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エクササイズ&プラクティス集へ
続いて、
バックワード・ロック・プラクティス
後ろへのロックだね。
前回のフォワード・ロック同様、
教科書的にはコウ書いてある・・・ってところから。
ロックには左右あるけれど、
ここでは左足後ろロック、つまり
チャチャチャ・ロック・バックワード(LRL)
を取り上げまーす。
(カウントは 4&1 または チャチャ1)
スタート 右足体重で、
左足はヒザを伸ばして前にポイントしておくとする
① 1歩目 左足、左ショルダーリードで後退
フットワークはトゥ(T) 左ヒザは伸ばし、
ヒップは左に移動し始める。
② 2歩目 右足を左足の前に交差。
フットワークはボール(B)フラット
両膝は圧縮されてヒップは中間に。
ラテンクロス。
③ 3歩目 左足、左ショルダーリードで後退
フットワークはボール(B)フラット
両膝を伸ばす。ヒップは左に。
では、チョイ解説加えていきますね。
バックワード・ロックは、
フォワード・ロックより手ごわいかもなんで、
モアジックリね。
ここでも、キモになる
ヒップの所在(=ありか)・動きに注目!
まず、スタート。
体重の乗っている右足は“床をプレス状態”で、
ヒザは伸びている。
ヒップの位置は、
プレスしている側の右足上にある。
① 次、1歩目、左ショルダーリードで、
左足を後退なんだけど、
フォワード・ロックとは違い、
背筋は前に残し、足のみを引く
・・・コレがムッチャ重要。
この時点でひっくり返っている人が多いからだ。
言い換えれば、
背筋を前へ残すことで
みぞおちから
足が引きやすくなるってこと。
体重の乗っている右足の上で、
床へのプレスによる反作用エネルギーを感じながら
(カラダの中を使いながら)、
前にポイントしていた左足をスルスル下げて、
後ろにポイント、
と言うプロセスをたどれば、
この感覚(背筋が前に残ることで、
みぞおちから足元が後退していく感覚)
がつかみやすいよ。
また、背筋が前にあるからこそ、
フットワークはT(トウ)になるんだね。
そして、このとき
ヒップはまだ、
(後ろに突っ張っている)
右足上に置いたまま!!
コレも、要チェックポイントだ。
では、このときの様子を、
もう少し詳しくボディチェックしてみよう。
左側のアバラのあたりに触れてみて。
肋骨が鳥かごのように膨らみ、
グィーンってでっぱってるかな?
その下に続く、左のうちモモ、
足もとT(トウ)のインサイドエッジに、
ピーンって感じのツッパリがつながっているかな?
右アバラのあたりは、
床へのプレス状態でグシャってなっていたらOKだ。
強いトーション(ねじれ)感覚もある。
このとき、左足はといえば、
床の上にT(トウ)の部分のみ着地
(つま先はターンアウト=外向け)
で、体重は乗ったって感じではナイ。
どちらかといえば、
右足上での床へのプレス感のほうが強いんだ。
両足でバランスを取ることで、
立っているという感触だ。
この、
“背筋を前へ残し、足だけを後ろに引いた”
不安定っぽいポジションは、
後退のルンバ・ウォークの中にも出てくるんだよな。
人間のカラダは、
後退にふさわしいつくりではないため、
非常にバランスの難しいポジションなんだけど・・・
このみぞおちから超足長状態で足を引く感覚は、
タンゴの後退のときのカラダの使い方と同じだし。
(第357・358話)
また、前に残る分だけ後退するという
二律背反の運動でもある。
ってことで、左足を後退するときに
カラダの中にバネをグィーンって伸ばしたような
強いトーション(ねじれ)感覚を継続しつつ、
左足ポイントのほうへと背筋を動かしていくと、
次なるアクション
「ヒップは左に移動し始める」
に移ることができるんだ。
続いて、
トーション(ねじれ)がユルンできたぞ!
の瞬間を迎え、
フーッと、心地よくハリ感がユルムように、
ヒップは右から左に落ちてくる、
そう、重力に引っ張られて・・・
さぁ、このリキミのない
フィーリングがものすごく重要。
このロックの始まり部分が、
ナチュラルであればあるほどに、
次②におけるアクションはホボ自動的に起るのは、
フォワードロックのときと同じだ。
ここまでの カウント 4 またはチャ
② 2歩目。
トーション(ねじれ)解除を利用して、
右足交叉。
右足の後ろに、左ひざを押し込むカタチになる。
ヒザはボディが緩み、
トーションの解除を吸収することで、
結果、曲がることになる。
ヒップは中間。
カウント & またはチャ
左のアバラのあたりに触れてみて、
①では、鳥かご状態で出っ張っていたけど、
今は見事に吸収され、しぼんでる、
グッとカラダの中に
引き込んでいる感じもするだろう・・・
コレは、前にあった右足を、
左足につながるカラダの中で引っ張ってきた証拠。
そのチェックが終わったら
次に、ロック解除をやっていくよ。
右アバラのあたりに触れてみて。
で、その部分を少し持ち上げつつ、
カラダの中で右回転をおこすんだ。
みぞおちの奥辺りがグニンって回転。
これがヒップに連動し、
右ヒップはグニンって右回転。
コレによって、ロックがハズレ、
左足は後退へと向かい始める・・・
すごくデリケートな瞬間。
足元は一瞬だけど
右足でボディを持ち上げることになるため、
両足がトウ(=T)バランスになるんだ。
やがて、
右足は後ろに向けて突っ張るアクション、
つまり左足を送り出すアクションに展開される。
ココは教科書にはないカウントを特別に入れよう。
右足で持ち上げてフットワークTの部分の
カウント a
③へとつながり、左足は晴れて、
ショルダーリードで後退となる。
ボールからついてフラット状態に。
このときの様子は①と同じ。
“背筋が前で足だけを後ろに引いた”ポジションだ。
ただし、左足はフラットで着地はしている。
まだヒップは右だ。
カウント 1
次に、
トーション(ねじれ)解除を利用して
ヒップは左に下りてくる。
カウント a
このまま、バックワード・ロック
右・左・右に続けるときは、
左ヒップの上で床へのプレスと、
ローテーション(=回転)し、
前にある右足を、後ろへと移動・・・で①に戻る
え?もう大変だって!?
こんなの、音楽の速さでできないって!?
ソウよねぇ、たぶんソウ思っちゃうでしょうね。
でも、この一連のアクションは、
自然の大法則 重力方向の力を味方につけて
できるようになったら、
コッチのほうがやりやすいってより、
こんな風になっちゃうモンでもあるからね。
「フーン、そんなことするんか」
ぐらいの気楽さで
お読みいただきながら試してみてくだされ。
と、もうひとつ。
ロック・ステップそのものを練習するっていうのも、
まぁ大切なんだけど、
キモとなる
“ヒップの所在(=ありか)・動き”
に関しては、ただただの練習で
できるって類(たぐい)を超えたモノでもあり・・・
どういうことかっていうと、
ある筋肉が大きく作用してくるんです!
ここで、思い出してください!!
ロックは背骨の揺らぎ
揺れから起るアクション
(第391話参照)
で、注目するべきは、“腰椎”ってこと・・・
ちょっと知っておいてもらったほうが、
腰を痛めたりせずに練習に励めるし、
ロックも当然やりやすくなる・・・
の続きは次回!
続く 第394話へ
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続いて、
バックワード・ロック・プラクティス
後ろへのロックだね。
前回のフォワード・ロック同様、
教科書的にはコウ書いてある・・・ってところから。
ロックには左右あるけれど、
ここでは左足後ろロック、つまり
チャチャチャ・ロック・バックワード(LRL)
を取り上げまーす。
(カウントは 4&1 または チャチャ1)
スタート 右足体重で、
左足はヒザを伸ばして前にポイントしておくとする
① 1歩目 左足、左ショルダーリードで後退
フットワークはトゥ(T) 左ヒザは伸ばし、
ヒップは左に移動し始める。
② 2歩目 右足を左足の前に交差。
フットワークはボール(B)フラット
両膝は圧縮されてヒップは中間に。
ラテンクロス。
③ 3歩目 左足、左ショルダーリードで後退
フットワークはボール(B)フラット
両膝を伸ばす。ヒップは左に。
では、チョイ解説加えていきますね。
バックワード・ロックは、
フォワード・ロックより手ごわいかもなんで、
モアジックリね。
ここでも、キモになる
ヒップの所在(=ありか)・動きに注目!
まず、スタート。
体重の乗っている右足は“床をプレス状態”で、
ヒザは伸びている。
ヒップの位置は、
プレスしている側の右足上にある。
① 次、1歩目、左ショルダーリードで、
左足を後退なんだけど、
フォワード・ロックとは違い、
背筋は前に残し、足のみを引く
・・・コレがムッチャ重要。
この時点でひっくり返っている人が多いからだ。
言い換えれば、
背筋を前へ残すことで
みぞおちから
足が引きやすくなるってこと。
体重の乗っている右足の上で、
床へのプレスによる反作用エネルギーを感じながら
(カラダの中を使いながら)、
前にポイントしていた左足をスルスル下げて、
後ろにポイント、
と言うプロセスをたどれば、
この感覚(背筋が前に残ることで、
みぞおちから足元が後退していく感覚)
がつかみやすいよ。
また、背筋が前にあるからこそ、
フットワークはT(トウ)になるんだね。
そして、このとき
ヒップはまだ、
(後ろに突っ張っている)
右足上に置いたまま!!
コレも、要チェックポイントだ。
では、このときの様子を、
もう少し詳しくボディチェックしてみよう。
左側のアバラのあたりに触れてみて。
肋骨が鳥かごのように膨らみ、
グィーンってでっぱってるかな?
その下に続く、左のうちモモ、
足もとT(トウ)のインサイドエッジに、
ピーンって感じのツッパリがつながっているかな?
右アバラのあたりは、
床へのプレス状態でグシャってなっていたらOKだ。
強いトーション(ねじれ)感覚もある。
このとき、左足はといえば、
床の上にT(トウ)の部分のみ着地
(つま先はターンアウト=外向け)
で、体重は乗ったって感じではナイ。
どちらかといえば、
右足上での床へのプレス感のほうが強いんだ。
両足でバランスを取ることで、
立っているという感触だ。
この、
“背筋を前へ残し、足だけを後ろに引いた”
不安定っぽいポジションは、
後退のルンバ・ウォークの中にも出てくるんだよな。
人間のカラダは、
後退にふさわしいつくりではないため、
非常にバランスの難しいポジションなんだけど・・・
このみぞおちから超足長状態で足を引く感覚は、
タンゴの後退のときのカラダの使い方と同じだし。
(第357・358話)
また、前に残る分だけ後退するという
二律背反の運動でもある。
ってことで、左足を後退するときに
カラダの中にバネをグィーンって伸ばしたような
強いトーション(ねじれ)感覚を継続しつつ、
左足ポイントのほうへと背筋を動かしていくと、
次なるアクション
「ヒップは左に移動し始める」
に移ることができるんだ。
続いて、
トーション(ねじれ)がユルンできたぞ!
の瞬間を迎え、
フーッと、心地よくハリ感がユルムように、
ヒップは右から左に落ちてくる、
そう、重力に引っ張られて・・・
さぁ、このリキミのない
フィーリングがものすごく重要。
このロックの始まり部分が、
ナチュラルであればあるほどに、
次②におけるアクションはホボ自動的に起るのは、
フォワードロックのときと同じだ。
ここまでの カウント 4 またはチャ
② 2歩目。
トーション(ねじれ)解除を利用して、
右足交叉。
右足の後ろに、左ひざを押し込むカタチになる。
ヒザはボディが緩み、
トーションの解除を吸収することで、
結果、曲がることになる。
ヒップは中間。
カウント & またはチャ
左のアバラのあたりに触れてみて、
①では、鳥かご状態で出っ張っていたけど、
今は見事に吸収され、しぼんでる、
グッとカラダの中に
引き込んでいる感じもするだろう・・・
コレは、前にあった右足を、
左足につながるカラダの中で引っ張ってきた証拠。
そのチェックが終わったら
次に、ロック解除をやっていくよ。
右アバラのあたりに触れてみて。
で、その部分を少し持ち上げつつ、
カラダの中で右回転をおこすんだ。
みぞおちの奥辺りがグニンって回転。
これがヒップに連動し、
右ヒップはグニンって右回転。
コレによって、ロックがハズレ、
左足は後退へと向かい始める・・・
すごくデリケートな瞬間。
足元は一瞬だけど
右足でボディを持ち上げることになるため、
両足がトウ(=T)バランスになるんだ。
やがて、
右足は後ろに向けて突っ張るアクション、
つまり左足を送り出すアクションに展開される。
ココは教科書にはないカウントを特別に入れよう。
右足で持ち上げてフットワークTの部分の
カウント a
③へとつながり、左足は晴れて、
ショルダーリードで後退となる。
ボールからついてフラット状態に。
このときの様子は①と同じ。
“背筋が前で足だけを後ろに引いた”ポジションだ。
ただし、左足はフラットで着地はしている。
まだヒップは右だ。
カウント 1
次に、
トーション(ねじれ)解除を利用して
ヒップは左に下りてくる。
カウント a
このまま、バックワード・ロック
右・左・右に続けるときは、
左ヒップの上で床へのプレスと、
ローテーション(=回転)し、
前にある右足を、後ろへと移動・・・で①に戻る
え?もう大変だって!?
こんなの、音楽の速さでできないって!?
ソウよねぇ、たぶんソウ思っちゃうでしょうね。
でも、この一連のアクションは、
自然の大法則 重力方向の力を味方につけて
できるようになったら、
コッチのほうがやりやすいってより、
こんな風になっちゃうモンでもあるからね。
「フーン、そんなことするんか」
ぐらいの気楽さで
お読みいただきながら試してみてくだされ。
と、もうひとつ。
ロック・ステップそのものを練習するっていうのも、
まぁ大切なんだけど、
キモとなる
“ヒップの所在(=ありか)・動き”
に関しては、ただただの練習で
できるって類(たぐい)を超えたモノでもあり・・・
どういうことかっていうと、
ある筋肉が大きく作用してくるんです!
ここで、思い出してください!!
ロックは背骨の揺らぎ
揺れから起るアクション
(第391話参照)
で、注目するべきは、“腰椎”ってこと・・・
ちょっと知っておいてもらったほうが、
腰を痛めたりせずに練習に励めるし、
ロックも当然やりやすくなる・・・
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