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ジュンコ先生のチャチャチャの
シャッセについてのレッスンが続いている。


カナちゃんが手を上げた。
そして少し恥ずかしそうに言う。

「あのぉ、すごく今さら・・・
って質問なんですけど、いいでしょうか?」




「モチロン、いいわよ」



「シャッセって、
“チャ・チャ・チャ”の部分ですよね。
ってことは、3歩・・・ですよね?」




「ソウよ。
シャッセは、

“開く・閉じる・開く”の

3歩1組で構成
されているわ」



「で、あのぉ~
みんな同じ長さなんですか?
“チャ・チャ・チャ”って
3等分するのかナァって思って」




ジュンコ先生はニッコリ笑って、
「いい質問ね」


そして、白板にコウ書いた。


2・3・4・&・1

S・S・Q・Q・S

1・1・1/2・1/2・1




「“ゆったりチャチャチャ”を練習しているときは、
すべて“間延び”させるんだったわね?
(第379話参照)
コレによってカラダの動きを
ズーッとつないでゆくことができると、
次はソレを
ステップとして刻む作業に入るわけなんだけれど、
(白板を指しながら)
このように刻むわけね。
ごらんのように、長さは違うのよ
4&1はQQSと置き換えると
長さが分かりやすいわね」



カナちゃんが言う。
「QQってSの半分かぁ・・・
ちゃんとそのとおり踊れば、

メリハリが利きそう!」




「そうなのよ。

Sをなるべくゆっくりにして

逆にQを速く
すれば、

とってもメリハリの利いた
チャチャチャになるわね」



「わ~、そういうカッコイイチャチャチャ、
踊りたいです!」




「そのカナちゃんの要望に応えていくには・・・
大切なことを言うわよ。


① 最初から、

メリハリを求めて

“ぶつ切り”にせず

ゆったり踊る
ことで、

切れない動きをカラダの中に作っておくこと。

なぜなら、

刻むのは足元の話であって

カラダの中はゆったりした動きを

継続させている
ものだから。

つまり、表面は切れていても、
中身はつながっているってこと!!
また、足元のカット(刻むこと)にしても、
最初にながーくつなげておいたもののほうが、
刻んだときに、
コントラスト(対比)をもたせやすいから。


にアクセントをもたせること。

音楽の強さで言うと

2・3・4・&・1

中・中・弱・弱・強


つまり
強である1という部分に
音楽のアクセント
はあるの。

ここを強調すると、
よりはっきりとしたリズムで
踊っている感じが出てくるわね。
コツとしては、

1でストップ・モーションを用いる

足元をピタッて止めてみるの。
非常にクリアな表現になってかっこいいわよ。
ただし、
ここでも止めるのはあくまで足元であって、
カラダの内部は踊り続ける・・・
コレ、重要よ。


4&1の前のの部分を大切に

1の部分と同様、
3の部分にアクセントを持たせる。
ここをいい加減な感じで流さないの。
足元はストップモーションを用いながらも
カラダの中でグーって引っ張ると、
次の4&1のリズムが活きてくるわ 

「ただし・・・本当の意味での
クリアなリズム表現のためには、

音楽をよーく感じる!!

コレが何より重要ね」



      続く 第397話へ



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