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エクササイズ&プラクティス集へ




タンゴを踊る際、
他のスタンダード種目に比べて、
ヤヤ深く
ヒザをユルませてスタンバイ(用意)します。
ただし、
ユルませ過ぎてはいけません
タンゴは他のスタンダード種目より、
ヒザを曲げて踊ります。
ただし、
必要なときに必要な分
曲げなければ意味がありません


ウーン、ダンスのテクニックって、
つまるところすべてソウなんだよなぁ。
やり過ぎちゃダメ。
ちょうど良い加減を知らなきゃ。
それに、いつソレをするのかって言うのも大切。
必要なときに必要な分ってのがすごく難しい・・・
って、お嘆きのあなたへ。

実はその辺のところは、
自分のカラダってもののほうが、
ヨーク知っているんだな。
ソウ、カラダのほうが的確に計算してくれるんだ
・・・本来はね。
その計算基準となるのは、“重力”。
地球にいる限りは絶対抗うことのできない“力”。
これにのっとってカラダの仕組みはできている。
その

重力を味方につけ

カラダを操る仕組み

身体能力
を全開させ、

ちょうど良いときにちょうど良い
適切なカラダの動きを習得するには、
(タンゴで言うのなら、
さぁ、これから動こうって時に、
重心がそれなりのところにグッと来て、
ちょうど良い加減にひざがユルはじめ、
カラダの推進力を作る・・・
ってな行為がより自然にできちゃうためには)
できる限り、
アレやろう・コレやろう
というようなモンを増やさないことだ。

意図的にヤル(=わざとらしくヤル)

のは、

より本質に近い

ナチュラルなテクニック


だけにとどめ、
あとは、

カラダの様子を

ジックリ観察
するんだ。

カラダの感覚を

タップリ味わう
んだ。

面白いことに、
観察すればするほど見えてくるし、
味わえば味わうほどに、
“これはマズイ”=今の自分にはあっていない 
“美味しい!”=これこそが
今の自分にとってのちょうどいい・・・
という加減がわかるようになってくるんだ。

で、そうなると問題になってくるのは、
何が本質に近い
ナチュラルなテクニック
かってことだよね。
ひょっとするとコレさえ、
各自のカラダが教えてくれることなのかもしれないが、
一応、目安としてザザット整理しておくね。


① 手・足・頭部といった“枝葉”より、
“幹”体幹部のテクニックのほうがより本質的

② アウター・マッスル=外側の筋肉より、
インナー・マッスル=内側の筋肉のほうがより本質的

③ 筋肉・骨といった個体的な動きより、
呼吸・エネルギーといった
気体的な動きのほうがより本質的


ってコトに照らしあせてみながら、
タンゴのひざの運動に焦点を当ててみよう。

まず、ヒザは足の部分だから、
本質的なテクニックではなく、
体幹のテクニックをやった結果に過ぎない。
ということで、

ワザワザ

ヒザをユルめたり曲げたりは

一切しなくて良し!


じゃぁ結果、ヒザをユルめたり曲げたりしたくなる
① 幹のテクニック で、
② インナーマッスル・テクニック で、
③ 体的なテクニック は、
・・・実はもうすでに紹介済みなんだな。


タンゴ・スタートを切る

プラクティス
(第317話)

の、流れをもう一度熟読してみて欲しいんだ。
腹横筋・多裂筋のインナーマッスル・テクニックの話
呼吸の話などなど・・・
で、いつ、どのぐらいの加減で、
ヒザがユルんだり曲げたりしたくなってくるかに
焦点を合わせながら、
実際やってみて
(シャドウのほうが分かりやすいだろう)
ジックリ様子を観察し、
タップリ味わって欲しいんだ。
そうすれば分かってくるだろう、
タンゴは、他のスタンダード種目に比べ
筋肉の使い方や、
関節の使い方などが違うのではなく、

体重の乗せ方が違うから、

(詳しくは第317話プラクティスを参照してね)

チョイ特殊な感じがするだけで、

他のスイングダンスと

それほど違いがない


ってコト!!
だから最初から
つくり過ぎないことが重要だってことも。

さて、プラクティスの間中、
自分のカラダの中の様子の変化に集中していて
フト気が付くと
「お、ヒザを曲げたくなってきたぞ」
というカラダの状態に自然になったきた・・・
ってのがベストかな。
でそのときの姿を見てみると
“椅子に腰をかけた感じ”
であったり、
“重心を低くして安定感”
があるフィーリングであったり
“前進していく推進力がある”
ひざ感覚であると思うんだ。
つまり、
カラダがスムーズに動くためにクッションとして
ヒザのユルミ・曲がりというアクションの存在が、
カラダにインプットされているってこと!
これが、ヒザがユルんだり、
曲がったりする本来の意味なんだ。

最後に、
タンゴにおける骨盤のニュートラル・ポジションも、
基本的に
他の種目と変わらないって事を押さえておいて。
最初からわざと
“いすに座るような感じ”の引き気味の骨盤を作る
・・・などはなさらないように。 
で、くれぐれも(自分の骨盤を)
あっちコッチに持ってって、固めないこと!!
本質的なテクニック習得には、
あせらず、時間をかけてのほうが絶対いいからね。
詳しくは(第331話)を見てね。



      続く 第337話へ



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