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“静と動のコントラストで見る

上級ダンスへの道”


の第2回目

「ヘッド(頭)の動きが

静かであるということ」


に関するレクチャー、
まだ終わってないの!?


すごいナァ、
よく、そんなにネタあるナァ~。
エエ、ええ、ありますとも。
お次はダンサー諸君の中でも
「実は、ワタシも悩んでます」って方、
多いんじゃないの?
な、コンナお話をどうぞ。


ケイコさんからの質問だ。
「あの、
ちょっと混乱してきたんですけど、
イイですか?
以前、ダンスを踊るときは、
重力軸に沿った
まっすぐの姿勢ではなく、
ダンス用のニュートラルな姿勢
で・・・
って習いましたでしょ?」

(第469471話参照)



ジュンコ先生は、
ダンス用ニュートラル・ポイズのことね?」
と言い、

「あ、ケイコさん、
ポイズの意味はわかるかな?」
と逆に質問。



すると
「ポイズは・・・姿勢、
つまりポスチャーに、
背骨の角度、
つまりアングルがついたものですよね」




ジュンコ先生はニッコリ笑って
「OK、よくできたわ。
ありがとう、質問を続けてね」



「ハイ、その
ダンス用のニュートラル・ポイズは、
骨盤前傾のヒップアップ状態でしたでしょ?
で、その・・・
変な質問かもしれないのですが、
そのような骨盤前傾になったとき、
頭の位置はどうなるのかな?

と思いまして」



ジュンコ先生は、
なにやら愉快そうに聞いている。



ケイコさんの話は続く。

“頭は一番高いところに置く”
とも習いましたから

(第581話参照)
頭はまっすぐかな?と思うのですが。
ワタシがその骨盤前傾をすると、
背骨も一緒に前傾したような感じ・・・
そう、
スキーのジャンプする選手みたいな、
突っ込んだ、
前傾になっちゃうんです。
それで、

頭の位置も

突っ込んでいるように感じる
ので、

コレでいいのかナァと思いまして。
特にルンバを踊るときに
気になるんですけど・・・」




ジュンコ先生は言った。

「要するにダンス用の

ニュートラル・ポイズをとったとき

つまり、

骨盤前傾になったときの

頭の正しい位置はどこになるのか?


ってことね。
ケイコさん、
これはねぇ、とてもいい質問よ。
さぁ、みんなはどう思うかな?」



「スタンダードだったら、
最終的にはトップラインが
離れるようにしなきゃダメだけど、
ルンバとかのラテン種目は、

まっすぐのままでいいんじゃないですか?

上から吊られたような感じの・・・
重力に沿ってまっすぐ。
ずっと習ってきたような、
鼻先と後頭部と耳の間を感じるような

(第581話参照)
まっすぐでいいんでしょ?」
とハナコさんが言う。



ところが、トシ子さんは、
「でも、そういえば、
骨盤前傾の話の時、
なぜ骨盤前傾になるのかは、
インナーマッスルの大腰筋の操作
によるもので、

腰椎(ようつい)が

下向きに引っ張られるから


って習いましたわ。

(第470話参照)
腰椎(ようつい)は背骨の下部ですから、
その上部である頚椎(けいつい)にも
何らかの変化を
もたらすんじゃないでしょうか」




「じゃぁ、頭も
ただまっすぐじゃないってこと?」

とカナちゃん。



「エエ、少しは、前に移動する・・・

ほんの少し前傾する感じ

なるんじゃないでしょうか?」




「ちょっと待って、
前傾って、
前バランスのことですよね。
ワタシ、ソコからよく
わかっていないのかもしれません。
傾くのは、骨盤だけで、
背骨はまっすぐじゃないんですか?

だって、
前バランスって言葉にごまかされるな、
ラテンも床からまっすぐに立つもの・・・
そんな風に、
今までのコーチャーから
言われてきたものですから」

ハナコさんが言い出して。



ジュンコ先生はうなずきながら
「この辺はダンステクニックの中でも
最高にややこしいところね」

「OK、
ではその辺りからもう一度、
みていきましょう。

前バランスとは?

骨盤前傾とは?

そのときの頭の位置は?


すごく大切なテーマだから、
じっくりいきましょう」



      続く 第593話へ



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