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エクササイズ&プラクティス集へ
ジュンコ先生の
ルンバのレッスンが続いている。
次は、ベテラン、トシ子さんからの質問だ。
年齢70歳の彼女、
最近、ラテンにも意欲的だ。
「今までいかに何気なくやってきたか。
自分ではできているつもりと
思っていた部分を、
新しい眼でもって見直して
いかなきゃと思っています」
そんな彼女は、こう切り出した。
「(質問は)
大変基礎的なことですが、
よろしいですか?」
「もちろんよ、どうぞ」
ジュンコ先生が言う。
「あの、
アンダー・アーム・ターン
というフィガーがありますでしょ?
アレが、上手くできないのです」
「どんなふうに、
上手くできないのかな?」
「はい、まず、認識というか、
心構えというか・・・が、
おかしいのか、
踊っていて
なんだかシックリとこないのです。
あの、
アレマーナとは違うものなんですよね」
ジュンコ先生は、
微笑みながらうなずき、
そしてみんなの方に向き直った。
「OK、では、
今のトシ子さんからの質問を
みんなで考えてみましょうか。
『アンダー・アーム・ターンと
アレマーナの違い』
サァ、わかる人」
するとカナちゃんが、
こんなことを言い出した。
「ワタシ、
アンダー・アーム・ターンってよく知らない、
っていうか、
踊ったことあるのかナァ?」
不思議そうな顔をしている。
「ファンポジションから歩いてきて、
右に回るのは、アレマーナですよね?
じゃぁ、
アンダー・アーム・ターンって、
いつ踊るの?」
すると、横にいた坂田さんが、
「僕も、わからなくなってきました。
アンダー・アーム・ターン、
女性にリードしたことあるのかナァ?
アレマーナはわかるんですが・・・」
ソレを聞いた、
ベテラン紀子さんは、
「私、坂田さんに
アンダー・アーム・ターン、
リードしていただいたことありましたよ、
たぶん・・・」
坂田さんは
「え?」
といったムードだ。
するとケイコさんが
「アンダー・アーム・ターンって、
男性とベーシック(ムーブメント)を
踊っていたときに、
たまに、右回りにリードされる
・・・アレのことかしら?」
みんな、混乱を起こしているようだ。
ジュンコ先生は、
ベテランの平田さんに尋ねた。
「え?アンダー・アーム・ターン?」
(横にいたトシ子さんと組んで
ベーシック・ムーブメントを踊りだし、
トシ子さんを右に回転させ)
「コレのことですわな?
ただ、日頃は、アレマーナのほうを使うんで、
こうやって改めて踊ってみると、
ものすごくいい加減にダイタイで
踊っているなぁと感じますわなぁ」
ジュンコ先生は、
うなずきながら聞いていたが、
「そうね。
アンダー・アーム・ターンはアレマーナより、
基礎的なフィガーだけれど、
実際、意識的にチャンと
踊られているって感じは少ないわね。
早い話、
アレマーナはすごく練習するけれど、
アンダー・アーム・ターンの正しい動きや、
リード&フォローをしっかり練習する
ということはあまりない。
このことは、
『ベーシック・ムーブメントからファン』
というつながりよりも、
いきなり、
『オープンヒップ・トゥイストで
ファンポジション』
にさせるといった方が、
ポピュラーである
・・・という面と似ているんだけれどね。
でも、男女ともに
『アレマーナは
(男性は、リードが)上手くできるけど、
アンダー・アームターンはできない』
なんてNG!よ。
(アンダー・アームターンは)
とても大切な基礎的テクニックが
入っているフィガーだからね」
そして、
トシ子さんのほうを向きながら
「今日のように、
質問として出てくることは、
とてもイイコトだと思うわ」
「さて、先ほどの質問に戻って
『アンダー・アーム・ターンと
アレマーナの違い』
誰かわかる人!」
紀子さんが手を上げて
「ソレは、
スポットターンとアレマーナの違い
という意味にもなりますよね?」
そして
「アンダー・アーム・ターンは、
男性と手をつないだままでする
スポットターンですものね?」
するとカナちゃんが
「え?そうなの!?」
次回に続く
続く 第550話へ
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思っていた部分を、
新しい眼でもって見直して
いかなきゃと思っています」
そんな彼女は、こう切り出した。
「(質問は)
大変基礎的なことですが、
よろしいですか?」
「もちろんよ、どうぞ」
ジュンコ先生が言う。
「あの、
アンダー・アーム・ターン
というフィガーがありますでしょ?
アレが、上手くできないのです」
「どんなふうに、
上手くできないのかな?」
「はい、まず、認識というか、
心構えというか・・・が、
おかしいのか、
踊っていて
なんだかシックリとこないのです。
あの、
アレマーナとは違うものなんですよね」
ジュンコ先生は、
微笑みながらうなずき、
そしてみんなの方に向き直った。
「OK、では、
今のトシ子さんからの質問を
みんなで考えてみましょうか。
『アンダー・アーム・ターンと
アレマーナの違い』
サァ、わかる人」
するとカナちゃんが、
こんなことを言い出した。
「ワタシ、
アンダー・アーム・ターンってよく知らない、
っていうか、
踊ったことあるのかナァ?」
不思議そうな顔をしている。
「ファンポジションから歩いてきて、
右に回るのは、アレマーナですよね?
じゃぁ、
アンダー・アーム・ターンって、
いつ踊るの?」
すると、横にいた坂田さんが、
「僕も、わからなくなってきました。
アンダー・アーム・ターン、
女性にリードしたことあるのかナァ?
アレマーナはわかるんですが・・・」
ソレを聞いた、
ベテラン紀子さんは、
「私、坂田さんに
アンダー・アーム・ターン、
リードしていただいたことありましたよ、
たぶん・・・」
坂田さんは
「え?」
といったムードだ。
するとケイコさんが
「アンダー・アーム・ターンって、
男性とベーシック(ムーブメント)を
踊っていたときに、
たまに、右回りにリードされる
・・・アレのことかしら?」
みんな、混乱を起こしているようだ。
ジュンコ先生は、
ベテランの平田さんに尋ねた。
「え?アンダー・アーム・ターン?」
(横にいたトシ子さんと組んで
ベーシック・ムーブメントを踊りだし、
トシ子さんを右に回転させ)
「コレのことですわな?
ただ、日頃は、アレマーナのほうを使うんで、
こうやって改めて踊ってみると、
ものすごくいい加減にダイタイで
踊っているなぁと感じますわなぁ」
ジュンコ先生は、
うなずきながら聞いていたが、
「そうね。
アンダー・アーム・ターンはアレマーナより、
基礎的なフィガーだけれど、
実際、意識的にチャンと
踊られているって感じは少ないわね。
早い話、
アレマーナはすごく練習するけれど、
アンダー・アーム・ターンの正しい動きや、
リード&フォローをしっかり練習する
ということはあまりない。
このことは、
『ベーシック・ムーブメントからファン』
というつながりよりも、
いきなり、
『オープンヒップ・トゥイストで
ファンポジション』
にさせるといった方が、
ポピュラーである
・・・という面と似ているんだけれどね。
でも、男女ともに
『アレマーナは
(男性は、リードが)上手くできるけど、
アンダー・アームターンはできない』
なんてNG!よ。
(アンダー・アームターンは)
とても大切な基礎的テクニックが
入っているフィガーだからね」
そして、
トシ子さんのほうを向きながら
「今日のように、
質問として出てくることは、
とてもイイコトだと思うわ」
「さて、先ほどの質問に戻って
『アンダー・アーム・ターンと
アレマーナの違い』
誰かわかる人!」
紀子さんが手を上げて
「ソレは、
スポットターンとアレマーナの違い
という意味にもなりますよね?」
そして
「アンダー・アーム・ターンは、
男性と手をつないだままでする
スポットターンですものね?」
するとカナちゃんが
「え?そうなの!?」
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