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チャチャチャを踊る際のコミュニケーションは、
リード&フォローの原則

相手との共通項

音楽・床・重力軸を押さえ

それぞれがソレに向かって踊る
 

を実践すること!


ジュンコ先生によると、
あるテクニックを勉強することは、
この3つを同時に勉強することになる・・・というが、
そのテクニックって一体何?


「それはね、

カウントの勉強よ」


カウント?
え~っと カウントって・・・何だったけ!?
という方は、第269話を再読いただいて、

カウントとは 拍子を数えること

であることを思い出しておいてくださいまし。


では、なぜ、これを勉強することが、
相手との共通項である
音楽・床・重力軸について勉強することにつながり、
結果、相手とのコミュニケーションに
役立つに至るのか?



ジュンコ先生は言う。
「共通項を押さえるってことは、
“音楽をしっかり聴いて、
床の上で自分の重みを利用し、
まっすぐを感じて踊る”
ってコトだったわね。
この中で、実践で相手と
コミュニケーションをとって踊るとき、
すぐにでもやればできそうなモノ、
つまりわかりやすいのはドレかしら?」



「うーん、
音楽が一番実感しやすいでしょうね。
床とかまっすぐはある意味、
抽象的だけれど、
音楽は実際に聴こえてきて、
どうであれ、
その表現としてみんな
カラダを動かしてるわけですから」



先「ソウ!正解。
でも、同じ音楽を聴いているハズなのに、
みんな動きって違うでしょ?
例えばチャチャチャでも」



「あぁ、ソレはそうですね。
ハッキリ外す、外さないって言う、
分かりやすい違いだけではなく、
細かく感じていけば、もう、全員違います。
ものすごく、あわただしく踊る人もいれば、
ゆったり踊る人もいます」



先「そう。
ならば共通項にならないんじゃない!?
ってコトで、
音楽の“骨”に当たる部分まで、もって行くわけ。
人間に置き換えてみれば、
見た目は全員違うけど、服を脱いで、筋肉を取って、
骨だけになったら、
みんなそんなに変わらないでしょ?ソレと一緒よ。
ソコまで下りてこないと
ある意味共通項とは言いがたいわ」



「カウントはその骨に当たるってコトですか?」



先「ええ、ソウ。
音楽表現の元になる部分ね。
音楽の中に仕組みとして存在する

秩序だもの。

これをまず全員が勉強して、
それを元に、個人個人

音楽表現という世界に移行

していく、
そこでようやくコネクションが始まって
・・・だとリード&フォローでの
モメゴトも減るでしょう」



「なるほど、ソウでしょうね。
では、次にその音楽の
“骨”に当たるカウントを勉強すれば、
床と重力軸と言う、
残り2つの共通項も一緒に勉強できる
・・・でしたよね?
でも、どういう風にかかわりがあるんでしょう?
カウントと床・重力軸って」



先「そうね、一見、
カウントといえば、音楽のことで、
すなわち“耳で聴くこと”みたいなんだけど、
ダンスは、
その聴いた音楽に合わせて、
どんな動き=アクションを起こす
のか?
までが含まれているわけ。
つまり、

カウントとは 

拍子を数えることであるとともに 

動き=アクションの数


を言い表しているのよ。
ココまではわかるかな?」




「ハイ、なんとか」



先「そして、ダンスの動き=アクションというのは、
床からの反作用エネルギーを受けて
カラダが変化し、生まれてくるもの。
その上、
床からの反作用エネルギーを効率良く受け取るには、
重力軸に沿ってまっすぐを知らなきゃいけない・・・。
で、ココからが重要なんだけど、

男女それぞれが
音楽のカウントに合わせながら
重力に逆らわず
床からの反作用エネルギーを受け取りつつ、
アクションを起こす練習をしていくと、
相手と良いコミュニケーションができて踊れるように、
社交ダンスのステップは作られてある




「まぁ、ソウでしょうね、本来は、
社交ダンス用のステップですモンね」



先「ソウなの。
反対にコウもいえるわ。
いくら床に対して良い立ち方をし、
良いアクションができていても、
音楽の骨に対する認識にずれがある場合、
高度なコミュニケーションは望みにくい
・・・
たとえば、ルンバの音楽を聴いて、
Qさんは、どのようにカウントするかしら?」



「えーと、以前は2・3・4・1でした。
今は、2&3&4&1&かな」



先「じゃぁ、“2&3&4&1&”と
カウントしているQさんと、
“QQS”とカウントしている人が
一緒に踊ったとしたらどうかしら?」



「さっきの先生の話だと、
“2&3&4&1&”は、
アクションの数が8個。
“QQS”だと・・・わ、3つですね!
合いにくいだろうなぁ。
同じ音楽に合わせて、
同じステップをしても、合わないでしょね」



先「そういうことなのよ。
で、これをチャチャチャに
置き換えるとって話なのよ。
Qさんは、チャチャチャのカウント、
どう取っているかしら?」



「2・3・4&1ですね」



先「ルンバには
&(エンド)カウントを入れるのに、
チャチャチャでは入れないの?」



「あ、そうですね。
チャチャチャは速いから、
間に合わないと思っているのかナァ。
でも、そういえば、
ルンバほどハッキリ
意識してはいないように思います」



先「では、ちょうどいいわ。
では、これからこうカウントしたらどうかしら?

2&3&チャチャ1&



      続く 第405話へ



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