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ジュンコ先生の
タンゴのレクチャーが続いている。


「今日は、

レッグ・アンギュレーション

のお話よ」



「レッグ・アンギュレーション?
なんか怪獣の名前みたい」


カナちゃんがそういうと、
みんなから笑いが起った。



ジュンコ先生もニコニコしながら
「レッグ・アンギュレーションとは、
簡単に言えば、

足で角度を作ることよ。

また、そのときの筋肉の使い方。
タンゴの大切なテクニックであり、
アクションでもあるわね」


ジュンコ先生はみんなに
シャドウでプロムナード・ポジションを
作るように指示を出した。


「体重の乗っている側の足、
男性なら右足女性なら左足だけど、
ダンス用語でなんていうか分かるかな?」



スタンディング・レッグです」

和夫が答える。



「OK、そうね。
じゃぁ、反対の足は?」



フリー・レッグですか?」

と紀子さん。



「正解よ。
スタンディング・レッグは
サポーティングフットであり、
フリー・レッグは、
リーディングフットでもある・・・
って意味はわかるかな?カナちゃん」



「ハイ、えーと・・・
今、体重の乗っている方の足、
スタンディング・レッグは、
カラダを送り出す役割だから
サポーティングフット、
体重の乗っていないほうの足、
フリーレッグは、
送り出されたカラダを受ける役割だから
リーディングフット・・・コレでいいんですよね」

(第200360話参照)



「ソレでいいわよ。
良くできました。
では、みんな、まず自分の
スタンディング・レッグ
フリ-レッグで作っているヒザ、
足首の向きや角度に注目!
どんな感じか観察してみてね」



そう言いながらジュンコ先生も
みんなの様子を観察し始めている。



「坂田さんは両足がルーズに開いているわね。
フリー・レッグの左足のヒザの向きが
進行方向を向いてしまっている

内モモが締まっていないのね」
(第332話参照)


「森田さんは逆にワザと締めすぎ。
スタンディング・レッグである右ひざが
内側に入りすぎ
て、
(普通にプロムナードポジションで立っているだけで、
右足の親指の方向よりもグッと内側に外れている)
コレはヒザを壊しかねないから危ないわね」


「ハナコさんは、
フリーレッグである右ひざを立てすぎね。
カカトが床からすごく離れているわ。
ポーズをとろうとして力んでいるのでしょうね」


「カナちゃんは股関節にユルミが少ないため、
レッグアンジュレーション
(足で作る角度)がほとんど無いわ。
突っ立っているだけね」


「佐藤さんは、
ワザと腰を低くしようと思うあまり、
まずはヒザに負担をかけるほど曲げてしまっている。
それで、インサイド・エッジを意識しすぎで、
こっけいに見えるわ。
カラダもあまり
ムーブ(動くこと)ができないでしょうね」
(インサイド・エッジに関しては第337話参照)



さらに見渡しながら、
誰か比較的ちゃんとできているはいないかと
探していたが・・・



「平田さんが、
まずまず合格ラインかしら・・・」



で、平田さんの周りに集合をかけた。



「最も模範的な
レッグ・アンギュレーションになっているので、
模範になってもらうわね」



そう言われた平田さん、
大いに照れているが。



「みんな、平田さんのまずは、
フリーレッグである左足の足先に注目ね。
指先(親指)と
ボール部分のインサイド・エッジで床をプレスし
カカトは床から自然に離れている

そうね?」


「左ひざは、
内側に締められヤヤ立ち上がっているが、
右ひざと高さは変わらないことにも注目よ」


「スタンディング・レッグである
右ひざは内側に向いているけれど、
足元の親指のインサイド・エッジと
ほぼまっすぐ一直線につながっていて

無理やり内側に持っていっていない」


「そして何より大切なのは、

内モモを締めることによって

右足と左足に関連を持っている
ことね。

この両脚部の関連により
正しいレッグ・アンギュレーションが生まれるのよ」


そして、平田さんに、
「プロムナードの1歩目に出て行く前に、
右足のサポーティングフットを使っている状態
をやって見せてもらえるかしら?」




素直に平田さんはやって見せるが・・・



「それでOKよ。
さぁ、平田さん
どんな感じがするか皆さんに伝えてあげて」



平田さんが自分の脚部の様子を話し始めた。

スタンディング・レッグである右ひざと、
右足首は曲がる角度が増して、

下(フロアー)のほうに向かう感じ

がします。
ソレとともに右ひざは
ヤヤ内側に曲がっていく感じがしますな。
フリー・レッグである左ひざも、
曲がる角度は増しますが、
足首が床から立ちあがって
ソレと一緒に左ひざも

フロアーから

ヤヤ立ち上がって
いきます。

結果、右ひざよりも、
左ひざのほうが
フロアーからの高さはヤヤ高くなりますな」




「平田さん、よく表現できました!
この詳しい説明は
またプロムナードのときに譲るとして・・・」


ジュンコ先生は、
そう言ってからみんなのほうに向き直り、


自然な

レッグ・アンギュレーション


のためには、
ヒザ、足首にできるだけワザと
角度を持たせないこと
ね。
アァ、そういう
(レッグ・アンギュレーションという)
テクニックがあるんだな、
目指す方向性、角度はこういうものなんだな、
という出来上がりのイメージは持ちながらも、
外側で形だけ決して作らないことが大切ね。
カラダ本来に備わっている関節が曲がる方向性に沿って
無理なくレッグ・アンギュレーションが
できるようになるためには、
“カラダの作り自体”が本来のナチュラルなものに
戻っていかなければならないからね」



「例えば腰が抜けやすいカラダであったり、
O脚であったりしたら、
そこからが問題ってコトで、
ソレを無理やり正しい方向に
レッグ・アンギュレーションさせても、
解決にはならないってことですね」

とトシ子さんが言うと



「ソウね。
ただ、

ヒザ、足首の矯正のために

タンゴのレッグ・アンギュレーションを

使うコトもできる
わ。

・・・ただし

足裏感覚と連動してね。

そのことを
タンゴ・ウォークの中で見ていきましょうか」



      続く 第362話へ



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