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ジュンコ先生のチャチャチャレッスン、

ヒップ・トゥイスト・シャッセ

のお話が続いているが・・・。


「では、
オープン・ヒップ・トゥイスト後半の4&1の
ヒップ・トゥイスト・シャッセ
シャドウの説明が終わったところで、
次は、いよいよ本題、

ヒップ・トゥイスト・シャッセ

をすることで

相手とコミュニケーション


の段階に入っていきましょう」


ココで、
ジュンコ先生はみんなのほうへ向き直り、
こんな質問。

「今まで、
このヒップ・トゥイスト・シャッセにおける
コミュニケーションのみならず、
相手といいコミュニケーションをとりながら
チャチャチャを踊るって難しい・・・
ソウは思ったことはないかしら?」



「チャチャチャにおけるコミュニケーションって、
リード&フォローということでもありますよね」

とケイコさんが言う。



「ソウね」



「すごく難しいと思います。
一応、次に踊るフィガーは
何かということは感じ取って踊っていますが、
後は、もう自分のことに一生懸命で・・・。
細やかなリード&フォローは
できていないと思います」




ケイコ子さんに続いて、森田さんも

音楽が速いし

テクニック的にも難しい
んで、

相手とコミュニケーションといわれると、
自信がありません。
手をつないだまま、

お互い勝手に踊っている

ような気がしないでもないですが」




カナちゃんは、
「男性が、手で、押したり引いたりして
踊らせようとするんですけど、
すごくきついナァって思うコトも多いし、
私自身も、それに応えようとすると、
すごく力んでくる。
だからいいコミュニケーションって
ルンバのよりもずっと難しいと思う」




ジュンコ先生は、
うなずきながら聞いている。
「OK、よくわかったわ」

そして、話を続ける。

「チャチャチャにおける
主なコミュニケーション手段は、
いわゆる

ハンド・ホールドによるコネクション

(手と手による接合からの関わり)

よね。
ハンド・ホールドによるコネクションは
スタンダードのホールド同様、
最初に必要でありながら、
最後まで進化し続けるテクニックと
いっていいくらい、かなり奥深い。
手だけで押したり引いたりするものでは決してなく、
カラダの内部の運動、エネルギー操作・・
さまざまなテクニックが必要だから、
本当に心地よいコネクションができるまでには、
イロイロな勉強も必要なわけね。
ゆっくりなルンバでも難しいんだもの、
チャチャチャになると、
すごく荒っぽいコネクションなったり、
いらない動きがあって、
相手のダンスをかえって邪魔したり、
あるいは、全然なかったり
・・問題は多いでしょうね」

「だから、まずは、
ソク押したり引いたりといった
直接的なコネクションはなしで、
もっと
間接的なところから
相手とコミュニケーションをとっていく

ことをすすめるわ。
そのほうが、お互い、相手に気を遣い過ぎて、
自分のダンスができない・・・ってなっちゃったら、
シャドウのほうが楽しいってなっちゃうからね」


ジュンコ先生はそう言って、
白板にこんなことを書いた。

相手との共通項を押さえ

それぞれがソレに向かって踊る
 

(第47話参照)

その結果、

良いコミュニケーションが

とれるようになる



「これはリード&フォローの原則として
以前に紹介したと思うけれど
もう一度思い返して欲しいのよ。
なぜって、
チャチャチャはとってもこれが
大切になってくる種目だから」


「では、相手との共通項って
何だったかな?答えられる人は?」



ハイ!と手を上げたのは、珍しく真理だった。

「音楽と床です」



「その通り!! 
後もう一つは・・・」



真理の横にいた和夫が助け舟を出した。

「重力軸です」



「そう!

音楽をしっかり聴いて、

床の上で自分の重みを利用し、

まっすぐを感じて踊る


その3つでカンペキね。

チャチャチャにおいて
あるテクニックを勉強することは、
この3つを同時に勉強することになる。

ヒップ・トゥイスト・シャッセの中で、

実践していきましょう」



      続く 第404話へ



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