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エクササイズ&プラクティス集へ
さて、
“翼感覚”操作から作る
スタンダードのホールドだ。
前回(第482話)の
“翼感覚”プラクティスまでの操作は、
ほとんど全くそのままで、
ソコからスタンダードのホールドに
変化させていくわけだが、
早い話、床からの反作用エネルギーが、
ドコにも引っかからず、
最もナチュラルに次のような
“プロセス”をたどることが、
目指すホールドの操作感覚につながる
・・・の“プロセス”を
おおざっぱにまとめておくと、
① 大腰筋のスイッチをON
→みぞおちから下の
下降エネルギーが再び床を捉え、
みぞおちから上へ上昇したエネルギーが
背骨をグニグニ駆け上がり、肩甲骨辺りに到着。
② 菱形筋のスイッチをONとともに
③ 前鋸筋もスイッチON状態になる。
②③により上昇したエネルギーは肩甲骨とアバラ骨、
つまり、
背中側と胸側に別れ、ともに作用を始める。
→背中と胸部に
前後・左右・上下のテンションが生まれる
具体的には、
肩甲骨は軽く背骨によって引き下ろされつつ、
カラダの中に入ってくる感じがして、
肋間筋の間がユッタリ開き、
胸腔(きょうこう)は膨らむ
胸鎖(きょうさ)関節(第163話参照)は
ナナメ上に向く
・・・と、この辺りまでの“プロセス”が、
“ワザとではなく、
カラダがソウなりたくて”
できるようになり(ココがポイントだ!)
「フムフム、万全、OKだよ!」だと、
実はもうスタンダードのホールドは、
腕を上げなくとも
ほとんどできている状態
といっても過言ではないんだな。
なぜなら、腕・手は “枝・葉”だからね。
ボディ、つまり“幹(みき)”の部分が
まずしっかりとしてないとNGってこと。
しかも、しっかりとした“根っこ”も生えていないと、
本当の意味でのいい
“枝・葉”はありえないというモンだからね。
今回紹介した
“翼感覚 プラクティス”を習得できれば、
根っこが張っていて、幹も十分しっかりした、
ホールドへの土台作りができているってことなのだ。
では、ココから腕のシェイプにつないでいこう。
④ ①②③までが上手くいくと、
脇の下が
スッーっと開いた様な感じになり、
胸は鎖骨が十分開く
二の腕(上腕)が
やや外側に回転(外旋という)し、
その前面(胸側)がやや吊りあがり、
後ろ側は逆に下に落ちていく感じになる。
つまり、
親指側は上がってくる感じ、
小指側は下がって行く感じ
さァ、この④の感覚、わかるかなぁ?
が、実は勝負どころなんだ。
カラダの中をかなりナチュラルにエネルギーが流れ、
筋肉&骨格に変化を与えた結果、
ようやく感じられるフィーリングだからね、
もし、
「ハイ!ここに書いてあるとおりの感覚に
なりましたよ」
って人は、花丸赤丸大合格!!
ビジュアル的にも、
機能的にもGOODな
ホールドを手に入れつつある人だろう。
さて、ホールドでもって作るカタチは、
男女が向かい合って組む都合上、
左右対称ではない。
つまり
男女とも右腕で作るカタチ、
左腕で作るカタチがそれぞれ違うでしょってこと。
オマケに、男性は女性の方に
オヘソを向け、
女性は、同じくオヘソをむけながらも、
少し背骨の左への後傾きという
独特のシェイプも伴ってるんで、
少々複雑でもあるんだね。
チョイ、整理すると
男性のホールド
左右二の腕(上腕)が外向き(外旋)
右手の前腕は外向き(回外)だが、
左手は内向き(回内)
女性のホールド
左右二の腕が外向き(外旋)
前腕は両方とも内向き(内旋)
男女とも前腕部で変化があるってことなんだが、
またそのねじりが背骨に伝わり、
背中・胸の筋肉に伝え返され、
それでアノ
独特のシェイプを生み出している・・・
そう、実は
スタンダードの独特のシェイプは、
翼感覚の操作から
自然発生的に生まれるものなんだ。
ポイントは、
一切のリキミをなくした後に残る
カラダのつながりを感じ、
ソノカラダの流れに
素直にしたがってホールドすることだ。
手・腕の動きが完璧、背中&胸から生まれ、
しかも下半身とつながっていると
カラダで解釈できた日にゃ、
「だから、男女ともオヘソが向かい合い、
女性はチョイ左後ろに反ったシェイプになるのよねェ」
と、いたく納得でき、大喜びできるだろう。
もうひとつのポイントは
前腕と上腕のムキの違いだ。
大元は男女に関わらず、
上腕・前腕ともにやや外向け、
コレが胸・解放リラックススタイルなんよねってことで、
両手を小さくあげたバンザイ・ポーズから、
丁寧にカラダの流れを感じながら
ホールドを作ってみたら、
ひょっとしてわかるかも・・・ですぞ。
続く 第484話へ
いつも 応援クリック ありがとうございます。
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とても励みになっています。(ジュンコ)
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さて、
“翼感覚”操作から作る
スタンダードのホールドだ。
前回(第482話)の
“翼感覚”プラクティスまでの操作は、
ほとんど全くそのままで、
ソコからスタンダードのホールドに
変化させていくわけだが、
早い話、床からの反作用エネルギーが、
ドコにも引っかからず、
最もナチュラルに次のような
“プロセス”をたどることが、
目指すホールドの操作感覚につながる
・・・の“プロセス”を
おおざっぱにまとめておくと、
① 大腰筋のスイッチをON
→みぞおちから下の
下降エネルギーが再び床を捉え、
みぞおちから上へ上昇したエネルギーが
背骨をグニグニ駆け上がり、肩甲骨辺りに到着。
② 菱形筋のスイッチをONとともに
③ 前鋸筋もスイッチON状態になる。
②③により上昇したエネルギーは肩甲骨とアバラ骨、
つまり、
背中側と胸側に別れ、ともに作用を始める。
→背中と胸部に
前後・左右・上下のテンションが生まれる
具体的には、
肩甲骨は軽く背骨によって引き下ろされつつ、
カラダの中に入ってくる感じがして、
肋間筋の間がユッタリ開き、
胸腔(きょうこう)は膨らむ
胸鎖(きょうさ)関節(第163話参照)は
ナナメ上に向く
・・・と、この辺りまでの“プロセス”が、
“ワザとではなく、
カラダがソウなりたくて”
できるようになり(ココがポイントだ!)
「フムフム、万全、OKだよ!」だと、
実はもうスタンダードのホールドは、
腕を上げなくとも
ほとんどできている状態
といっても過言ではないんだな。
なぜなら、腕・手は “枝・葉”だからね。
ボディ、つまり“幹(みき)”の部分が
まずしっかりとしてないとNGってこと。
しかも、しっかりとした“根っこ”も生えていないと、
本当の意味でのいい
“枝・葉”はありえないというモンだからね。
今回紹介した
“翼感覚 プラクティス”を習得できれば、
根っこが張っていて、幹も十分しっかりした、
ホールドへの土台作りができているってことなのだ。
では、ココから腕のシェイプにつないでいこう。
④ ①②③までが上手くいくと、
脇の下が
スッーっと開いた様な感じになり、
胸は鎖骨が十分開く
二の腕(上腕)が
やや外側に回転(外旋という)し、
その前面(胸側)がやや吊りあがり、
後ろ側は逆に下に落ちていく感じになる。
つまり、
親指側は上がってくる感じ、
小指側は下がって行く感じ
さァ、この④の感覚、わかるかなぁ?
が、実は勝負どころなんだ。
カラダの中をかなりナチュラルにエネルギーが流れ、
筋肉&骨格に変化を与えた結果、
ようやく感じられるフィーリングだからね、
もし、
「ハイ!ここに書いてあるとおりの感覚に
なりましたよ」
って人は、花丸赤丸大合格!!
ビジュアル的にも、
機能的にもGOODな
ホールドを手に入れつつある人だろう。
さて、ホールドでもって作るカタチは、
男女が向かい合って組む都合上、
左右対称ではない。
つまり
男女とも右腕で作るカタチ、
左腕で作るカタチがそれぞれ違うでしょってこと。
オマケに、男性は女性の方に
オヘソを向け、
女性は、同じくオヘソをむけながらも、
少し背骨の左への後傾きという
独特のシェイプも伴ってるんで、
少々複雑でもあるんだね。
チョイ、整理すると
男性のホールド
左右二の腕(上腕)が外向き(外旋)
右手の前腕は外向き(回外)だが、
左手は内向き(回内)
女性のホールド
左右二の腕が外向き(外旋)
前腕は両方とも内向き(内旋)
男女とも前腕部で変化があるってことなんだが、
またそのねじりが背骨に伝わり、
背中・胸の筋肉に伝え返され、
それでアノ
独特のシェイプを生み出している・・・
そう、実は
スタンダードの独特のシェイプは、
翼感覚の操作から
自然発生的に生まれるものなんだ。
ポイントは、
一切のリキミをなくした後に残る
カラダのつながりを感じ、
ソノカラダの流れに
素直にしたがってホールドすることだ。
手・腕の動きが完璧、背中&胸から生まれ、
しかも下半身とつながっていると
カラダで解釈できた日にゃ、
「だから、男女ともオヘソが向かい合い、
女性はチョイ左後ろに反ったシェイプになるのよねェ」
と、いたく納得でき、大喜びできるだろう。
もうひとつのポイントは
前腕と上腕のムキの違いだ。
大元は男女に関わらず、
上腕・前腕ともにやや外向け、
コレが胸・解放リラックススタイルなんよねってことで、
両手を小さくあげたバンザイ・ポーズから、
丁寧にカラダの流れを感じながら
ホールドを作ってみたら、
ひょっとしてわかるかも・・・ですぞ。
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