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~静の中の動・動の中の静~

“静と動のコントラストで見る

上級ダンスへの道”


の第1回目は、

「アーム(腕)の動きが

静かであるということ」


ジュンコ先生は、そう白板に書いた。 



と、ベテラン平田さんが
手を上げこんなことを言い出したんだ。

「ちょうど今、
ウチでもルンバをやってるんですが、
“腕の動き”について、
どう指導していいか
困っていたところなんですわ」


平田さんは自分でサークルを持ち、
後進の指導に当たっているのだが・・・

「久しぶりに、
若手新人が入会してきて、
カップルを組んで
コンペに出ようとがんばってるんですが、
その彼から、
グループ・レッスン中に
こんな質問を受けたんですな。
『ある人から、
フリーアームが目立ちすぎだって言われた。
“手”が目立つ人は、
あまり上手な人ではない、と』
そして、
ソノ人からアドバイスとして、
『もう少しじっとして、
横へ伸ばして置いておくといい』 
と言われたそうなんですな。
彼が言うに、
『腕をジッとしていようと思ったら、
カラダが緊張して踊りにくい』
らしいんですが。
どうなんでしょうか?」


平田さんはソコまで話してから
「アァ、すみません。
しゃべりすぎて・・・
(レッスンの)
邪魔をしてしまいました」




すると、ジュンコ先生
「いいえいいのよ。
とても興味深い話だわ。
ちょうど今からやろうとしている
レクチャーにはピッタリのお話ね。
ところで、その新人の彼って、
ダンスをやり始めて間がないのかな?」



平田さんが答える。
「確か、
1年半ぐらい・・・でしたかな」




ジュンコ先生は、うなずいている。



すると、坂田さんも言い出した。

「僕も実は、ビギナーの頃、
アームの動きを人から注意、受けたんです。
アームはもっと静かに使うもんだ。
動かしすぎはかっこ悪いって。
それ以来、
すごく気を遣って
動きは抑えるようになりましたね」




ジュンコ先生は聞いた。
「坂田さん、
その当時、自覚はあったのかしら?
動かしすぎていると」



すると坂田さん
「いいえ、
言われるまで、
気が付いていませんでした」




ジュンコ先生は、
みんなの方に向き直り、

「もっとアームを静かに使いなさいとは、
よく言われることね。
その理由として、
フリーアームに関しては
見た目に美しくないから。
ボディの動きが、
かき消されてしまうから。
コンタクト・アーム(相手とつないでいる方の手)
に関しては、
動かしすぎたら、
(ぶれたり、
二人の中間につないでいる部分を
置けなくなったりで)
リード&フォローに支障が出るから・・

色々あるわ。
対処法としては、
さっきの平田さんの話に出てきた新人の彼が、
アドバイスを受けたように
『もう少しじっとして、
横へ伸ばして置いておくといい』 
なんていうのが一般的だけれど」

ジュンコ先生は、
ココで一呼吸置いて、

「でも、イイ?
腕の動きをただ単に制限することは
とても、危険なの」

「もちろん、わざと手を振り回したり、
とってつけたようなラインを作ったり・・
はいただけないけれど、

自然発生的な動きは、OK

むしろ、ソレが
どんなヘンテコリンナ動きであっても、
まずは制限をかけてはダメ。
カラダの他の部分まで、
動かなくなってしまうわ」



と、平田さんが手を上げ
「では、新人の彼は、
人からなんと言われても、
あまり気にせず、
腕を自由に動かしていいってことですな」



「その通りよ。

新人の頃、

腕や肩が動くようになってきた

というのは、

肩甲骨辺りが

自由になってきた証拠
だから、

大歓迎すべきことなの」

(第347話参照)



「では、新人の頃はソレで良いとして、
いつ頃になったら、
注意していけばいいんですかな?
腕はもっと静かにするべきだと・・・」

という平田さんの質問に



ジュンコ先生は、

静かにするように

言う必要は・・・ナイ
わ。

もっと自由自在に

動くようになればいい
のよ。

他のカラダの部位と

連動し、調和し・・

となるように、訓練は必要だけどね」


「アーム(腕)の動きが
静かであるということは、
いったい、どういうことか、
もっと、深くみていきましょう」



      続く 第576話へ



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