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エクササイズ&プラクティス集へ
ビューティ・フットのための
「トロワ・カール・ポアント・ワーク」
(第457話参照)
しなやかで強靭な
足指&足裏になろう!
のレクチャー第1回目は、
足の内在筋(ないざいきん)についてのお話
※固有筋(こゆうきん)ともいう
(第460話参照)
内在筋(ないざいきん)って、
何かってことをもう一度言っておくと、
足にあって足自体に働く筋肉のこと
・・・だったね。
つまり足という限られた世界にいる
筋肉たちのことだけど、
「コンナ狭いところに、
まぁ、ギョーサンあるのねぇ~」
って、驚いちゃうくらいの数の筋肉があるんだよね。
なんたって、
両足あわせて全身の1/4にあたる数の骨があって、
それらにみっちり筋肉がついてんだもん
・・・もうすごい、
そりゃ、
レオナルド・ダ・ヴィンチもビックリよね!
って話は第338話を参照していただくとして。
その内在筋(ないざいきん)の主要なモノ、
といいますか、
ダンシング中に活躍してくれている
(ご本人は無意識ではあったとしても)
モノを知っておいて
「やぁ、こんにちは。よろしくね♥」
って、してあげるだけでも、
かなり足の潜在能力を
引き出せるようになると思うんだよな。
さて、その内在筋(ないざいきん)、
そのほとんどのものが足の中で
縦に通ってついているんだ。
つまり、
足の中では5本の指そのままに
5本に分かれているんだけど
(コレを中足骨=ちゅうそくこつ と呼ぶ。
足の指をググって広げてみると、
その1本1本が見えてくるね)
その5つの枝分かれした1本1本にも、
そしてその間にも筋肉がついているってことなんだ。
解剖図なんかでそんな図を見ていると、
「足指ってちゃんと1本1本分かれて
機能するようにできているんだな」
って素直に思えちゃう。
実際、手ほどではないけれど、
足もある程度は独立して働けるようにはなっているよ。
では、その主要なモノをご紹介!いたしましょ。
まず、足の裏から。
内在筋(ないざいきん)は
最も層の浅いもの第1層から深いもの第4層まで、
なんと4つの層もあるんだ。
もっとも深い第4層にあるのが
底側骨間筋(ていそくこっかんきん)
小指の骨の付け根とその中足骨と、
薬指の骨とその中足骨の間
薬指の骨の付け根とその中足骨と、
中指の骨とその中足骨の間
中指の骨の付け根とその中足骨と、
人差し指の骨とその中足骨の間
それぞれに、すーっと縦に通っていて、
小指・薬指・中指を、
人差し指の方に引き寄せる働きをしているんだ。
(アウトサイドに転ばないようになっているんだね)
その上、第3層にあるのが
小指の骨とその中足骨にくっついている
短小指屈筋(たんしょうしくっきん)
親指の骨とその中足骨にくっついているのが、
短母指屈筋(たんぼしくっきん)
・・・母指とは親指のこと
どちらにも“短”ってついてあるように、
とても短い筋肉だよ。
しかも、足裏の筋肉ってことで、
いわゆる“屈筋”なんだ。
(第57話参照)
上手く作用すれば、床への密着感がGOODに!
ただしリキンじゃ、
NGだけどねって話は後に回して・・・
この第3層において、
小指と親指以外の3本についている筋肉ってのは
・・・ないんだ。
ってことは、そう!
(インナーマッスルがついている)
足の親指と小指はスペシャルなんだ。
だから、
この2本がしっかりと機能している足は
強靭ってコトもいえるんだ。
もうひとつ、第3層で大切なのは、
母指内転筋(ぼしないてんきん)
その名のとおり、
親指を内転(カラダの中心方向へ引っ張る)
させる働きを持つ筋肉。
コレは親指の骨の付け根から2方向に伸びていて、
1つは土踏まず辺りへ、
もうひとつが、
人差し指→中指→薬指→小指
それぞれの骨の付け根へと横方に伸びているんだ。
主要内在筋の中で、
コレだけが縦ではなくて横向き
・・・には深い意味があってね。
この横に通っている筋肉があるオカゲで、
母指(=親指)を正しく位置させることができ、
外反母趾を防げるし、
何より、横をアーチの形成ができる!
(アーチの話もオイオイね)
その上第2層には、
中様筋(ちゅうようきん)
上記、底側骨間筋(ていそくこっかんきん)
とほぼ同じトコロにしかももっと長くついている。
ただし、
人差し指の骨の付け根とその足骨の間と、
親指(母指)の骨の間にもくっつき、
親指以外の骨を、
親指の方に引き寄せる働きをしているんだ。
さらに強力にインサイドに引き寄せるってワケ。
表層の第1層
母指外転筋(ぼしがいてんきん)
小指外転筋(しょうしがいてんきん)
もう、お分かりだよね?
親指を外転(外に引っ張る)させるモンと、
小指を外転させるモン。
で、お次の
短指屈筋(たんしくっきん)
ココに来て初めて、
親指と小指以外の筋肉の屈筋の登場だ。
さらに表層にはこれら内在筋をスッポリ覆う感じで、
足底筋膜(そくていきんまく)
ってモンがあるんだけど、
足底セルフケア(第213話参照)で
モミモミしているのは実際のところ、
筋肉にいたるまでココってことが多いんだ。
ちなみに、
その上に脂肪層(しぼうそう)ってのもアリ。
足の表側(甲側)
には、それぞれの指に
伸筋=伸ばすほうの筋肉がついている。
短母指伸筋(たんぼししんきん)
親指の骨の付け根とその中足骨の間についている短い伸筋
短指伸筋(たんししんきん)
親指・小指以外の指の付け根と
その中足骨の間についている短い伸筋
また、それぞれの指の骨の付け根とその中足骨の間には、
骨間筋(こっかんきん)がついている。
足の甲側骨間筋(こっかんきん)
と、まぁココまで。
って、スゴイなぁ、
コレって、ダンスのブログよねぇ?
チョイ、マニアック過ぎない?
って思われるカモ知んないけどね、
密かに
「あ、この筋肉ってこういう作用してるんだ!
だからダンスのテクニックってそうなるんだ!」
って発見が、
個人的にいっぱいあったものでして・・・
興味のある方は、どーぞ。
または、今は、なんだか難しそうって方は、
興味が出た時にどーぞ。
次回、これらの主要内在筋(ないざいきん)を実際に
どう活かすかを整理しながら
それぞれを鍛え活性化させる
メンテナンス方法を考えていこう。
続く 第462話へ
いつも 応援クリック ありがとうございます。
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内在筋(ないざいきん)って、
何かってことをもう一度言っておくと、
足にあって足自体に働く筋肉のこと
・・・だったね。
つまり足という限られた世界にいる
筋肉たちのことだけど、
「コンナ狭いところに、
まぁ、ギョーサンあるのねぇ~」
って、驚いちゃうくらいの数の筋肉があるんだよね。
なんたって、
両足あわせて全身の1/4にあたる数の骨があって、
それらにみっちり筋肉がついてんだもん
・・・もうすごい、
そりゃ、
レオナルド・ダ・ヴィンチもビックリよね!
って話は第338話を参照していただくとして。
その内在筋(ないざいきん)の主要なモノ、
といいますか、
ダンシング中に活躍してくれている
(ご本人は無意識ではあったとしても)
モノを知っておいて
「やぁ、こんにちは。よろしくね♥」
って、してあげるだけでも、
かなり足の潜在能力を
引き出せるようになると思うんだよな。
さて、その内在筋(ないざいきん)、
そのほとんどのものが足の中で
縦に通ってついているんだ。
つまり、
足の中では5本の指そのままに
5本に分かれているんだけど
(コレを中足骨=ちゅうそくこつ と呼ぶ。
足の指をググって広げてみると、
その1本1本が見えてくるね)
その5つの枝分かれした1本1本にも、
そしてその間にも筋肉がついているってことなんだ。
解剖図なんかでそんな図を見ていると、
「足指ってちゃんと1本1本分かれて
機能するようにできているんだな」
って素直に思えちゃう。
実際、手ほどではないけれど、
足もある程度は独立して働けるようにはなっているよ。
では、その主要なモノをご紹介!いたしましょ。
まず、足の裏から。
内在筋(ないざいきん)は
最も層の浅いもの第1層から深いもの第4層まで、
なんと4つの層もあるんだ。
もっとも深い第4層にあるのが
底側骨間筋(ていそくこっかんきん)
小指の骨の付け根とその中足骨と、
薬指の骨とその中足骨の間
薬指の骨の付け根とその中足骨と、
中指の骨とその中足骨の間
中指の骨の付け根とその中足骨と、
人差し指の骨とその中足骨の間
それぞれに、すーっと縦に通っていて、
小指・薬指・中指を、
人差し指の方に引き寄せる働きをしているんだ。
(アウトサイドに転ばないようになっているんだね)
その上、第3層にあるのが
小指の骨とその中足骨にくっついている
短小指屈筋(たんしょうしくっきん)
親指の骨とその中足骨にくっついているのが、
短母指屈筋(たんぼしくっきん)
・・・母指とは親指のこと
どちらにも“短”ってついてあるように、
とても短い筋肉だよ。
しかも、足裏の筋肉ってことで、
いわゆる“屈筋”なんだ。
(第57話参照)
上手く作用すれば、床への密着感がGOODに!
ただしリキンじゃ、
NGだけどねって話は後に回して・・・
この第3層において、
小指と親指以外の3本についている筋肉ってのは
・・・ないんだ。
ってことは、そう!
(インナーマッスルがついている)
足の親指と小指はスペシャルなんだ。
だから、
この2本がしっかりと機能している足は
強靭ってコトもいえるんだ。
もうひとつ、第3層で大切なのは、
母指内転筋(ぼしないてんきん)
その名のとおり、
親指を内転(カラダの中心方向へ引っ張る)
させる働きを持つ筋肉。
コレは親指の骨の付け根から2方向に伸びていて、
1つは土踏まず辺りへ、
もうひとつが、
人差し指→中指→薬指→小指
それぞれの骨の付け根へと横方に伸びているんだ。
主要内在筋の中で、
コレだけが縦ではなくて横向き
・・・には深い意味があってね。
この横に通っている筋肉があるオカゲで、
母指(=親指)を正しく位置させることができ、
外反母趾を防げるし、
何より、横をアーチの形成ができる!
(アーチの話もオイオイね)
その上第2層には、
中様筋(ちゅうようきん)
上記、底側骨間筋(ていそくこっかんきん)
とほぼ同じトコロにしかももっと長くついている。
ただし、
人差し指の骨の付け根とその足骨の間と、
親指(母指)の骨の間にもくっつき、
親指以外の骨を、
親指の方に引き寄せる働きをしているんだ。
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表層の第1層
母指外転筋(ぼしがいてんきん)
小指外転筋(しょうしがいてんきん)
もう、お分かりだよね?
親指を外転(外に引っ張る)させるモンと、
小指を外転させるモン。
で、お次の
短指屈筋(たんしくっきん)
ココに来て初めて、
親指と小指以外の筋肉の屈筋の登場だ。
さらに表層にはこれら内在筋をスッポリ覆う感じで、
足底筋膜(そくていきんまく)
ってモンがあるんだけど、
足底セルフケア(第213話参照)で
モミモミしているのは実際のところ、
筋肉にいたるまでココってことが多いんだ。
ちなみに、
その上に脂肪層(しぼうそう)ってのもアリ。
足の表側(甲側)
には、それぞれの指に
伸筋=伸ばすほうの筋肉がついている。
短母指伸筋(たんぼししんきん)
親指の骨の付け根とその中足骨の間についている短い伸筋
短指伸筋(たんししんきん)
親指・小指以外の指の付け根と
その中足骨の間についている短い伸筋
また、それぞれの指の骨の付け根とその中足骨の間には、
骨間筋(こっかんきん)がついている。
足の甲側骨間筋(こっかんきん)
と、まぁココまで。
って、スゴイなぁ、
コレって、ダンスのブログよねぇ?
チョイ、マニアック過ぎない?
って思われるカモ知んないけどね、
密かに
「あ、この筋肉ってこういう作用してるんだ!
だからダンスのテクニックってそうなるんだ!」
って発見が、
個人的にいっぱいあったものでして・・・
興味のある方は、どーぞ。
または、今は、なんだか難しそうって方は、
興味が出た時にどーぞ。
次回、これらの主要内在筋(ないざいきん)を実際に
どう活かすかを整理しながら
それぞれを鍛え活性化させる
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