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エクササイズ&プラクティス集へ




整理しよう。
ラテンダンス(特にルンバかな)で、
相手と向かい合う際の視線について。
向かい合った相手との自然かつ上手に
コミュニケーションができる視線の置き場 

“視線ストライク・ゾーン”

(第518話参照)
に、まなざしを向けながら

間接視野(かんせつしや)感覚で見る

(第518話参照)

間接的アイコンタクト 

が、お勧め!!


で、その間接的アイコンタクトとは、
具体的にどんな感じか? 
は、ズバリ・・・相手を

耳の後ろで見る感じ

コレ、

後頭部で見る感じともいえるかな。

そもそも人間の「見る」というアクションは、
目そのものでやっているモンではない。 
そう、目はただのレンズに過ぎないんだ。
実は「見る」と言う営みは  
耳の後ろにある視神経を
使って行われている
んだな。
だから、「耳の後ろ」で見る感じって、
解剖学的には
「なるほど確かに!理にかなっている」
という話なんだ。
ってことを、
実感するためにチョイ試してみましょうか。

今、パソコンの画面を、
一生懸命に目を凝らして見ようとしてみて。
では、次に「耳の後ろ」で見てみよう。
さぁ、どうかな?
耳の後ろを意識した方が、

ユッタリ、リラックスした

気持ち
になれると思うんだ。

ソレに比べ、
目だけで見ると、圧迫感がない?
脳がググってつまったような感じがしない?
それに「耳の後ろ」で見たときより、
視野が狭くなったように思わない?
実際に目もきつい表情になっちゃってるし、
そんな目で、相手の人を見たら、
見られた側も圧迫感を持ってしまうんだよね。

前号(第518話)でお話した、
間接視野を使っているとき・・・
横・後ろなど
あらゆる方向の視野を感じている時って、
よーく感じたら、ヤッパ、
「あ、ホントだ。
耳の後ろで見ている感じがする!」
でしょ?
間接視野感覚=耳の後ろで見る感覚 
ともいえるわけ。
だから、これから、
ルンバを一緒に踊りましょ
で、相手と向かいあったときには
ゼヒゼヒ試してみてね。
相手のことを

ストライク・ゾーンを外さずに

「耳の後ろから見る感じ」で

捉える
ってこと。



え~、チョイ余談ですが、
面白いお話を一つ。

「観の目を強く、見の目を弱く」

凄腕の剣豪であった、
かの宮元武蔵が五輪書の中に書いている言葉だ。
(有名だからご存知の方も多いかもしんないけどね)

モノの見方には、「観」と「見」の二つがあって、
「見の目」とは一般的な目の使い方。
「観の目」とはどこか一点に焦点をあてるのでなく、
対象物全体を見る目のこと
とあるんだ。
「見の目」とはつまり、直接視野。
「観の目」とは間接視野のことなんだ。
武蔵にとって、
直接視野で見ているのは「相手の剣の動き」であり
間接視野では、「相手の全身・その周り」
そして何よりもその「ココロ」を見ているんだな。
もっと言えば、
「見の目」は現象を
「観の目」は本質を捉えている
ということになるんだろうね。
表面上の「見の目」のとらわれて、
本質を見抜く「観の目」がなくならないように
心眼(しんがん)を磨いてモノゴトを見よ・・・

武蔵の言葉は、
ダンスをする際にも
大いに役立ちソウではありませんか!
さ、息抜きの後、次回予告ですが、
実は、ダンスにおける
間接的アイコンタクトのための間接視野には
「耳の後ろ」を感じる以外にもう一つあるんだ。
コレができることによって、

あなたのアイコンタクトは

「ホンモノ」になる
んだな。

ソレをすることによってますます
踊りやすくなるというオマケ付き
・・・サァ、さぁどんなだ?



      続く 第520話へ



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