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“静と動のコントラストで見る

上級ダンスへの道”


の第2回目

「ヘッド(頭)の動きが

静かであるということ」


に関するレクチャーはまだ続いているよ。


次は、頭を支える

“首”に焦点をあてて見ましょかね。

まずは、
カナちゃんのコンナ話から・・・


「わたし、

バレリーナの人の首

に憧れているんです!
スーッと長くてキレイでしょ。
それに、
その上に乗っている、
頭の動きがとってもエレガント。
大きな動きではなく
さり気ないものなんだけど、
すごく美しいんだもん。

『頭の上にティアラ(王冠)が

輝いているように』


って、習うらしいですね。
ワタシ、あぁいう、
首や頭の動きを手に入れたいな。
ルンバを踊るときでも、
上品で優美な感じって、
大切だと思うから」




すると、ジュンコ先生が言った。
「カナちゃんの首も、
首が長く見えるバレリーナの人の首も、
頚椎(けいつい)の長さからいえば、
ほとんど変わらない
のよ」



「え?そうなんですかぁ」
と、カナちゃんはビックリだ。



「モトモト頚椎の長さは、
脚の長さのような個人差ってないモノなのよ。
首の見かけの長さは、
首の周囲の肉のつき方や
鎖骨の発達・・などによって
違って見えるのよ」

「たとえば、見かけは
4~5センチほども首の長さが
違うように見える人でも、
実際にレントゲンを撮ってみると
5ミリ程度の違いでしかない・・・」



フーン
みんなからそんな空気が流れた。



「例えば・・・
ワタシがこうやって見せると、どう?
首が短く見えるようになったでしょ?」
ジュンコ先生はそう言って、
アル姿をとって見せた。



「本当だ!」
と、カナちゃん。



「コンナ風になる人は、
結構多いんだけど、
(首が短く見えるように)
どうやったかわかるかな?」



「ウーンと・・・
背中を丸くして、
アゴを突き出すような感じにした・・・」

カナちゃんが答えると、



「ソウね。
猫背になるとまず首の後ろ、
肩に余計なお肉が溜まり、
首が前に出てしまい、
アゴを突き出すような感じになり、
頭を支えている頸椎の2番に影響がでるの。
このとき実は、
トアル筋肉を使えていない状態なのね。
その筋肉が柔軟性を失って、
固まってしまうと、
首が短く見える
ってこと・・・」



すると、
森田さんが、
「僕、よくアゴが上がるんで・・・
イヤだなぁ。
その筋肉が長くなれば、
すっきりとした背中に
見えるようになるかナァ?」




ジュンコ先生は、
「もちろん!
その筋肉は、
実は屈筋でリキミやすいものでもあるの。
(第342話参照)
リキムと、首のコリや、
頭痛がするようになったり、
何よりダンスのおいてのこの筋肉のリキミは、
バランス能力の低下につながるので、
初級の頃は、
焦点を当てないほうが
イイ筋肉なんだけど・・・」
と前置きしてから。

「でも、
中級→上級へシフトしていくためには、
その筋肉を意識的に活性化して、
使えるようになるのが大切ね。

頭の位置を決める際の

重要な筋肉
よ」

「特に女性にとっては
この筋肉は美しさの象徴かもね。

女性らしさをひきたてる

“天然のネックレス”


と言われている筋肉よ・・・」



      続く 第590話へ



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