2008.01.23 (第365話)社交ダンスが教えてくれたこと vol.2 ダンスにおける5つのつながり
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エクササイズ&プラクティス集へ
特別シリーズ
社交ダンスが教えてくれたこと 人間美学そして哲学vol.2
ダンスにおける5つのつながり
ダンスの極意 つながり 調和 循環する ①
本日はいよいよ
♪1・2・3 ワン・ツー・スリー
ですね!?
って、コレ、
ワルツのカウントの話やないですよぉ。
そう、1月23日のこと・・・
改めまして、
みなさま
1年間、ご愛読
本当にありがとうございました!
ソー言えば、
最初の頃、
わがダンナ様ヒデ君によーく言われたモンです。
「毎日マイニチ、
こんな膨大な量を書いて・・・
すぐネタ尽きるヤロ?」
私は答えましたわね。
「尽きるわけナイヤン!
一生かかっても
書ききれないかもってなくらい(ネタは)アルよ」
また、こんなコトもしょっちゅう
「コレだけのモン、読む側は大変やで。
イメージイラストも図もナーンもなくて。
一回来ても読みきれんで、
離れていく人もギョーサンおるで」
もっと、
読む側の気持ちを考えて、親切な対応を・・・
というアドバイスもいっぱいもらったけど、
「例えば、エロいシーンでも、
映像や漫画より、
活字のほうが興奮するときってあるヤン。
(ワワワ、なんちゅう 例え・・・)
ソレくらい人の
“想像する能力”ってあると思うんよ。
その力(想像力)ってダンスにも必要だしね。
それに、自分の好きなように
想像してもらったら良いと思ってる。
ダンスに間違いなんて
ある意味ないわけやから」
そして、
「このブログで一番の恩恵をもらってるんは、
実は私自身なんよ。
今まで自分が何を教えてきたのかを整理できるし
コレからさらに
自分が何を学んでいきたいかも明確にできる。
つまり自分が、
どんな想いで、何を目指し、
どこに行こうとしているのかを
把握することができる・・・
と、まぁ、
自分のために書いているって言うモンやろね。
だから、
ムッチャプライベートな
感覚を披露することで発生する、
文章の難解さ、長たらしさ・・はゴメンねって感じ」
なぁんて無責任ブログにも関わらず、
お付き合い下さったみなさま、
ホンマ、ありがと~!
これからも、
どうぞよろしくお願いいたします。
で、今日のお題はコレ。
「つながり 調和 循環する」
社交ダンスが教えてくれたことの中で、
面白いなぁ
実生活でも役立つなぁってモノは、
本当に多いけど、その中でも
つながり
つまり
“関係”のお勉強って
すごくできるって思うんだよね。
社交ダンスは、
あらゆるものとのつながりから成り立っている。
そして
良いつながりを通し
調和が生まれ、それが循環し始めると、
社交ダンスは上手くなるのはモチロンのこと、
実生活もパラダイスってお話。
では具体的に見ていこう。
さてさて
「つながり」という言葉は、
ダンスの中でのキーワード。
「コネクション」「コンタクト」・・
つながりと同義語的なダンス用語は、
いっぱいあるもんね。
踊るという行為を通して、
さまざまなものとの“関係性”を学んでゆくことが
ダンスの上達の極意でもある。
で、ダンスにはオオザッパに見て、
5つのつながりがあるんだ。
1. 自分の身体中のさまざまなパーツ、
例えば右手、左足、背中、お腹・・といった場所
が“つながって”動くことがダンス=
自分の肉体パーツにおけるつながり
2. 例えば「右足からステップするぞ」と思って
実際に踏み出す、という風に、思いと行為が
“つながって”一つのことを成し遂げるのがダンス=
想い(思い)と行為のつながり
3. 皮膚を隔てて別の固体として存在している者同士が、
カラダを接触させつつ、心も触れ合いながら
“つながって”動くことがダンス=
自分と他者とのつながり
4. 聞いているだけではなく、音楽と“つながって”
カラダを動かすことがダンス=
自分と音楽とのつながり
5. 立っている部分、つまり地面、
床と“つながって”いることを利用して
身体を動かすことがダンス=
自分と床とのつながり
大きく分けてこの5つの
“つながり”の中でダンスは存在している。
しかもつながりの対象が、
人間・床といった“固体”であったり、
音楽や自分の思い、相手との気持ちといった
“気体”であったりするところがダンス特有だ。
簡単に言えば、
これらさまざまなものとのつながりの関係性が
良くなれば良くなるほどダンスは上達する。
ポイントは、
「より的確に」
「より丁寧に」
「より繊細に」
につながることだ。
5つともすべてがスムーズに
ベストな状態でつながっているとき、
最高のダンスを経験することができる。
背中から手が流れるようにスムーズに動き、
「あそこへステップしたい」と思ったところに
簡単に足を運んでゆくことができ、
相手ともブレずに心地良く組み続けられ、
音楽に乗って大地と戯れながら踊る、
そんなことが可能になるのだ。
でもここで重要なことは、
「決して無理やり
つながりを持とうとしない」
ということ。
1. に関しては、身体を固めて手っ取り早く
きれいな形・良い姿勢を作ることはしない。
2. 強制して身体を動かそうとしない。
3. 最初から無理やり接近して
(身体をくっつけて)踊らない。
「相手と心をひとつにして」という思いを強制しない
4. ハズさないようにしようと、
必死になって音楽を聴かない
5. 床をシッカリ踏まなきゃとリキまない
と、いうことなんだ。
ではなぜ、無理やりはダメなのか?
それはダンスでのつながりは、
「作る」事のようで実は違う、
元からあるつながりを「思い出す」だけだから。
そう、
つながりを思い出せば
ダンスは上手くなるのだ。
カラダを例にとって見てみよう。
全身鏡の前に立ってみる。
ドウ見てもつながっているはずだ。
上は頭から、
下は足先までどこもチョン切れてはいない。
次にカラダに実際に触れてナゾって見よう。
ここからおなかでここから腰・・
なんてハッキリしない。
ずっとつながっているよね?
ただ、日頃使わないために
眠ってしまったままの筋肉や神経がいっぱいあるだけ。
で、それらを目覚めさせ
本来の機能を取り戻していく
ことこそが
ダンスの目指すところであり
目覚め、
つながりを思い出していく
過程そのものがダンスなんだな。
自分の思いと身体の関係も同じだ。
日常はあまりにもカラダが無意識の中でも機能し
働いてくれているために
(歩くとき意識的に、右足を出して、
左足を出してと思わなくても立派に歩けるだろう!)
指令の出し方が分からなくなってしまっているだけだ。
事実、人間の思いとカラダは、
完璧なまでにつながっている。
それを信じ、
カラダではなく
主人であるあなたが
指令を出すようにスイッチを切り替え
コントロールしていく
その操作方法を学ぶのがダンス
なのである。
自分自身とのつながりでさえ
思い出すのに一苦労なのに、
相手やら音楽やら大地やらとも
「実はつながっているんだ、それを感じてみなさい」
と言われても最初は難しいだろうね。
でも実際やってみると
誰でもだんだんと感覚がつかめるようになってくる。
また、自分自身とのつながりが密になればなるほど、
遠い存在のソレらとも
良いつながりができるようになってくるものなのだ。
大地とは足の裏を通してつながっている。
これは感覚的に分かりやすい。
そして、どんなにがんばって
関係を切ろうとしても無理だ。
重力がある限り両足を上げたまま
空中に浮いていられないため
つながりは切れることはない。
もちろん日頃
「大地と足の裏の接触感覚」を感じている人など
ほとんどいないだろうから、
後はダンスの中で取り戻すだけだ。
それに引き換え
“つながり”の感覚が難しい対象は
音楽と相手だ
・・・の続きは次回!!
続く 第366話へ
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ダンスにおける5つのつながり
ダンスの極意 つながり 調和 循環する ①
本日はいよいよ
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ですね!?
って、コレ、
ワルツのカウントの話やないですよぉ。
そう、1月23日のこと・・・
改めまして、
みなさま
1年間、ご愛読
本当にありがとうございました!
ソー言えば、
最初の頃、
わがダンナ様ヒデ君によーく言われたモンです。
「毎日マイニチ、
こんな膨大な量を書いて・・・
すぐネタ尽きるヤロ?」
私は答えましたわね。
「尽きるわけナイヤン!
一生かかっても
書ききれないかもってなくらい(ネタは)アルよ」
また、こんなコトもしょっちゅう
「コレだけのモン、読む側は大変やで。
イメージイラストも図もナーンもなくて。
一回来ても読みきれんで、
離れていく人もギョーサンおるで」
もっと、
読む側の気持ちを考えて、親切な対応を・・・
というアドバイスもいっぱいもらったけど、
「例えば、エロいシーンでも、
映像や漫画より、
活字のほうが興奮するときってあるヤン。
(ワワワ、なんちゅう 例え・・・)
ソレくらい人の
“想像する能力”ってあると思うんよ。
その力(想像力)ってダンスにも必要だしね。
それに、自分の好きなように
想像してもらったら良いと思ってる。
ダンスに間違いなんて
ある意味ないわけやから」
そして、
「このブログで一番の恩恵をもらってるんは、
実は私自身なんよ。
今まで自分が何を教えてきたのかを整理できるし
コレからさらに
自分が何を学んでいきたいかも明確にできる。
つまり自分が、
どんな想いで、何を目指し、
どこに行こうとしているのかを
把握することができる・・・
と、まぁ、
自分のために書いているって言うモンやろね。
だから、
ムッチャプライベートな
感覚を披露することで発生する、
文章の難解さ、長たらしさ・・はゴメンねって感じ」
なぁんて無責任ブログにも関わらず、
お付き合い下さったみなさま、
ホンマ、ありがと~!
これからも、
どうぞよろしくお願いいたします。
で、今日のお題はコレ。
「つながり 調和 循環する」
社交ダンスが教えてくれたことの中で、
面白いなぁ
実生活でも役立つなぁってモノは、
本当に多いけど、その中でも
つながり
つまり
“関係”のお勉強って
すごくできるって思うんだよね。
社交ダンスは、
あらゆるものとのつながりから成り立っている。
そして
良いつながりを通し
調和が生まれ、それが循環し始めると、
社交ダンスは上手くなるのはモチロンのこと、
実生活もパラダイスってお話。
では具体的に見ていこう。
さてさて
「つながり」という言葉は、
ダンスの中でのキーワード。
「コネクション」「コンタクト」・・
つながりと同義語的なダンス用語は、
いっぱいあるもんね。
踊るという行為を通して、
さまざまなものとの“関係性”を学んでゆくことが
ダンスの上達の極意でもある。
で、ダンスにはオオザッパに見て、
5つのつながりがあるんだ。
1. 自分の身体中のさまざまなパーツ、
例えば右手、左足、背中、お腹・・といった場所
が“つながって”動くことがダンス=
自分の肉体パーツにおけるつながり
2. 例えば「右足からステップするぞ」と思って
実際に踏み出す、という風に、思いと行為が
“つながって”一つのことを成し遂げるのがダンス=
想い(思い)と行為のつながり
3. 皮膚を隔てて別の固体として存在している者同士が、
カラダを接触させつつ、心も触れ合いながら
“つながって”動くことがダンス=
自分と他者とのつながり
4. 聞いているだけではなく、音楽と“つながって”
カラダを動かすことがダンス=
自分と音楽とのつながり
5. 立っている部分、つまり地面、
床と“つながって”いることを利用して
身体を動かすことがダンス=
自分と床とのつながり
大きく分けてこの5つの
“つながり”の中でダンスは存在している。
しかもつながりの対象が、
人間・床といった“固体”であったり、
音楽や自分の思い、相手との気持ちといった
“気体”であったりするところがダンス特有だ。
簡単に言えば、
これらさまざまなものとのつながりの関係性が
良くなれば良くなるほどダンスは上達する。
ポイントは、
「より的確に」
「より丁寧に」
「より繊細に」
につながることだ。
5つともすべてがスムーズに
ベストな状態でつながっているとき、
最高のダンスを経験することができる。
背中から手が流れるようにスムーズに動き、
「あそこへステップしたい」と思ったところに
簡単に足を運んでゆくことができ、
相手ともブレずに心地良く組み続けられ、
音楽に乗って大地と戯れながら踊る、
そんなことが可能になるのだ。
でもここで重要なことは、
「決して無理やり
つながりを持とうとしない」
ということ。
1. に関しては、身体を固めて手っ取り早く
きれいな形・良い姿勢を作ることはしない。
2. 強制して身体を動かそうとしない。
3. 最初から無理やり接近して
(身体をくっつけて)踊らない。
「相手と心をひとつにして」という思いを強制しない
4. ハズさないようにしようと、
必死になって音楽を聴かない
5. 床をシッカリ踏まなきゃとリキまない
と、いうことなんだ。
ではなぜ、無理やりはダメなのか?
それはダンスでのつながりは、
「作る」事のようで実は違う、
元からあるつながりを「思い出す」だけだから。
そう、
つながりを思い出せば
ダンスは上手くなるのだ。
カラダを例にとって見てみよう。
全身鏡の前に立ってみる。
ドウ見てもつながっているはずだ。
上は頭から、
下は足先までどこもチョン切れてはいない。
次にカラダに実際に触れてナゾって見よう。
ここからおなかでここから腰・・
なんてハッキリしない。
ずっとつながっているよね?
ただ、日頃使わないために
眠ってしまったままの筋肉や神経がいっぱいあるだけ。
で、それらを目覚めさせ
本来の機能を取り戻していく
ことこそが
ダンスの目指すところであり
目覚め、
つながりを思い出していく
過程そのものがダンスなんだな。
自分の思いと身体の関係も同じだ。
日常はあまりにもカラダが無意識の中でも機能し
働いてくれているために
(歩くとき意識的に、右足を出して、
左足を出してと思わなくても立派に歩けるだろう!)
指令の出し方が分からなくなってしまっているだけだ。
事実、人間の思いとカラダは、
完璧なまでにつながっている。
それを信じ、
カラダではなく
主人であるあなたが
指令を出すようにスイッチを切り替え
コントロールしていく
その操作方法を学ぶのがダンス
なのである。
自分自身とのつながりでさえ
思い出すのに一苦労なのに、
相手やら音楽やら大地やらとも
「実はつながっているんだ、それを感じてみなさい」
と言われても最初は難しいだろうね。
でも実際やってみると
誰でもだんだんと感覚がつかめるようになってくる。
また、自分自身とのつながりが密になればなるほど、
遠い存在のソレらとも
良いつながりができるようになってくるものなのだ。
大地とは足の裏を通してつながっている。
これは感覚的に分かりやすい。
そして、どんなにがんばって
関係を切ろうとしても無理だ。
重力がある限り両足を上げたまま
空中に浮いていられないため
つながりは切れることはない。
もちろん日頃
「大地と足の裏の接触感覚」を感じている人など
ほとんどいないだろうから、
後はダンスの中で取り戻すだけだ。
それに引き換え
“つながり”の感覚が難しい対象は
音楽と相手だ
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