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エクササイズ&プラクティス集へ
ジュンコ先生の
ルンバのレッスンが続いている。
「左足を後退して
ファン・ポジションになってから次の、
右足を左足に揃えて・・・ってところ、
女性の見せ場でしょ!?
キレイなアクションができるようになりたい!!
そのためには、
どうしたらいいんでしょうか?」
カナちゃんからの質問だ。
「ココのアクションも、
もちろん男性のアクションと
深く係わり合いがあるわ。
(第109話参照)
二人の呼吸が合うと、とても気持ちがいいし、
離れたところに位置する
お互いのボディが近寄ってくるための
“切り替えし”の部分
だからとっても大切ね。
まずは女性がシャドウででも
ちゃんとできるようになりましょう。
で、男性の方も、
その女性のアクションと
“会話”しているわけだから
女性がどんなことをしているか知っておくためにも、
一緒に体験してみましょうね」
ジュンコ先生は、
全員にシャドウで女性のファン・ポジションの
カタチを作るのに次のような指示を出した。
「左足に体重。
右足を前におく。
ただし最初は、前においている右足に
テンション(緊張感)を持たず、
ダラリとしておいてね。
つまり、
ポイントしていない状態※。
かかともドサッと
フロアーに付けておいてOKよ。
※ポイントとは、
体重をかけずにトウ(つま先)のみを
フロアーにつけること
これからこの
右足を美しいポイント状態
にしていくの」
「先生、ソレって
女性のスタートの時の
予備足を作るときと同じですね。
(第508話参照)
あの、左足を前にポイントした・・・」
とカナちゃんが言い出した。
ジュンコ先生は微笑みながら
「実はソウなのよ。
もちろん、
予備足の時はその後バック(後退)、
ファンの時は、
同じように右足をバックさせていっても、
その後左足にクローズ(閉じる)するから、
いろいろな点で変わってもくるけれどもね、
ただ、ダラリと
前においてある足(今の場合は右足)を
ポイント状態にするために、
ボディの中を操作するのは、
(予備足の左足のときと)一緒よ」
紀子さんが声を上げた。
「ということは、
予備足ポイントの時と同じように、
大腰筋(だいようきん)や、
腰方形筋(ようほうけいきん)の
インナーマッスルの操作をしているのですね」
「そうよ。
サァ、どんな操作感覚か、
やってみましょうか。
感じ取れた様子を、
具体的に言葉にできる人はいるかしら?」
真理が手を上げる。
「カラダの中の
みぞおち辺りをぐーっと引き上げて、
それから、
腰の裏辺りも引き上げつつ、
広げる感じにして
(第487話参照)
カラダの奥をキュッと締めた感じもあって、
床と接地している左足裏から
上がってきた反作用のエネルギーが、
右足先にまでエネルギーが流れて、
指がピンと伸ばされ、
ひざもスーッと伸びた感じで、
引きあがってくる感じ・・・です」
「真理チャン、OK!
優秀よ(笑)」
とジュンコ先生。
「先生、それじゃ、
右足裏が見えるくらいに、
かかとが床から
上がっていて良いんですか?」
とカナちゃん。
「そうよ。
指先がピンと伸ばされ
アウトサイドエッジ側でポイントね。
甲がキレイに伸び、
足裏がアーチ状になっていたら
(第463話参照)
とてもキレイな
ファン・ポジションになる
でしょうね」
ジュンコ先生はそう言ってから、
「少し面白い実験をしてみましょうか?」
で、次のような指示を出した。
「みぞおち辺りを
グーッと引き上げながら、
ポイントしてある右足の指を
ウーンとできるだけ遠くへ伸ばすと、
右脚がどうなってくるか
・・・を観察する」
(第463話参照)
「アラ、
右脚が、
床から浮いてきますね!!」
とトシ子さんが声を上げた。
他のみんなの中にも
同じような感触を得ているものがあるようだ。
ジュンコ先生は微笑みながら
「それでOK!
そのまま、
足裏のアーチをもっと作るようにしながら、
指先にエネルギーを流していくような感じで
指先を伸ばしていってみて
・・・さらに足が高くなっていくから」
「ホント!
ナンかバレリーナのような
キレイな脚になってきたわ!
ヒザがピーンと伸びて・・・」
とカナちゃん。
「そう。
バレエのラインもこんな感じで、
指先や足裏の筋肉で作っているのよ。
つまり、
指先や足裏の筋肉をよーく使うことで、
脚を伸ばして
床から高い位置でのラインを作っているの。
例えば、こうやって」
ジュンコ先生は、
バレエのアラベスクのような格好をして見せた。
「へぇ~そうですか・・・。
太ももやふくらはぎに
あんまり力が入らないですね」
と、紀子さん。
「その通りよ」
と、ジュンコ先生が言うと
「足指や足の裏って、
大切なんだ!
良くマッサージして鍛えなきゃ」
とカナちゃん。
「そうね。
太ももやふくらはぎを鍛えるよりも、
ずっと大切なのよ。
では、次、
足元のクローズに移るわね」
続く 第515話へ
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「左足を後退して
ファン・ポジションになってから次の、
右足を左足に揃えて・・・ってところ、
女性の見せ場でしょ!?
キレイなアクションができるようになりたい!!
そのためには、
どうしたらいいんでしょうか?」
カナちゃんからの質問だ。
「ココのアクションも、
もちろん男性のアクションと
深く係わり合いがあるわ。
(第109話参照)
二人の呼吸が合うと、とても気持ちがいいし、
離れたところに位置する
お互いのボディが近寄ってくるための
“切り替えし”の部分
だからとっても大切ね。
まずは女性がシャドウででも
ちゃんとできるようになりましょう。
で、男性の方も、
その女性のアクションと
“会話”しているわけだから
女性がどんなことをしているか知っておくためにも、
一緒に体験してみましょうね」
ジュンコ先生は、
全員にシャドウで女性のファン・ポジションの
カタチを作るのに次のような指示を出した。
「左足に体重。
右足を前におく。
ただし最初は、前においている右足に
テンション(緊張感)を持たず、
ダラリとしておいてね。
つまり、
ポイントしていない状態※。
かかともドサッと
フロアーに付けておいてOKよ。
※ポイントとは、
体重をかけずにトウ(つま先)のみを
フロアーにつけること
これからこの
右足を美しいポイント状態
にしていくの」
「先生、ソレって
女性のスタートの時の
予備足を作るときと同じですね。
(第508話参照)
あの、左足を前にポイントした・・・」
とカナちゃんが言い出した。
ジュンコ先生は微笑みながら
「実はソウなのよ。
もちろん、
予備足の時はその後バック(後退)、
ファンの時は、
同じように右足をバックさせていっても、
その後左足にクローズ(閉じる)するから、
いろいろな点で変わってもくるけれどもね、
ただ、ダラリと
前においてある足(今の場合は右足)を
ポイント状態にするために、
ボディの中を操作するのは、
(予備足の左足のときと)一緒よ」
紀子さんが声を上げた。
「ということは、
予備足ポイントの時と同じように、
大腰筋(だいようきん)や、
腰方形筋(ようほうけいきん)の
インナーマッスルの操作をしているのですね」
「そうよ。
サァ、どんな操作感覚か、
やってみましょうか。
感じ取れた様子を、
具体的に言葉にできる人はいるかしら?」
真理が手を上げる。
「カラダの中の
みぞおち辺りをぐーっと引き上げて、
それから、
腰の裏辺りも引き上げつつ、
広げる感じにして
(第487話参照)
カラダの奥をキュッと締めた感じもあって、
床と接地している左足裏から
上がってきた反作用のエネルギーが、
右足先にまでエネルギーが流れて、
指がピンと伸ばされ、
ひざもスーッと伸びた感じで、
引きあがってくる感じ・・・です」
「真理チャン、OK!
優秀よ(笑)」
とジュンコ先生。
「先生、それじゃ、
右足裏が見えるくらいに、
かかとが床から
上がっていて良いんですか?」
とカナちゃん。
「そうよ。
指先がピンと伸ばされ
アウトサイドエッジ側でポイントね。
甲がキレイに伸び、
足裏がアーチ状になっていたら
(第463話参照)
とてもキレイな
ファン・ポジションになる
でしょうね」
ジュンコ先生はそう言ってから、
「少し面白い実験をしてみましょうか?」
で、次のような指示を出した。
「みぞおち辺りを
グーッと引き上げながら、
ポイントしてある右足の指を
ウーンとできるだけ遠くへ伸ばすと、
右脚がどうなってくるか
・・・を観察する」
(第463話参照)
「アラ、
右脚が、
床から浮いてきますね!!」
とトシ子さんが声を上げた。
他のみんなの中にも
同じような感触を得ているものがあるようだ。
ジュンコ先生は微笑みながら
「それでOK!
そのまま、
足裏のアーチをもっと作るようにしながら、
指先にエネルギーを流していくような感じで
指先を伸ばしていってみて
・・・さらに足が高くなっていくから」
「ホント!
ナンかバレリーナのような
キレイな脚になってきたわ!
ヒザがピーンと伸びて・・・」
とカナちゃん。
「そう。
バレエのラインもこんな感じで、
指先や足裏の筋肉で作っているのよ。
つまり、
指先や足裏の筋肉をよーく使うことで、
脚を伸ばして
床から高い位置でのラインを作っているの。
例えば、こうやって」
ジュンコ先生は、
バレエのアラベスクのような格好をして見せた。
「へぇ~そうですか・・・。
太ももやふくらはぎに
あんまり力が入らないですね」
と、紀子さん。
「その通りよ」
と、ジュンコ先生が言うと
「足指や足の裏って、
大切なんだ!
良くマッサージして鍛えなきゃ」
とカナちゃん。
「そうね。
太ももやふくらはぎを鍛えるよりも、
ずっと大切なのよ。
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