバウォークや
その中に含まれる多くのテクニックは
すごく大事なモノでしょうね。
だって、
ビジュアルで審査されるんだもの。
ヒザが曲がったままだったり、
かかとから出ていたりは、NGね。
それに、
体重移動、ターンアウト、
ヒップムーブメントなど、
難しいテクニックも根気良く練習しないとね。
競技スタイルダンスは、
かなり、高度なモノだから」


ジュンコ
「じゃぁ、
競技会には関係ない花村さん夫妻には、
ちゃんとした基礎は必要がないってこと?」


ジュンコ先生
「ソウは言っていないわ。
もちろん基礎はどんな人にも大切よ。
ただ、基礎にも色々あるってこと。
ジュンコさんの教えている基礎は
社交ダンスとして、
社交場で踊るより、
競技ダンスとして、
競技会で踊るほうに向いているモノなの」


ジュンコ
「え~!? 
ちょっとわかんなくなってきました」


ジュンコ先生
「さらに混乱してもらおうかな(笑)
ジュンコさんには、
もっと欠けている概念があるわ。
ソレはね、
社交用・競技用として
枝分かれする前の基礎ってものもある、
ということ。
つまり、踊る基盤、土台。
今、花村さん夫妻に必要なのは、
その、基盤と、
社交ダンス用の実践的なテクニックなの」



      続く 第601話へ



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