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チョット中休み エッセイvol.14 

コンペの下地を作る

~なりたい自分へのプレリュード※ ③~

※前奏曲・事件や物事の始まり


エエカッコすることが
競技会の原動力であったヒデ君、
ソノ動力を失ってしまい、
ホンマ、腰抜け状態に陥ってしまったんだ。

「どうしよう、踊られヘン。
カラダが嫌がってる・・・」


チョイ、私、ビックリしましたモンね。
え、何にって・・・

ココロとカラダのつながり

のスゴサにですよ。
冗談ではなく、
ものすごく足が痛いみたいなんだもん。
ココロがOKを出さない限り、
カラダはいう事を聞かないかもしれない、
ウーン、コリャ、非常事態だわ。


フロアーにヘタリこんで、
ふくらはぎをサスリサスリ、
モンモンのヒデ君に、
私は言ったんだ。

「自分が“主役”だと思わなかったら
いいんじゃないの?」


ヒデ君、顔を上げ
「え、どういうこと?」


「例えば・・・
結婚式の披露宴で踊ったでしょ? 
アノ時って、主役は?」


「ソラ、
花婿さんと花嫁さんやわな」



「そーよね。
アナタがエエカッコして
『どうじゃ~』って
見せ付ける感じで踊ったら
イヤミだったと思うのね。
だって、
アナタが主役じゃないんだもん」


「ソラ、
ソーやけど・・・」



「花婿さんと花嫁さんに喜んでもらおう、
おめでとう!幸せにね!
ってココロをこめて踊ったから
上手くいったと思うのね」


「でも、
今度のコンペでは・・・?
どうしろって?」



「例えば、Hさん御夫妻※1への
『長い間、ご苦労様、
こういう機会を与えてくださって
ありがとう』
って気持ちがいいんじゃないかな?」

※2コンペの主催者、大会委員長、
日頃お世話になっている生徒さんでもある


「今回で幕を下ろす歴史のある
コンペへの“はなむけ” ※2と」

※1旅立ちや門出を祝って、
別れて行く人に贈る、贈り物



すると、ヒデ君の顔に、
ホワ~ッてな感じで安堵(安心な気分)が、
戻ってきたんだな。

「エエコト、聞いたわ。 
ソレやったら、踊れそうや。
オレ、Hさん御夫妻たちが
開催するコンペじゃなかったら、
絶対に、出てないモン」


で、
「ソレで行こう。
ジュンコ先生の生徒さんたちに
喜んでもらえるよう、
ありがとうって気持ちで踊る
・・・それしかないわ」



ブツブツ言いながら、立ち上がり、
「あ、ちょっと(足の痛み)
マシになったかな?」



青白かった顔に、
ようやく赤みが差してきて、ホッ。



次の日から、いよいよ、
退院したての
ユーちゃんとのカップル練習を開始、
と言っても
何しろ、時間が、ナイ。
ソレなのに
ルンバとチャチャチャ以外の2種目は、

メッチャ危ない状態

のまんまなんだ。
サンバは
「LODに回れるかな?
イヤ、ソレより、
ステップの順番覚えているかな?
それに、音楽も心配やなぁ~」

ナァンテ、
どこをとっても不安材料山積みだし、
ジャイブにおいては
「スタートが、ようわからんし、
どうやって踊ってエエかチットモ・・・」

まぁ、ほとんど、
レッスンも受けていない状態なんだモンな。


でも、面白いことに、二人の口から
「でも、サンバとジャイブは、
上のクラスに残らないと、
踊れないんでしょ?」
という、言葉はナイ。
もう、
そんなことを言ってる時間がもったいない、
少しでも練習しないと、ッテことだろうし、
ユーちゃんにおいては、
大好きなサンバとジャイブ、
踊らないという選択は、
モトモトないのかもしれないし。

頼みの綱は、
練習量の一番多い“ルンバ”でつちかった、

ボディ・テクニック

(インナーマッスルの動きとか、
カラダのつながりとかいったもの)
のみ。
後は、誠実で何事にも真剣に向き合う、
愛すべき二人の

“キャラクター”

コレが、ダンス力を支える、
一番の武器だろう。
そして、お互いを信頼しきる、
パートナーシップ・・・
実は私、ユーちゃんに、
ヒデ君のココロの病の事情も
正直に話していたんだ。
今回のヒデ君の病は
「人から、
自分のダンスを色々言われるのって、
つらいわな」

という“コメント・トラウマ”な部分もあるからだ。


で、ワタクシ、ユーちゃんに
競技会という機会を利用して、
お互いを本当に助け合う、

パートナーシップの勉強

をして欲しいと
告げたんだ。
「お互い、気づいたところは、
言い合える関係にならないとダメだけれど、
自分の真実を知るのって、
すごく傷つくことでしょ?
相手の弱点を言うときは、注意が必要ね。
一緒に傷つくくらいの気持ちがないと、
自分が踊りにくいから、とか、
見ていて見苦しいからって理由で言っちゃうと、
関係は難しくなるよ」

で、
多くの場合、
ソノ人の弱点は、深いところからやってくる
氷山の一角に過ぎないため、
本気でソノ弱点克服に取り組むには、
膨大な

“愛のエネルギー”

みたいなモンが必要なんだ。
なぜって、
人の弱点のほとんどすべてが
“愛の欠乏症”だから・・・

ってな話もした。


「ユーちゃん、
ヒデ君との関係を利用して、
“人を褒める”って勉強が必要かもね。
少しでも、『あ、良くなったな』
ってところがあったら、
すぐさま、口に出して、具体的に、褒める。
ただし、余分なことは言う必要はナシ。
そういう訓練を
今から積んでいおけばいいと思うよ」
将来、ダンスのプロとして、
立派な指導者になって欲しいな
という願いをこめて
私は言った。



さてさて、ソンナコンナで、
ラストスパートをかけ、
いよいよ、

明日はコンペだぁ~

私は、自分は出ないにしろ、
久しぶりのコンペで、
ナァンか、
気持ちが心地よく高ぶっていたんだ。
思えば、10年間、
ソレはもう、
一生懸命、競技にかけてきたもんな。
ソノほとんどがつらい悔しい思い出だけどね。

二人には、
いい経験をして欲しいってことで、
最後にこんなアドバイスをしたんだ・・・



      続く 第568話へ



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