2008.01.08 (第350話)ドラマティック情熱「タンゴ」LⅠ 自律神経はバランスが大切!
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さて、自律神経の
働きをザッと見ていただいたところで、
次なるは、
得た知識をどうダンスの中に
活かしてゆくかですゾ。
ところがですよ、
近年、ダンスどころか、
フツーの暮らしの中でさえ、
自律神経を正しく
使いこなせていない人が多いようで・・・
エッ、自律神経って
勝手に働いてくれるんじゃなかったの?
なんて言っているあなたはもう危ないよ。
実は、自律神経は、
ある程度のコントロール可能
イヤイヤ、ダンサーのあなたならなら
絶対(コントロール)できるし、
やんなきゃダメ。
自律神経のコントロール=
社交ダンスが上手くなるということ
って風につながっているからね。
・・・の具体的説明の前に、整理しておくよ。
早い話、
交感神経=緊張
=ストレスがかかった状態
副交感神経=弛緩(=ゆるむこと)
=ストレスのかからない状態
ナンだけど、
「過ぎたるは及ばざるがごとし」の普遍的原則は、
もちろん自律神経に関しても当てはまるんだ。
つまり、
交感神経・副交感神経どちらにも傾き過ぎず、
ちょうど良いバランスが取れているときが○。
日常においてもダンスの中においてもソウなんだ。
ストレスがかかりすぎ
(交感神経優位)はダメ、
これは、なんか、分かるでしょ?
でもリラックスしすぎ
(副交感神経優位)もダメなんて・・・???
どういうことかを分かっていただくために
チョイ、ここでクイズだよ。
こんな症状は、
交感神経・副交感神経
どちらがスイッチON状態のときなのか考えてみよう。
Q1 映画を観て感動
ちょっと古いけど、タイタニックの
主人公ジャックが死んでしまったときは、
タマラズ大泣きしてしまった。
Q2 急にくしゃみが止まらなくなる
ホコリっぽいところや
空気が悪いところに行ったとき。
Q3 冷え性で夜がつらい
手足が冷たくて、
夜中に目を覚ましてしまうときさえある。
Q4 何だか気持ちに張りがない
何をやるのもおっくう。
昼間からアクビが出てダラダラしてしまう。
答え
1. 副交感神経
ただし、それまでの船の沈没、
主人公の死亡シーンなどでは、
ストレスから交感神経が刺激を受けていたはずだ。
が、その後泣いたことで形勢逆転!
副交感神経にスイッチON。
ストレス解放のためにも、
泣きたい時には泣いたほうが良いってこと!
2. 副交感神経
副交感神経は排泄や分泌を高める働きがあるが、
これはその中の「イヤなもの反射」と呼ばれるもの。
不快な・いやなものに出会った時、
それを追い出そう、苦痛から逃れようとする反応だ。
この外にも、セキ・鼻水、吐き気がする、
トイレに何度も行きたくなるなどの反応も。
3. 交感神経
交感神経は血管を収縮させるため血行が悪くなる。
この交感神経の緊張状態が長く続くと、
カラダが冷えてさまざまな病気を引き起こすこともある。
4. 副交感神経
副交感神経優位が続くと、
気力・体力が減退してしまうことも。
リラックスもすればするほど良いというわけではない!
1~4の症状をダンスの中に当てはめてみようか。
1. ダンスは感情表現の手段でもある。
音楽や相手・・色んな刺激にさらされながら、
自分を体験していく、
かなり高度な精神活動でもあるんだよ。
上手く感情が放出できないときは、
交感神経が優勢になり過ぎて、
必要以上に「あ~疲れた・・・」となっちゃう。
2. ダンスにおける
「イヤだ!」「怖い!」は意外に多いよね?
それらの反応を無意識のうちに自律神経は拾って、
副交感神経のスイッチをON。
不快なものを排除しようとし始めるんだ。
たびたび重なるといわゆる
“アレルギー”になっちゃうよ。
「アソコにくると決まって失敗しちゃう」
フィガー・アレルギー
「あの人と踊ると、どうも上手くいかない」
パートナー・アレルギー
・・他にもいっぱいあるかもね。
また、
いろんなことを感じすぎてカラダがピリピリ反応する、
知覚過敏症状もそのアレルギーの一種だね。
3. カラダを固めて踊っているとき
交感神経が優勢に。
血管の収縮がずっと続くから全身に血流障害が。
カラダを痛めやすいし、
良いパフォーマンスも期待薄。
4. カラダがシャキッとしない、
ダンスにメリハリがない、
エネルギッシュに踊れない・・
これは副交感神経が優勢すぎて
リラックス過剰な状態。
カラダがお休み体勢から抜け切れない・・・
デモや競技会の前、カラダがほどけすぎ、
フロアーに立って
いざ本場って時になってコントロールが利かず、
いきなり交感神経優位になってパニくる
・・・なんてイヤよねぇ。
と、ココまで見てから
じゃぁ、一番ダンスをする際にいい状態とは??
過度に緊張している
交感神経を休ませ
副交感神経を刺激し
適度なリラックス状態を与える
フィーリング・GOODな集中状態!
への、
コントロールについては長くなっちゃったんで
次回!!
続く 第351話へ
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さて、自律神経の
働きをザッと見ていただいたところで、
次なるは、
得た知識をどうダンスの中に
活かしてゆくかですゾ。
ところがですよ、
近年、ダンスどころか、
フツーの暮らしの中でさえ、
自律神経を正しく
使いこなせていない人が多いようで・・・
エッ、自律神経って
勝手に働いてくれるんじゃなかったの?
なんて言っているあなたはもう危ないよ。
実は、自律神経は、
ある程度のコントロール可能
イヤイヤ、ダンサーのあなたならなら
絶対(コントロール)できるし、
やんなきゃダメ。
自律神経のコントロール=
社交ダンスが上手くなるということ
って風につながっているからね。
・・・の具体的説明の前に、整理しておくよ。
早い話、
交感神経=緊張
=ストレスがかかった状態
副交感神経=弛緩(=ゆるむこと)
=ストレスのかからない状態
ナンだけど、
「過ぎたるは及ばざるがごとし」の普遍的原則は、
もちろん自律神経に関しても当てはまるんだ。
つまり、
交感神経・副交感神経どちらにも傾き過ぎず、
ちょうど良いバランスが取れているときが○。
日常においてもダンスの中においてもソウなんだ。
ストレスがかかりすぎ
(交感神経優位)はダメ、
これは、なんか、分かるでしょ?
でもリラックスしすぎ
(副交感神経優位)もダメなんて・・・???
どういうことかを分かっていただくために
チョイ、ここでクイズだよ。
こんな症状は、
交感神経・副交感神経
どちらがスイッチON状態のときなのか考えてみよう。
Q1 映画を観て感動
ちょっと古いけど、タイタニックの
主人公ジャックが死んでしまったときは、
タマラズ大泣きしてしまった。
Q2 急にくしゃみが止まらなくなる
ホコリっぽいところや
空気が悪いところに行ったとき。
Q3 冷え性で夜がつらい
手足が冷たくて、
夜中に目を覚ましてしまうときさえある。
Q4 何だか気持ちに張りがない
何をやるのもおっくう。
昼間からアクビが出てダラダラしてしまう。
答え
1. 副交感神経
ただし、それまでの船の沈没、
主人公の死亡シーンなどでは、
ストレスから交感神経が刺激を受けていたはずだ。
が、その後泣いたことで形勢逆転!
副交感神経にスイッチON。
ストレス解放のためにも、
泣きたい時には泣いたほうが良いってこと!
2. 副交感神経
副交感神経は排泄や分泌を高める働きがあるが、
これはその中の「イヤなもの反射」と呼ばれるもの。
不快な・いやなものに出会った時、
それを追い出そう、苦痛から逃れようとする反応だ。
この外にも、セキ・鼻水、吐き気がする、
トイレに何度も行きたくなるなどの反応も。
3. 交感神経
交感神経は血管を収縮させるため血行が悪くなる。
この交感神経の緊張状態が長く続くと、
カラダが冷えてさまざまな病気を引き起こすこともある。
4. 副交感神経
副交感神経優位が続くと、
気力・体力が減退してしまうことも。
リラックスもすればするほど良いというわけではない!
1~4の症状をダンスの中に当てはめてみようか。
1. ダンスは感情表現の手段でもある。
音楽や相手・・色んな刺激にさらされながら、
自分を体験していく、
かなり高度な精神活動でもあるんだよ。
上手く感情が放出できないときは、
交感神経が優勢になり過ぎて、
必要以上に「あ~疲れた・・・」となっちゃう。
2. ダンスにおける
「イヤだ!」「怖い!」は意外に多いよね?
それらの反応を無意識のうちに自律神経は拾って、
副交感神経のスイッチをON。
不快なものを排除しようとし始めるんだ。
たびたび重なるといわゆる
“アレルギー”になっちゃうよ。
「アソコにくると決まって失敗しちゃう」
フィガー・アレルギー
「あの人と踊ると、どうも上手くいかない」
パートナー・アレルギー
・・他にもいっぱいあるかもね。
また、
いろんなことを感じすぎてカラダがピリピリ反応する、
知覚過敏症状もそのアレルギーの一種だね。
3. カラダを固めて踊っているとき
交感神経が優勢に。
血管の収縮がずっと続くから全身に血流障害が。
カラダを痛めやすいし、
良いパフォーマンスも期待薄。
4. カラダがシャキッとしない、
ダンスにメリハリがない、
エネルギッシュに踊れない・・
これは副交感神経が優勢すぎて
リラックス過剰な状態。
カラダがお休み体勢から抜け切れない・・・
デモや競技会の前、カラダがほどけすぎ、
フロアーに立って
いざ本場って時になってコントロールが利かず、
いきなり交感神経優位になってパニくる
・・・なんてイヤよねぇ。
と、ココまで見てから
じゃぁ、一番ダンスをする際にいい状態とは??
過度に緊張している
交感神経を休ませ
副交感神経を刺激し
適度なリラックス状態を与える
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への、
コントロールについては長くなっちゃったんで
次回!!
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