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“音”って、

人間にとっては聞くものだよね? 
そう、主に聴覚によって音を感知するんだ。
(聴覚以外には、
骨によって空気振動を感知しているよ
・・・の話はまたオイオイね)
だから、フツーは“音”という言葉は、
空気中を伝わる振動のうち、
人間の可聴域にあるもの
を指すんだな。

でも、自然科学や物理学ではより広く定義し、
人間には聞こえない周波数や、
空気以外の気体・液体・固体によって
伝わるものも含めて“音”だとしているよ。

もうチョイ詳しく説明していくね。
音には、空気振動で伝わってくる音=

「空気音」と、

固体を伝わってくる音=

「固体音」の、

二種類があるんだ。
「空気音」は、人の話し声や、
楽器の音・・
マァ、一般的に
私たちが最も体験している“音”かな。
片や、「固体音」
上階の人の足音(床を伝わって)や
スピーカーの振動音、
電車やトラックの振動音、
トイレの排水音など、
物体を振動させて聞えてくる音。
わかりやすいところでは、ノックの音。
それから・・・あ、糸電話もそう。
ちなみに実験では、
100m以上離した糸電話でも
十分聞こえるという報告もあるんだそう。

ちょっとワキ道にそれるけど、
生活騒音のお話・・・
マンションなんかの暮らしの中では、
音が振動として床を伝わり、
下の階の天井にも伝わる「固体音」と、
天井から放射されて、
下の階にいる人に聞こえる「空気音」の
2種が複合しているケースも多いようね。
また、空気音は壁や床などで音を遮ることにより、
比較的簡単に軽減することができる。
一方、固体音の場合は、
固体に伝わる振動を減らすことが大事なんだ。
また固体音の場合、
聞こえてくる場所そのものが
騒音源とは限らないからややこしいんだ。
真上からの工事の音に文句を言いに行ったら、
工事していたのは、
別の部屋なんてこともありえるよ。


さぁ、お次は

周波数のお話だ。

この周波数こそが、
今回の音楽エネルギーのお話としての
ポイントになってくるから、よろしく!

音は、縦の波形をしているんだけど
その音の波が
1秒間に何回上下するかを
数値にしたものを「周波数」
といい、

Hz(ヘルツ)で表すんだ。

周波数の少ない音は低音、
多い音は高音となり

また 周波数が2倍になると
1オクターブ高い音になるんだ。 

人間の耳に聞える周波数の範囲は、
約20ヘルツ~2万ヘルツ。
言い換えれば、私たち人間には
20ヘルツ以下の音も2万ヘルツ以上の音も
聞こえないんだ。
で、20ヘルツ以下の音を超低周波。
2万ヘルツ以上の音を

超高周波=超音波

と呼んでいるんだ。

ただ、
人間の可聴領域(聞こえる範囲)は、
すっごく個人差があり、
加齢によっても大きく左右されるってことも、
知っておいてね

超低周波並びに低周波数の音は、

恐怖感・緊張を誘発する

と言われているよ。
低周波の代表的なものには、
地震・雷・火山の噴火の音・・・
身近なモノとしては、
配電用変圧器や
ビル、マンションの屋上、
又は地下室に設置されている
変電所から出る音・・
コレって、“低周波騒音”
ってモンが存在しているほどに
人間のカラダにとってはNGな音なんだよね。
なぜって、
地震、津波、雷などの前兆としても、
「超」低周波音が発生する・・・
つまりは、低周波は、
人類を含めた生物に対し、
今から危険がせまるという大自然の
警告音ともいえるモノだから。
この警告音により、
我々生物は恐怖、
不安を感じ防衛本能を呼びおこされ、
退避行動をとろうとし、
パニックを起こすこともあるんだ。
(ちなみに、
自然界で生存する動物の多くは、
この超低周波を感知できるってね)
一方、超音波並びに高周波数の音には、
リラックス・癒しの作用が
あると言われているよ。
代表的なものには、
小鳥の鳴き声、楽器・風鈴の音など。


ってことで、
音楽エネルギーに関しては、

この高周波の存在がどうも重要なようで

・・・の続きは次回



      続く 第562話へ



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