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エクササイズ&プラクティス集へ




では、先日の続き。

タイム・ステップを使っての
チャチャチャ・レベル診断で、
残念ながらのレベル0・・・
理由
カラダに無駄な力が入っている
脚・足だけで踏み換え・シャッセをやっている
カラダの内側からじゃなく外側から
(脚・足を含む)から動いている
ヒップムーブメントがナチュナルじゃないetc

ウーン、この上に、
チャチャチャ・テクニックを乗せていっても
チョイヤバいぜ、なレベルなんだな。
だけど、外からみているだけでは、
よく分からない!?
一見、ヒップなんかが
プリップリッってカッコよく動いていると
アラ、上手な人・・・
なんて誤解を生みやすいレベル。
ただ、このレベルにはアル特徴があると言う。
そこに焦点を絞れば、

ナチュラル

or

アン・ナチュラル

の見分けをつけることは可能
・・・って
さぁさぁどんなかな?
で、ジュンコ先生のレッスン、スタート!



「いつもとは違う人と
カップルになってもらうため、
今から名前を言う人同士が組んでちょうだいね」

ジュンコ先生、
どうも色んなレベル同士で踊らせてみたいようだ。
名前を発表し、
カップルになったもの同士は、
向かい合い、両手を取るよう指示を出した。



「クローズ・ホールドにはならなくて良いからね。
男性の手の上に女性の手を重ねて・・・
ハイ、この体勢で、
タイム・ステップをするわよ。
音楽、スタート!」


♪♪♪♪~ ♪♪♪♪~ ♪♪♪♪~


ジュンコ先生はみんなを観察し始めた。

「ハナコさん・・・
アラアラ一緒に踊っている
和夫さんが困っているわね。
カラダの内側からの動きではなく、
ヒップを振って、
足でステップを刻んでいるだけだから、
目の前の男性(和夫)と
タイミングを合わせることができない
のね」

カラダの内側を使っている者の、
感じている“時間”と
外側の動きに終始している者の、
感じている“時間”は違う。
前者(内側)の者の時間は、
濃厚で味わい深く、
後者(外側)の者の時間は、
淡白でとらえどころがナイ。
ゆえに、
動きのキャパ(許容範囲)の面でも
前者(内側)の者は多く
後者(外側)の者は少ない。
また、
外側を使っている者のほうが
動きの出どころが浅いため、
踏み替えもシャッセも 
サッサと速く終わってしまうことも・・・
以上の点により、


レベル0の特徴その1

相手と合わせにくい

コレはリード&フォローが
伝わらないってことでもあるが、
単純に
“一緒に踊っている感じがあんまりしない”
ってことでもある。



「佐藤さん・・・
パートナーを務めている
トシ子さんが嫌がっているわね。
カラダのあちこちが力んでバラバラな動きだから、
いわば、
カラダから雑音を発している状態ね。
目の前の女性(トシ子さん)が聴いている
“音楽”を邪魔しているわ」

音楽は目に見えないし,
触れることができない、
つまりは“気体”だ。

その気体である音楽が

カラダの中にとりいれられ

カラダの中の気体

=カラダを循環するエネルギーと

反応し合い一緒になり

その相乗効果で踊るのがダンス


ただ、カラダにリキミがあると
その部分は強烈に“固体化”し、
結果、
音楽がスルー(通過)することができないんだ。
そのまんま、つまり、
カラダが音楽を感じていない状況で踊ったとしても
ただ単にカウントのようなものに合わせて、
カラダを動かしているだけ
ってことになるんだ。
そういうカラダの人と一緒に踊ると、
音楽が雑音化し非常に聴こえにくくなる・・・
え?何、言ってるのか分からないって!? 
どんな感じか全くイメージつかないって!?
そういうあなたが、
初心者だったら全然OK
中級者ならまだまだOKだけれど、
自称、上級者デス!ってなら、チョイヤバイかもよ。
「わかるわかる!
一緒に踊る相手のアクションが騒がしくって
良い音楽がかき消された感じ
がして、
すっごく心地悪い
・・・ってフィーリングでしょ?」
と、心当たりのある人はOK!! 
よくわかっていらっしゃる。
ただし、その審美眼で、
自分も実は同じようになっちゃっていないか
よーく、見張ってあげよう。


レベル0の特徴その2

音楽を深く感じて踊れない

と言うことは・・・
ここから、「自分はレベルOだ」と
自覚のある方への提言なんだけど、
まず、全身リラックスして
前の人と“踏み替え・シャッセ”のアクションを
丁寧に合わせるようにして踊ってみる。
(このときはお互いの呼吸を合わせてできるように、
音楽ナシで、やってみよう)
次に、
音楽をかけて、ジックリ聴く。
(始めはテンポが遅めの
チャチャチャがいいだろうね)
ポイントは、
あわててスタートし・な・い
で、
“ホンマに聴こえてきたな。
カラダの中に入ってきたな”
って感じるまで待つんだ。
それから、
カラダをあ~しよう こ~しよう
は一切忘れて、
ついでに、
相手のコトもあ~して上げよう こ~して上げよう
もこの際、いったん置いて、
音楽を一心に感じるのみに努めるんだ。
で、

音楽が十分聴こえる範囲内だけで

“踏み替え・シャッセ”をすること


自分のカラダから出る雑音で、
せっかくの音楽を消してしまわないように要注意だ。
結果、たぶん、
ものすごーくヤルコト、
つまりカラダの動き自体は、
大幅に減っちゃうだろうが、モチ、気にしない。
上手くいけば、目の前の人が
こんな風に言ってくれるかもしれないよ。
「すごく気持ちいいよ。
音楽もよーく聴こえるし・・・」
あ、ソウ、
こういう練習をテンポの速いチャチャチャでやっておくと、
ルンバにもいい影響が出るよ。
チャチャチャレベルとルンバレベルは、
ほとんど一緒だからね。



      続く 第389話へ



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