2008.08.13 (第568話)チョット中休み エッセイvol.14 ~なりたい自分へのプレリュード ④~
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チョット中休み エッセイvol.14
競技に向けてのアドバイス
~なりたい自分へのプレリュード※ ④~
※前奏曲・事件や物事の始まり
競技会に向けてのアドバイスその1
礼儀を大切にする
フロアーに入るときからのたたずまい
(かもし出す雰囲気・空気)に気をつける。
フロアーに立ったら、恭しく
(うやうやしく=礼儀正しく丁寧であるさま)
礼をすること。
で、踊り終わったときも同じ。
フロアーから出て行くときもキチンと礼をすること。
ただしコレって、
審査員に対するパフォーマンスではなく、
また、
観客に向けての単なるアピールでもない。
つまりは、
礼に始まり、礼に終わる・・・ん?
ムムム、武道みたいヤン!
ソノ通りなんだ。
フロアーに対して、
観客に対して、そして自分に対して
踊らせていただきます。
踊らせてもらってありがとう
・・・の意味。
礼をすることで、カラダに良い気が流れる。
結局は、
自分たちのためになるッテことだよね。
競技会に向けてのアドバイスその2
二人仲良くを心がける
自分のリーダー・パートナーと仲良く・・・を、
努力してでも実践する。
競技会は、
勝ったり負けたりのマァいや、
“戦い”のイベントだから、
時に周りも自分たちも
殺伐としたムードになっちゃうコトもある。
そんななかでも、お互いを信頼し、
楽しく仲良くの、時間と空間を創りだすよう
心がけて欲しいんだな。
どんなシーンでも
お互いを守って欲しい
この人がいてくれるから、こうやって、
踊っていられるんだって
気持ちを呼び覚ましてでもね。
実はね、ワタクシ、現役時代、
コレが全くできなかったんだ。
競技会当日は、神経ピリピリ、
で、深刻、ムッチャ暗いの。
リーダーとは、
ライバルみたいな感じになっちゃって、
二人で競技というイベントを
楽しんだ経験は、ナイ。
(学連の最初、新人戦の頃だけなんだもん、
競技が楽しかったのは)
勝ったらマァ、それなりに楽しくなって、
仲良くもできるけど、
負けたら悲惨だったモンナァ。
今から思えば、競技会のたびに
“筋肉を固める経験”をしていたんだと思う。
そう、GOODなパフォーマンスのためにも、
筋肉を良い状態で使えるためにも、
二人仲良くを心がけてね。
応援団(私とビデオを撮ってくれる男性1名)
も一緒に、大いに楽しもうね♥
「大丈夫!任せとけって」
とヒデ君。
で、
「なんか、オレ、タンゴの体験、
しておいてよかったような気がする」
なんて言い出したんだ。
「エエカッコせなアカンって
思わんでエエから、気が楽や」
おぉ、ヒデ君の病、
ずいぶん回復してきたみたいね。
「(コンペが)ちょっと、
楽しみになってきたわ」
良かった、
ユーちゃんのカラダも大丈夫ソウだし・・・
と、ホッ。
さぁ、後はゆっくり休んで明日に臨もう!
と、ナルと思ったのだが・・・
寝る直前になって、
ヒデ君たら、
こんなことを言い出すんだ。
「オレ、ジャイブのスタート、
ようワカレヘンねん」
オイオイ、
今になって何言ってんの?
「結局な、ユーちゃんに
『任せるから、ヨロシク。
オレ、ついていくわ』
ってことになったんや」
コレを聞いて、ワタクシ、
アッ、と思いましたよ。
今日のリハーサルで、
ジャイブのスタートだけ
“やり直し”になっちゃったんだもん。
その理由が、わかったって思ったんだな。
私は言った。
「ついていくなんて、絶対にアカンよ。
だから今日、
失敗しちゃったんやない!?」
「だって、オレ、
自信ないもん」
私は、チョイ不思議に思ったんだ。
日頃、お楽しみッテ感じでジャイブを踊るとき、
それほど音楽に苦労している感じが
見受けられなかったからだ。
でも、待てよ、ソー言えばって、
心当たりがあるんで聞いてみたんだ。
「いつもスタートできていたのは、
“気分”でやっていたんね。
なんとなくやっていただけってことやね?」
「ソヤ。
ダイタイやわな。
ちゃんと(音楽を)とろうと思ったら、
急にわからんようになってきたんや」
私は言った。
「いい?
ユーちゃんにただただ
ついて行こうってのは危険よ。
ついて行こうとしているとき、
あなた自身は、音楽、
チットモ聞いていなかったでしょ?
だから今日、
二人がズレて、失敗しちゃったのよ。
あなた自身も音楽を感じて、
何らかの動きを持っていないと、
相手についていくことさえできないんよ」
ヒデ君はじっと聞いていた。
ココロやカラダを停止させ
ジッとしていたら
相手にも音楽にも乗り切れない
スタートで一番上手く行かないケースなんだ。
時間はもう深夜だったように思う。
でも、私はおもむろに
リビングにCDコンポを持ってきて・・・
「え~今から?」
と引き気味のヒデ君を相手に
「アカンよ。
今やっておかないと後悔するよ」
曲トリ練習の始まりだぁ~
「音楽がかかっても
あわてないでよく聞いて」
「足で踊ろうとしないで」
小1時間練習は続き・・・
ヒデ君がポロッといったんだよね。
「明日、ジャイブ、
入ったら、かなわんなぁ」
続いて、
「でも、ユーちゃん、
踊らせてあげたいナァ」
「それにジャイブ踊るって、
Aクラスに残ったって事やし」
複雑な心境のようだ。
「サンバやジャイブが
最初からあるわけじゃないから、
まずはルンバ、
そしてチャチャチャを、
1回1回、
大切に踊ることに全力を向けてね。
もし、上のクラスに残って、
(サンバ・ジャイブを)踊るときがきたら、
ソレはそれで、
そのとき、がんばればいいんだもの」
そしていよいよ、
コンペ当日がやってきて・・・
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~なりたい自分へのプレリュード※ ④~
※前奏曲・事件や物事の始まり
競技会に向けてのアドバイスその1
礼儀を大切にする
フロアーに入るときからのたたずまい
(かもし出す雰囲気・空気)に気をつける。
フロアーに立ったら、恭しく
(うやうやしく=礼儀正しく丁寧であるさま)
礼をすること。
で、踊り終わったときも同じ。
フロアーから出て行くときもキチンと礼をすること。
ただしコレって、
審査員に対するパフォーマンスではなく、
また、
観客に向けての単なるアピールでもない。
つまりは、
礼に始まり、礼に終わる・・・ん?
ムムム、武道みたいヤン!
ソノ通りなんだ。
フロアーに対して、
観客に対して、そして自分に対して
踊らせていただきます。
踊らせてもらってありがとう
・・・の意味。
礼をすることで、カラダに良い気が流れる。
結局は、
自分たちのためになるッテことだよね。
競技会に向けてのアドバイスその2
二人仲良くを心がける
自分のリーダー・パートナーと仲良く・・・を、
努力してでも実践する。
競技会は、
勝ったり負けたりのマァいや、
“戦い”のイベントだから、
時に周りも自分たちも
殺伐としたムードになっちゃうコトもある。
そんななかでも、お互いを信頼し、
楽しく仲良くの、時間と空間を創りだすよう
心がけて欲しいんだな。
どんなシーンでも
お互いを守って欲しい
この人がいてくれるから、こうやって、
踊っていられるんだって
気持ちを呼び覚ましてでもね。
実はね、ワタクシ、現役時代、
コレが全くできなかったんだ。
競技会当日は、神経ピリピリ、
で、深刻、ムッチャ暗いの。
リーダーとは、
ライバルみたいな感じになっちゃって、
二人で競技というイベントを
楽しんだ経験は、ナイ。
(学連の最初、新人戦の頃だけなんだもん、
競技が楽しかったのは)
勝ったらマァ、それなりに楽しくなって、
仲良くもできるけど、
負けたら悲惨だったモンナァ。
今から思えば、競技会のたびに
“筋肉を固める経験”をしていたんだと思う。
そう、GOODなパフォーマンスのためにも、
筋肉を良い状態で使えるためにも、
二人仲良くを心がけてね。
応援団(私とビデオを撮ってくれる男性1名)
も一緒に、大いに楽しもうね♥
「大丈夫!任せとけって」
とヒデ君。
で、
「なんか、オレ、タンゴの体験、
しておいてよかったような気がする」
なんて言い出したんだ。
「エエカッコせなアカンって
思わんでエエから、気が楽や」
おぉ、ヒデ君の病、
ずいぶん回復してきたみたいね。
「(コンペが)ちょっと、
楽しみになってきたわ」
良かった、
ユーちゃんのカラダも大丈夫ソウだし・・・
と、ホッ。
さぁ、後はゆっくり休んで明日に臨もう!
と、ナルと思ったのだが・・・
寝る直前になって、
ヒデ君たら、
こんなことを言い出すんだ。
「オレ、ジャイブのスタート、
ようワカレヘンねん」
オイオイ、
今になって何言ってんの?
「結局な、ユーちゃんに
『任せるから、ヨロシク。
オレ、ついていくわ』
ってことになったんや」
コレを聞いて、ワタクシ、
アッ、と思いましたよ。
今日のリハーサルで、
ジャイブのスタートだけ
“やり直し”になっちゃったんだもん。
その理由が、わかったって思ったんだな。
私は言った。
「ついていくなんて、絶対にアカンよ。
だから今日、
失敗しちゃったんやない!?」
「だって、オレ、
自信ないもん」
私は、チョイ不思議に思ったんだ。
日頃、お楽しみッテ感じでジャイブを踊るとき、
それほど音楽に苦労している感じが
見受けられなかったからだ。
でも、待てよ、ソー言えばって、
心当たりがあるんで聞いてみたんだ。
「いつもスタートできていたのは、
“気分”でやっていたんね。
なんとなくやっていただけってことやね?」
「ソヤ。
ダイタイやわな。
ちゃんと(音楽を)とろうと思ったら、
急にわからんようになってきたんや」
私は言った。
「いい?
ユーちゃんにただただ
ついて行こうってのは危険よ。
ついて行こうとしているとき、
あなた自身は、音楽、
チットモ聞いていなかったでしょ?
だから今日、
二人がズレて、失敗しちゃったのよ。
あなた自身も音楽を感じて、
何らかの動きを持っていないと、
相手についていくことさえできないんよ」
ヒデ君はじっと聞いていた。
ココロやカラダを停止させ
ジッとしていたら
相手にも音楽にも乗り切れない
スタートで一番上手く行かないケースなんだ。
時間はもう深夜だったように思う。
でも、私はおもむろに
リビングにCDコンポを持ってきて・・・
「え~今から?」
と引き気味のヒデ君を相手に
「アカンよ。
今やっておかないと後悔するよ」
曲トリ練習の始まりだぁ~
「音楽がかかっても
あわてないでよく聞いて」
「足で踊ろうとしないで」
小1時間練習は続き・・・
ヒデ君がポロッといったんだよね。
「明日、ジャイブ、
入ったら、かなわんなぁ」
続いて、
「でも、ユーちゃん、
踊らせてあげたいナァ」
「それにジャイブ踊るって、
Aクラスに残ったって事やし」
複雑な心境のようだ。
「サンバやジャイブが
最初からあるわけじゃないから、
まずはルンバ、
そしてチャチャチャを、
1回1回、
大切に踊ることに全力を向けてね。
もし、上のクラスに残って、
(サンバ・ジャイブを)踊るときがきたら、
ソレはそれで、
そのとき、がんばればいいんだもの」
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