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さっそくだが人のカラダにおける

重心の定義から。

「カラダの各部に働く重力を
ただ一つの力で代表させるとき、
それが作用する点」

って感じかな。

で、前回(第472話)
例に挙げたティッシュペーパーの箱よりも
人体はずっと複雑よね。
頭や肩やオシリや・・いろんな箇所に
それぞれ重力はかかってきていて、
その合力のアリかが重心ってわけだけれど、
じゃ、フツーに

立っているときの重心は

どこにあるんだろうか?


「成人男性の平均的な重心位置の高さは、
床面からおよそ56%の位置」
であり、
具体的には
「ヘソの下」とか
「腰骨の下から二つ目あたり」とか
「仙骨のやや前方」
なんて言われているよ。

女性の重心は男性のソレよりも低いとのこと。
床面から55%の位置だ。
(体脂肪・骨盤の形の違いによる)
ちなみに、幼子の重心位置は、
頭部が大きい分、高くなるんだって。
そういや、幼児は転びやすいよね?
重心位置の低い成人のほうが
グッと安定してるってわけだ。

また物体と違い、
人間の場合の重心は、
特定の一点に固定されておらず、
常に揺れているんだってことも、
知っておくべきだろうね。
で、

“重心”とともに、

床から最も遠くにある

“頭”もいっつも揺れている・・・


コレを

重心動揺(じゅうしんどうよう)

っていうんだよ。
高いヒールを履くと重心動揺値が上がり、
目を閉じると、動揺が増強、
重心がやや前方へ移動するんだな。

ソレにね、
体勢を変えると重心の位置も変わってくる
からヤッカイなんだな。
具体的には、
両手を上げると少し上がり
(ホールドをするだけで上がるよ!)
片方の腕を横にすると、重心は横に移動
また両手を伸ばし、
そのまま体側をグッと傾けたり、
バクテンするように後ろに反ったり・・
背骨の形状をサマザマにすることで
身体の外側に重心は位置するようにもなるんだ。
まとめると・・・

・重心の位置は一定ではなく、

頭部とともに常に揺れている

・重心はカラダ上にないこともある


と言うことは、

重心位置の意識的操作も可能!

なんだ。

ダンスをパフォーマンスの際に重要なのは
常に揺れている、

重心・頭部の位置と、

重心線
(重心と地球の鉛直方向を結ぶ線)

を感知しつつ

精度の高い“重心移動コントロール”を

していくこと
だ。

で、その
“重心移動コントロール”に向かう前に
大切なお話を・・・

ミリ単位での重心コントロールのためには、
可能な限り

カラダの力を抜くことが必要なんだ。

ソウでないと、
ホントウの意味で今の重心線に
正しく照準を合わせて立てているのか
ソウでないのかが、
感知できなくなってしまうからなんだ。

物体だと、重心線が基底面
(きていめん=第472話参照
から外れていると、
倒れてしまうんだもんね。
でも、人はどうだろう?
どう考えたって立っていることなんて
絶対無理っぽい重心位置にあっても、
筋肉に力を入れれば
ガンバッテ立つことができちゃう
・・・コレが問題なんだ。
そういう無理を積み重ねていると、
重力感知能力は確実に落ちちゃう。
感知能力が落ちた分、
もっと変なところに立ってしまう
・・・と言う悪循環に陥ってしまうんだな。

ゆえに、リキミは大敵!!

ってコトを踏まえたうえで、
次回、
いよいよ、ダンスにおける
重心移動コントロールの話に移ろう。



      続く 第474話へ



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