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チョット中休み エッセイvol.12
やる気が出ない!?タンゴ
~タンゴでダンゴになりたくない!! ①~
さぁさぁ、お待たせ!
ヒデ君シリーズですよ。
え? 昨日の記事にも出てきてたじゃないって?
違う、違う、アレは
社交ダンスが教えてくれたこと
人間美学そして哲学シリーズの中に、
チョコッと顔を出しただけ。
今日からは本当に、ヒデ君主役でお話が進みます。
って、どんな話かな。
それは、もうアレしかないじゃない!
だって、もうすぐだもん、
サマー・パーティでの
デモンストレーション
・・・と言われても
ナンのことだかサッパリって方は
お手数ですが、第371~376話のエッセイに
目を通していただけたなら
「あぁ、タンゴね。
ヒデ君、
全く初挑戦の種目だったのよね」
と話のイロハがわかっていただけるハズ。
でも、
「このエッセイ・・・アラ、
1月29日付けになってる!
いま、もう7月よ。
ずいぶんと前のものね。
タンゴの習い始めの頃の話でしょ」
と、気が付いて
「そういや、その後、
ナンの報告もなかったんで、
ヒデ君、タンゴ、
ちゃんと踊れるようになったのかしら?って
心配していたのよ。
だって、まだ、全然習っていない間から
ジュンコ先生に、
ずいぶん脅されていたんでしょ?
『アナタはタンゴでエライ目にあうよ』って。
他にも
『チャチャチャやルンバが
ちょっと踊れるようになったからって、
スタンダードは
ソウソウ簡単にはいけヘンよ』
とか
『若さにまかせての、
思い切り暴れまくったダンスは
通用しないからね』
とかって、言われていたんでしょ・・・」
そうなんよね。
確かに、踊る前からサンザンなことを言われて、
チョイ、かわいそうだったんだけど、
それって、
スタンダードの中でもタンゴと言う種目は、
腰抜けグセ・アバラが開く・・
などカラダにサマザマなクセ・問題を持っている
ヒデ君にとっては、難関だからねぇ、
心してかかりなさい!って
ジュンコ先生の戒めだったんだよね。
でも、
ホンマ、その後、どうなったんでしょね・・・
「ブログねたになるほどの、
成長がなかったんじゃないのぉ~」
と、キツイ一発をくださったあなた、
するどい!(笑)
実はね、そう、ゴールデンウィークあたりに、
中間報告をしたかったんだけど、
できなかったんよね。
なぜって?
の答えの代わりに、
その頃のヒデ君のボヤキを聞いていただこう。
「アカンわ。
タンゴ、難しすぎる。
何してエエかようわからんわ」
「(グループレッスンで)
背の高い人やったら、
まだ何とかなるけど、
小さい人とは全然、組まれへん」
ちなみにヒデ君の背の高さは178センチなり。
「なんか、
ただステップ踏んでるだけや。
なんかヤロウとしたら、
変になってしまうし・・・」
で、最も言いたいことはコレだろう。
「ルンバやチャチャチャみたいに、
踊ったァ!!って感じが、
ちっともせーへんから、
オモロナイ」
ストレッチやトレーニングは、
マァなんとか続けてはいたものの、
肝心のタンゴに熱がちっとも入らないんだな。
ルンバやチャチャチャの時は、
毎日欠かさず見ていたDVDも、
タンゴになってからはほとんど見ていない。
そういえば、ヒデ君の
“タンゴの師”自体のセレクトもまだだったんだ。
一応は、世界のトップダンサーの
ダンスシーンを自分でチョイスして、
いつでも勉強できるようにスタンバイしていて、
その中には、
ミルコ・ゴッゾーリ
ウィリアム・ピノ
クリストファー・ホーキンス
ティモシー・ホーソン・・
すごいメンバーをそろえていたんだけどね。
夜、たまに、
じゅうたんに寝そべりながら、
彼らのグレイト・ダンスを見ていても
ヒデ君
「ウーン」とうなるばかり。
時折、
「簡単そうにやってるなぁ。
なんか、腹立ってくるわ」
なんて言い出して、
ため息つきながら、アララ、いつの間にか
マリトースキーのルンバの映像に変わってる!?
「こっちのほうが、
ずっとわかりやすいし、
見ててオモロイわ」
で、しばらく見入っているが、
フト気が付くと
「ンガー・ンガー」
なんとまぁ、気持ち良さそうな
イビキかいて寝てますヤン!?
はぁ~やる気ナシ・・・
と、こうなっても、ワタクシ
「ちょっとぉ~、ヒデ君、あんた、
タンゴ、がんばらんとアカンヤンか」
「『オレ、絶対、上手くなってみせる』
っていうてたアノ気持ちはどこに行ったん!?」
とは、もちろん、言わない。
なぜなら、
「ルンバやチャチャチャみたいに、
踊ったァ!!って感じがちっともせーへんから、
オモロナイ」
って言う、ヒデ君の気持ち、
実はヨークわかるからだ。
ヒデ君が、
「タンゴ、踊った気がしない」
と言う、理由はおそらく2つ。
その1
ちょうどこの頃のレッスンが、
いわゆる
クセをとる
矯正タイムがほとんどだったから。
「ハイ、まっすぐを感じて立って・・・」
タンゴ・ポジションに入ったところで、
NG。
「今、ゆがんだの感じたかな?」
と、言われながら、
頭のてっぺんに触れられ、
「こっちが、あなたのまっすぐよ」
と、ダイレクション(方向)を示される。
ようやく直ってから、
左足1歩を踏み出すと、
また、すかさず
「今、右に行き過ぎたのがわかるかな?」
と、声が飛び、カラダに触れられ・・・
ってな、ジミーな繰り返しナンだもん。
ヒデ君にしてみれば、
「もう、1歩も動かれヘン」
って感じだろうね。
その2
グループレッスンの女性と
上手く踊れないから。
どうもスタンダード特有の悩みに
突入って感じなんだ。
ヒデ君言うに
「オレが悪いのんも、
わかってるねんけど、(女性に)
下がって(後退して)もらわれへんねん」
「腹がボン、ぶつかるし、
太ももでロックされるし・・・」
「この人、
一人で立ってはれへんノンちゃうん!?
(立ってないんじゃないのか?)って
人をどう扱ってエエのんかも、ワカレヘン」
ラテンだったら、手だけの接触だから
お互いのダンスがあわなくても、
まぁなんとか、
自由に踊れるモンじゃない!?
でも、スタンダードは無理だもんねぇ。
「ジュンコ先生、見てたら、
誰と組んでも変わらんと踊ってるヤロ?
何であんなことデキルノン?
オレ、もう、一歩も
動かれへんようになる人もたくさんおるのに」
と困りきった感じのヒデ君。
「なぁ、
オレが弱いからかナァ・・・
どうやったら、
女性を扱うことができるんやろ?」
の問いに私は・・・
続く 第540話へ
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やる気が出ない!?タンゴ
~タンゴでダンゴになりたくない!! ①~
さぁさぁ、お待たせ!
ヒデ君シリーズですよ。
え? 昨日の記事にも出てきてたじゃないって?
違う、違う、アレは
社交ダンスが教えてくれたこと
人間美学そして哲学シリーズの中に、
チョコッと顔を出しただけ。
今日からは本当に、ヒデ君主役でお話が進みます。
って、どんな話かな。
それは、もうアレしかないじゃない!
だって、もうすぐだもん、
サマー・パーティでの
デモンストレーション
・・・と言われても
ナンのことだかサッパリって方は
お手数ですが、第371~376話のエッセイに
目を通していただけたなら
「あぁ、タンゴね。
ヒデ君、
全く初挑戦の種目だったのよね」
と話のイロハがわかっていただけるハズ。
でも、
「このエッセイ・・・アラ、
1月29日付けになってる!
いま、もう7月よ。
ずいぶんと前のものね。
タンゴの習い始めの頃の話でしょ」
と、気が付いて
「そういや、その後、
ナンの報告もなかったんで、
ヒデ君、タンゴ、
ちゃんと踊れるようになったのかしら?って
心配していたのよ。
だって、まだ、全然習っていない間から
ジュンコ先生に、
ずいぶん脅されていたんでしょ?
『アナタはタンゴでエライ目にあうよ』って。
他にも
『チャチャチャやルンバが
ちょっと踊れるようになったからって、
スタンダードは
ソウソウ簡単にはいけヘンよ』
とか
『若さにまかせての、
思い切り暴れまくったダンスは
通用しないからね』
とかって、言われていたんでしょ・・・」
そうなんよね。
確かに、踊る前からサンザンなことを言われて、
チョイ、かわいそうだったんだけど、
それって、
スタンダードの中でもタンゴと言う種目は、
腰抜けグセ・アバラが開く・・
などカラダにサマザマなクセ・問題を持っている
ヒデ君にとっては、難関だからねぇ、
心してかかりなさい!って
ジュンコ先生の戒めだったんだよね。
でも、
ホンマ、その後、どうなったんでしょね・・・
「ブログねたになるほどの、
成長がなかったんじゃないのぉ~」
と、キツイ一発をくださったあなた、
するどい!(笑)
実はね、そう、ゴールデンウィークあたりに、
中間報告をしたかったんだけど、
できなかったんよね。
なぜって?
の答えの代わりに、
その頃のヒデ君のボヤキを聞いていただこう。
「アカンわ。
タンゴ、難しすぎる。
何してエエかようわからんわ」
「(グループレッスンで)
背の高い人やったら、
まだ何とかなるけど、
小さい人とは全然、組まれへん」
ちなみにヒデ君の背の高さは178センチなり。
「なんか、
ただステップ踏んでるだけや。
なんかヤロウとしたら、
変になってしまうし・・・」
で、最も言いたいことはコレだろう。
「ルンバやチャチャチャみたいに、
踊ったァ!!って感じが、
ちっともせーへんから、
オモロナイ」
ストレッチやトレーニングは、
マァなんとか続けてはいたものの、
肝心のタンゴに熱がちっとも入らないんだな。
ルンバやチャチャチャの時は、
毎日欠かさず見ていたDVDも、
タンゴになってからはほとんど見ていない。
そういえば、ヒデ君の
“タンゴの師”自体のセレクトもまだだったんだ。
一応は、世界のトップダンサーの
ダンスシーンを自分でチョイスして、
いつでも勉強できるようにスタンバイしていて、
その中には、
ミルコ・ゴッゾーリ
ウィリアム・ピノ
クリストファー・ホーキンス
ティモシー・ホーソン・・
すごいメンバーをそろえていたんだけどね。
夜、たまに、
じゅうたんに寝そべりながら、
彼らのグレイト・ダンスを見ていても
ヒデ君
「ウーン」とうなるばかり。
時折、
「簡単そうにやってるなぁ。
なんか、腹立ってくるわ」
なんて言い出して、
ため息つきながら、アララ、いつの間にか
マリトースキーのルンバの映像に変わってる!?
「こっちのほうが、
ずっとわかりやすいし、
見ててオモロイわ」
で、しばらく見入っているが、
フト気が付くと
「ンガー・ンガー」
なんとまぁ、気持ち良さそうな
イビキかいて寝てますヤン!?
はぁ~やる気ナシ・・・
と、こうなっても、ワタクシ
「ちょっとぉ~、ヒデ君、あんた、
タンゴ、がんばらんとアカンヤンか」
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とは、もちろん、言わない。
なぜなら、
「ルンバやチャチャチャみたいに、
踊ったァ!!って感じがちっともせーへんから、
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って言う、ヒデ君の気持ち、
実はヨークわかるからだ。
ヒデ君が、
「タンゴ、踊った気がしない」
と言う、理由はおそらく2つ。
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いわゆる
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矯正タイムがほとんどだったから。
「ハイ、まっすぐを感じて立って・・・」
タンゴ・ポジションに入ったところで、
NG。
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と、言われながら、
頭のてっぺんに触れられ、
「こっちが、あなたのまっすぐよ」
と、ダイレクション(方向)を示される。
ようやく直ってから、
左足1歩を踏み出すと、
また、すかさず
「今、右に行き過ぎたのがわかるかな?」
と、声が飛び、カラダに触れられ・・・
ってな、ジミーな繰り返しナンだもん。
ヒデ君にしてみれば、
「もう、1歩も動かれヘン」
って感じだろうね。
その2
グループレッスンの女性と
上手く踊れないから。
どうもスタンダード特有の悩みに
突入って感じなんだ。
ヒデ君言うに
「オレが悪いのんも、
わかってるねんけど、(女性に)
下がって(後退して)もらわれへんねん」
「腹がボン、ぶつかるし、
太ももでロックされるし・・・」
「この人、
一人で立ってはれへんノンちゃうん!?
(立ってないんじゃないのか?)って
人をどう扱ってエエのんかも、ワカレヘン」
ラテンだったら、手だけの接触だから
お互いのダンスがあわなくても、
まぁなんとか、
自由に踊れるモンじゃない!?
でも、スタンダードは無理だもんねぇ。
「ジュンコ先生、見てたら、
誰と組んでも変わらんと踊ってるヤロ?
何であんなことデキルノン?
オレ、もう、一歩も
動かれへんようになる人もたくさんおるのに」
と困りきった感じのヒデ君。
「なぁ、
オレが弱いからかナァ・・・
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