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さて、最初に復習をしよう。

腕の始まりはどこだと、

イメージしているかな?
えーと、背中側の、肩甲骨でしょ?
で、肩甲骨は鎖骨とくっついて、
鎖骨は胸鎖関節
アバラの骨と引っ付いていて・・・

そうね。

背面は、肩甲骨



前面は、胸鎖関節 

この2つがキーになるんだよね。
(第162話参照)

ダンス・ビギナーの頃は、
背中側のアバラの骨の上に乗っている、
肩甲骨が(アバラ上を)ちゃんとスライドできる、
つまり、アバラと
肩甲骨の癒着を取り除くことが大切なんで、
見た目のことは、
ぜーんぜん気にしなくてOKだから、
好きなだけ、
肩甲骨辺り(肩も)は動かして良い!
なんだよね。
(第347話参照)

ある意味、ムチのようにしなる
(あえて、悪く言えば“振り回す”)
腕の動きなんて、
そうそうできない難しいモンよ。
よっぽど、(肩甲骨辺りの)癒着が
解放されないと無理・・・
だから、
「おーい、アームアクション、
動きすぎやで」
なぁんて、見ている人から
言われるようになっても全然OK!
おめでとう!!
ってお赤飯炊いて、お祝いしましょ


さて、この段階、

“肩甲骨の解放”の時期

は、チョイ(現日本ダンス界では)
生きていきにくい(!?)時期だもんで、
忍耐と勇気が必要だよ。
(それから、正しい理解と信じるココロもね)

なぜって、
「カラダのライン、崩れてる」
「腕、振り回しすぎ」
「肩、動かしすぎ」・・
と、見ている人からの、
ビジュアル的ダメだしを食らうのを
覚悟しなきゃなんないからだ。

例えば、なぜ、
腕が動きすぎるとNGなのかの理由に
「ボディの動きが見えないから」
ってのが、アル。
コレは、主に、
カラダの前面(正面)から
見たときのことを言うんだけど、
チョイ、キツイ言い方をすれば
「手・腕の動きがうるさすぎて、
ボディの動きがかき消されてしまう」
ということ。
コレって、
ちゃーんとボディから腕を動かしていても、
(つまりボディも動いていても)
「腕を、動かしすぎ!!
ボディの動きが見えない」
なぁんて、
指摘をうけちゃうことがあるんで、
要注意
だ。

どういうことか説明しておこう。

肩甲骨が自由を取り戻すと、
前面の鎖骨にも自由性が出てくる。
すると、鎖骨とくっついた
アバラの骨にも連動して
カラダが今までやったこともなかった
“動き”を欲してくるわけ。
そりゃぁ、
癒着が解け、
一気に解放されるわけだから、
うれし、うれしで、
とにかく動いてストレス発散、
といきたいんよね。
で、バラバラ・・な動きになっちゃうことも。
結果
目立つのは、腕の動きで、
ボディは単に崩れて見え、
スーッと美しく見えないし、
正しく動いているようにも見えない。
でも、この時期(肩甲骨解放期)は、
コレで大正解なわけよ。
超自然なことで、
歓迎するべき現象ナンだけど、
美的なモノをヨシとし、

“出来上がり”のカタチを重視する、

イングリッシュ・スタイルでは
ダメ出し必至。
動かしすぎ=崩れる=グヂャグヂャ・・は、
歓迎されることは、まずないんだよね。

でもこれは、
ある意味、仕方ない・・・と理解して
忍耐強く、この時代を終了した方は、
お次に行きましょ!

“静かなる鎖骨の主張”の時期だ。

どういうことかというと、

自由性を取り戻してきた

肩甲骨と鎖骨、

アバラの骨のバラバラな動きに、

つながり・調和を持たせてゆく


そういう時期・・・

さて、キーマンを紹介しよう。
このブログ初登場のインナーマッスルだぁ~

その名も、

小胸筋(しょうきょうきん)!!??

の詳しい説明は、次回!!



      続く 第577話へ



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