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ジュンコ先生のルンバのレッスン、
みんな、二人組になって向かい合い、

アイコンタクトの練習だ。



「まずは、ストライクゾーンを見つけてね」
(第518話参照)
「そして次は、そのストライクゾーンの中で、
間接的アイコンタクトをやってみるわよ。
耳の後ろで見る感じよ」
(第519話参照)


「OK?
では、次、お互いの目を見る・・・
ただし、間接的アイコンタクトでね」


「ハイ、次は今の間接的アイコンタクトと
比べるために
直接的アイコンタクトをやって見ましょう。
お互いの目を直接的にジッと見てみて。
サァどんな感じかな?」



とたんに、
「プッ」
とカナちゃんはフキ出し笑いはじめた。

「間接的アイコンタクトを知ってしまったら、
直接的(アイコンタクト)はもう無理ですね。
おかしくって、できないわ」




向かい合って組んでいる、
坂田さんは、
真っ赤になっている。



森田さんと組んでいる、
千恵子さんから、声が上がった。
「それに・・・
直接的アイコンタクトにしたら、

顔が前に出てきてしまい

ますね、
なんだか」




平田さんと組んでいるトシ子さんは
「直接のアイコンタクトでは、

視野が狭くって、変ですね。

周りの様子が入ってきません。
耳の後ろで見るほうが、

ずっと広がりを感じます」




ジュンコ先生は、
うなずきながら聞いていた。
と、そのとき、
坂田さんから遠慮がちに手が上がり、

「耳の後ろで相手を見ると、
確かに、直接(相手を)見るよりも
ずっと恥かしくないですが、
でも、このままで
(“耳の後ろで見る、間接的アイコンタクト”で)
踊るとなったら、
なんだか変な感じで・・・
怖いように思うんですが」




「怖い?」
ジュンコ先生が尋ねる。



「ハイ。
重心が高すぎるというか、
シッカリ床を感じないというか・・・
自分のカラダを
コントロールできないんじゃないか

って感じてしまうのです」




ジュンコ先生は言った。

「坂田さん、
いいところに気が付いたわね。
そう、実際は、
“耳の後ろで見る感じ”だけだと、
踊る際のGOODな
間接的アイコンタクトとして
完全ではない
のよ。
今、坂田さんが言ってくれたような感じで、
なんだか頼りないものになっちゃう。
ソレは“耳の後ろ”という、床から高く、
ある意味、
表面的な部分を感じているだけ、
だからでしょうね」



そう言って、ジュンコ先生は、
実験のために坂田さんと向かい合って立った。
「これから、
3種類のアイコンタクトをするので、
感想を言ってね。
まず、1つ目、コレは?」



「あ、目で直接見られています。
恥ずかしいし、
なんだかおかしい感じです」




「そうね。
今のは、直接的なアイコンタクト。
次、2つ目、コレは?」



「さっきよりウンと良いです。
恥ずかしくないです」




「OK、
今は耳の後ろから見るように意識したのよ。
では、最後に、
3つ目、コレはどうかな?」



「あぁ、今のが一番いいです。
相手のことが変に気になりません。

とても落ち着いた感じです。

で、妙な感じですが、

見られているという安心感

があります」




ジュンコ先生は微笑みながら
「OK。
(坂田さんに向けて)
すごく分かりやすいものでしょ?
(みんなの方に向けて)
さぁ、3つ目のとき、私は、
ドコを意識したのか?
もっと言えば、
何を見ていたのか?
わかるかな?」



「“何を見ていたのか”って、
何かを“見ていた”のですか?
ソレ(見ていたの)は、
相手の方の目ですか?」

と紀子さん。



「(相手の方の目は)
直接的には見ていないわ。
実は、自分のあるトコロを見ていたのよ」
とジュンコ先生。



自分のあるトコロ?
みんなは不思議そうな顔をしているが・・・



しばらくして、和夫が声を上げた。

「あ、分かりました。

自分の内部

つまり

カラダの中を“見ていた”

のではないですか?」




「正解!
よくわかったわね。
その通り、
私は、坂田さんと向かい合って、
自分の内部、
カラダの中を意識的に感じ、
“見ていた”のよ。
そのフィーリングが、
坂田さんに落ち着きと安心感をも与えた・・・」



坂田さんを前に置き、
試していたカナちゃんが声を上げた。

「本当だ!
自分のカラダの中の動き・・・
ギュッと締める感じとか、
クチャクチャみぞおち辺りが
動く感じとかを“見ていた”ら、
相手の目に焦点を合わせていても、
ゼンゼン、ちっとも恥ずかしくないし、
気分も落ち着いてきます。
不思議です。
おもしろいです」




すると、坂田さんも
「コレなら、
浮ついた気分にならないで、
自分をコントロールできそうです」




「自分のカラダの中を
“見て”いたら、
結果、
“耳の後ろで見る”ことになる
ように感じるんですが、
それで合ってるんでしょうか?」

と、紀子さん。



ジュンコ先生は微笑みながら
「大正解!!
その通りよ。

自分のカラダの内部を見る

結果

→耳の後ろで(相手を)見る感じ


というのが、
ダンスを踊っているときに最もふさわしい、
間接的アイコンタクトね」



「競技会やデモの表現で、
直接的アイコンタクトが必要な際も
実は上記のプロセスでの
間接的アイコンタクトのほうがいいのよ。
なぜなら、

カラダの中から“見ている”

わけだから。

“外”を見ている目線より

“中”を見ている目線のほうが

強いし輝いている


バランス感覚が良いはずよ」


「踊っているとき、
ずっと自分のカラダの中の動き、
変化、反応・・を感じている、
つまり“見ている”習慣が付けば、
アイコンタクトはものすごく
ナチュラルなモノになってくる・・・
相手を見よう見ようと思わなくても、
必要なところで必要な分だけ
見るようになれるでしょうね」



するとハナコさんの手が上がり
「じゃぁ、
アイコンコンタクト以外の、
踊っている時の
目線についてもソウなのですか?
外を見ないで中を見ているのですか?」




「いいところに気が付いたわね・・・
実は、そうなのよ」


踊る時の(アイコンタクト以外の)
目線についてのレクチャーは次回に続く。



      続く 第521話へ



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