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エクササイズ&プラクティス集へ
ビューティ・フットのための
「トロワ・カール・ポアント・ワーク」
(第457話参照)
しなやかで強靭な
足指&足裏になろう!
のレクチャー第2回目は、
前号の内在筋(ないざいきん)の話を受けて
「足指をしっかりと開いて床をつかむ」
の真意
コレって、
ルンバのレッスンなんかでよく耳にする言葉よね。
ココでアドバイスされているのは2つの行為だ。
① 足指をしっかりと開く
② しっかり開いた足指で、床をつかむ
まず、①から
足指はキュって丸めず、
シッカリと開く・・コレは大切だ。
でも問題は、
ドコからが足の指であると
意識しているか?
ってことなんだ。
実際の指の部分(5つに分かれている、
目に見える部位)ではなく、
中足骨=5本の指の延長で、
足の腹の部分で
5つに分かれている部位からが足指
であるという意識が必要だ。
ね、長い足指の意識になったでしょ?
で、これら
1本1本がしっかりと機能しているという認識
って意味での、
“足指をしっかり開く”ってことなのだ。
でも、コレって言われて
すぐにできる意識ではないんだよね。
だって、実際の足指だって
ひとかたまりのものとしてしか
認識していない人がすごく多いのが現状だから。
とても“中足骨から足指”なんて感覚になれない。
そんでもって、ダンスする際になって、
あわてて
“足指をしっかり開く”とやろうとしても、
靴だって履いているんだし、
難し過ぎるってモンよね。
指を無理やり開こうとして、
力んだらかえってNGだから
日頃からのメンテナンスが非常に重要だよ。
また、前号(第461話参照)の内在筋を見てみると、
指の間を開くポイントとなる足指は、
親指(母指)と小指であることが分かるんだ。
なぜなら、
親指(母指)と小指はちゃんと
独立した筋肉を持っているから
で、後の3本はある程度つながって動くような
ある意味ひとかたまりの構造になっているからだ。
具体的には、
第3層には屈筋である
短母指屈筋(たんぼしくっきん)・・・親指についている
短小指屈筋(たんしょうしくっきん)・・・小指についている
があり、
第1層には、
母指外転筋(ぼしがいてんきん)・・・親指についている
小指外転筋(しょうしがいてんきん)・・・小指についている
がついているから、外に引っ張りやすく
つまり、
親指と人指し指、小指と薬指の間が
あきやすい構造になっているんだ。
コノ2本がググッと間を開けることができれば、
この2本に挟まれた他の足指も
つられて開くことになるよ。
※他の3本はやや開きにくい構造だからね。
骨間筋(こっかんきん)で、隔てられてはいるものの、
第1層には屈筋・伸筋が
ややまとまった感じでついてるんだもん。
ソレを証拠に名前もヒトくくりだったよね。
短指屈筋(たんしくっきん)
短指伸筋(たんししんきん)
②の“足指で、床をつかむ”に移ろう。
結論からいえば、
踊ってるときに
ワザワザ床をつかもうという
意識は持たなくてよし!
なぜか?
第3層インナーマッスルに、
強力な屈筋が備わってた・・・
そう、さっきも書いたけど、
小指の骨とその中足骨にくっついている
短小指屈筋(たんしょうしくっきん)
親指の骨とその中足骨にくっついているのが
短母指屈筋(たんぼしくっきん)
この2本をまず、目覚めさせる。
(コレも日頃からのメンテナンス必要)
で、本来のお仕事をしてもらう。
と、床を自然とつかんでくれるんだ。
屈筋だから意識的に使うと
どうしてもリキミが出てしまうため、
“わざとつかむ”は、実はご法度なんだ。
(第57・58話参照)
背面についている伸筋が、
ユッタリと伸びる感触のほうを大切にしたい。
すると、感覚はつかむっていうより、
吸い付いてるって感じになるだろうね。
自然に床に密着できるようなフット作りをお奨めしたい。
では、
「足指をしっかりと開いて床をつかむ」
の真意
を、まとめよう
・足指は中足骨(ちゅうそくこつ)から
という意識を鍛えておく
・親指(母指)と小指に焦点を当て、
その2本がまずしっかり独立して
機能するように意識する
・指はつかむ意志なく、
床に密着できるようになるのがGOOD
なお、
メンテナンスについては後でまとめて紹介しよう。
続く 第463話へ
いつも 応援クリック ありがとうございます。
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とても励みになっています。(ジュンコ)
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前号の内在筋(ないざいきん)の話を受けて
「足指をしっかりと開いて床をつかむ」
の真意
コレって、
ルンバのレッスンなんかでよく耳にする言葉よね。
ココでアドバイスされているのは2つの行為だ。
① 足指をしっかりと開く
② しっかり開いた足指で、床をつかむ
まず、①から
足指はキュって丸めず、
シッカリと開く・・コレは大切だ。
でも問題は、
ドコからが足の指であると
意識しているか?
ってことなんだ。
実際の指の部分(5つに分かれている、
目に見える部位)ではなく、
中足骨=5本の指の延長で、
足の腹の部分で
5つに分かれている部位からが足指
であるという意識が必要だ。
ね、長い足指の意識になったでしょ?
で、これら
1本1本がしっかりと機能しているという認識
って意味での、
“足指をしっかり開く”ってことなのだ。
でも、コレって言われて
すぐにできる意識ではないんだよね。
だって、実際の足指だって
ひとかたまりのものとしてしか
認識していない人がすごく多いのが現状だから。
とても“中足骨から足指”なんて感覚になれない。
そんでもって、ダンスする際になって、
あわてて
“足指をしっかり開く”とやろうとしても、
靴だって履いているんだし、
難し過ぎるってモンよね。
指を無理やり開こうとして、
力んだらかえってNGだから
日頃からのメンテナンスが非常に重要だよ。
また、前号(第461話参照)の内在筋を見てみると、
指の間を開くポイントとなる足指は、
親指(母指)と小指であることが分かるんだ。
なぜなら、
親指(母指)と小指はちゃんと
独立した筋肉を持っているから
で、後の3本はある程度つながって動くような
ある意味ひとかたまりの構造になっているからだ。
具体的には、
第3層には屈筋である
短母指屈筋(たんぼしくっきん)・・・親指についている
短小指屈筋(たんしょうしくっきん)・・・小指についている
があり、
第1層には、
母指外転筋(ぼしがいてんきん)・・・親指についている
小指外転筋(しょうしがいてんきん)・・・小指についている
がついているから、外に引っ張りやすく
つまり、
親指と人指し指、小指と薬指の間が
あきやすい構造になっているんだ。
コノ2本がググッと間を開けることができれば、
この2本に挟まれた他の足指も
つられて開くことになるよ。
※他の3本はやや開きにくい構造だからね。
骨間筋(こっかんきん)で、隔てられてはいるものの、
第1層には屈筋・伸筋が
ややまとまった感じでついてるんだもん。
ソレを証拠に名前もヒトくくりだったよね。
短指屈筋(たんしくっきん)
短指伸筋(たんししんきん)
②の“足指で、床をつかむ”に移ろう。
結論からいえば、
踊ってるときに
ワザワザ床をつかもうという
意識は持たなくてよし!
なぜか?
第3層インナーマッスルに、
強力な屈筋が備わってた・・・
そう、さっきも書いたけど、
小指の骨とその中足骨にくっついている
短小指屈筋(たんしょうしくっきん)
親指の骨とその中足骨にくっついているのが
短母指屈筋(たんぼしくっきん)
この2本をまず、目覚めさせる。
(コレも日頃からのメンテナンス必要)
で、本来のお仕事をしてもらう。
と、床を自然とつかんでくれるんだ。
屈筋だから意識的に使うと
どうしてもリキミが出てしまうため、
“わざとつかむ”は、実はご法度なんだ。
(第57・58話参照)
背面についている伸筋が、
ユッタリと伸びる感触のほうを大切にしたい。
すると、感覚はつかむっていうより、
吸い付いてるって感じになるだろうね。
自然に床に密着できるようなフット作りをお奨めしたい。
では、
「足指をしっかりと開いて床をつかむ」
の真意
を、まとめよう
・足指は中足骨(ちゅうそくこつ)から
という意識を鍛えておく
・親指(母指)と小指に焦点を当て、
その2本がまずしっかり独立して
機能するように意識する
・指はつかむ意志なく、
床に密着できるようになるのがGOOD
なお、
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