2007.12.23 (第334話)ドラマティック情熱「タンゴ」XLⅠ 骨盤のニュートラルポジション
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エ~、まず 誤解のないように言っておこう。
実際にダンスを踊る際の
骨盤の傾き具合は
一定ではない
背骨やら肩甲骨やらたくさんの骨たちが骨盤と連動し、
ぐるリンぐるリン、前やら後ろやら・・
それはそれは色んな傾きに変動する。
これから説明する骨盤のニュートラルポジションを
カラダが感じとれるようになるにつれて、
つまり、どんなに動いても
戻ってゆくべき基準が確立できるにしたがって
その(骨盤の)可動域は広くなっていくハズ
・・・のものであるからして、
“骨盤はいつもココ=
ニュートラルポジションに置いておくべき”
ってことでは決してないので念のため。
さて、“骨盤のニュートラルポジション”
を一言で表せば、
“骨盤が立った状態”
ん?いまいちわかんない?
そりゃソウでしょってことで、
チョックラ検証してみましょうか。
では、椅子にお座りください。
で、背もたれ方向にデレェともたれかけ、
背中が真ん丸くなった状態を作ってみて。
「あ~疲れたぁ。
コレ楽チンよねぇ」
って声が聞こえてきそうなスタイル
・・・これが “ヘタリ腰”
骨盤の傾きが前に入り込んで、
いかにも姿勢がわるーい状態なんだ。
このまんまで、立ち上がったら、
胸板がうすーくて、オシリがペシャンコ、
お腹ポッコリ・・・
ワワワのNGだ。
これじゃいけないとばかり、
今度は背筋を伸ばして
シャキッでピーンと胸も張ってみて。
「ウーン、ちょっと苦しいかも」
ってな状態は一瞬キレイに見えるかな?
だけど・・・これは“反り腰”
骨盤が反り過ぎて腰椎に負担がかかっちゃう、
これも良くない状態。
まんまで立ちあがったら、
体操選手のフィニッシュ姿勢もどき。
これもNG。
ってことで正解は?
実はですねぇ、
正しい座り方
=骨盤が立った状態
=骨盤のニュートラル・ポジション
なので、
ソレはどんなのか見てみよう。
椅子に浅く腰をかけ、背もたれにはくっつかない。
上半身をリラックスさせる。
頭をフッと楽にし、上から吊られたよーな、
首の上にポンと乗っかったような感じになればOK。
その
上半身の重みを骨盤の真ん中
アノ仙骨で受け止める意識
(仙骨の詳しい説明は、第197・198・199話参照)
これがポイントなんだ。
ネ、やってみたら
意外と力の抜けた良い感じでしょ?
じゃ、次、
まっすぐ楽に座ることができたら、
ユックリ頭ごと前傾させてみて。
すると、オシリが後ろに
チョイ突き出したような感じになるでしょ?。
少し、背中の腰の部分
(ココにある筋肉を
脊柱起立筋=せきちゅうきりつきん)
がシャンと張った感じがした辺りでストップ。
これで、ダンスで動くときに
必要な位置に骨盤が移動できたってワケだ。
目指す“ヒップアップ状態”
なんだな。
そのままで、鎖骨辺りに触れ、
まっすぐ一直線かどうか確認。
みぞおちに手を当てて呼吸して、
吐くときにみぞおちがフッと緩む感じをつかむんだ。
もし、背中が緊張しすぎていたら
リラックスできるからね。
ではそのまま立ち上がって、
第322話の
エクササイズ
骨格ユニット距離間を作る
をして、全身を整えて終了。
まずまっすぐに座っていすの座面に垂直に
=床に垂直に立つ
ってことで、
少し背筋が座面に対し角度を持つ
=ダンス用ポイズの基本形
ってことなんだ。
え~最後に
オシリが後ろにクィッて持ち上がった
ヒップアップ状態を、わざと作ろうとして
いきなり骨盤のみを傾け
オマケに固定させたりしないこと!
もうお分かりだとは思うけれど、
部分のみをググって変化させるのは危険。
目指す感覚を知りながらも、
それにいたるまでには
さまざまな筋肉、骨格とともに変化
していくものだということをお忘れなくね。
続く 第335話へ
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エ~、まず 誤解のないように言っておこう。
実際にダンスを踊る際の
骨盤の傾き具合は
一定ではない
背骨やら肩甲骨やらたくさんの骨たちが骨盤と連動し、
ぐるリンぐるリン、前やら後ろやら・・
それはそれは色んな傾きに変動する。
これから説明する骨盤のニュートラルポジションを
カラダが感じとれるようになるにつれて、
つまり、どんなに動いても
戻ってゆくべき基準が確立できるにしたがって
その(骨盤の)可動域は広くなっていくハズ
・・・のものであるからして、
“骨盤はいつもココ=
ニュートラルポジションに置いておくべき”
ってことでは決してないので念のため。
さて、“骨盤のニュートラルポジション”
を一言で表せば、
“骨盤が立った状態”
ん?いまいちわかんない?
そりゃソウでしょってことで、
チョックラ検証してみましょうか。
では、椅子にお座りください。
で、背もたれ方向にデレェともたれかけ、
背中が真ん丸くなった状態を作ってみて。
「あ~疲れたぁ。
コレ楽チンよねぇ」
って声が聞こえてきそうなスタイル
・・・これが “ヘタリ腰”
骨盤の傾きが前に入り込んで、
いかにも姿勢がわるーい状態なんだ。
このまんまで、立ち上がったら、
胸板がうすーくて、オシリがペシャンコ、
お腹ポッコリ・・・
ワワワのNGだ。
これじゃいけないとばかり、
今度は背筋を伸ばして
シャキッでピーンと胸も張ってみて。
「ウーン、ちょっと苦しいかも」
ってな状態は一瞬キレイに見えるかな?
だけど・・・これは“反り腰”
骨盤が反り過ぎて腰椎に負担がかかっちゃう、
これも良くない状態。
まんまで立ちあがったら、
体操選手のフィニッシュ姿勢もどき。
これもNG。
ってことで正解は?
実はですねぇ、
正しい座り方
=骨盤が立った状態
=骨盤のニュートラル・ポジション
なので、
ソレはどんなのか見てみよう。
椅子に浅く腰をかけ、背もたれにはくっつかない。
上半身をリラックスさせる。
頭をフッと楽にし、上から吊られたよーな、
首の上にポンと乗っかったような感じになればOK。
その
上半身の重みを骨盤の真ん中
アノ仙骨で受け止める意識
(仙骨の詳しい説明は、第197・198・199話参照)
これがポイントなんだ。
ネ、やってみたら
意外と力の抜けた良い感じでしょ?
じゃ、次、
まっすぐ楽に座ることができたら、
ユックリ頭ごと前傾させてみて。
すると、オシリが後ろに
チョイ突き出したような感じになるでしょ?。
少し、背中の腰の部分
(ココにある筋肉を
脊柱起立筋=せきちゅうきりつきん)
がシャンと張った感じがした辺りでストップ。
これで、ダンスで動くときに
必要な位置に骨盤が移動できたってワケだ。
目指す“ヒップアップ状態”
なんだな。
そのままで、鎖骨辺りに触れ、
まっすぐ一直線かどうか確認。
みぞおちに手を当てて呼吸して、
吐くときにみぞおちがフッと緩む感じをつかむんだ。
もし、背中が緊張しすぎていたら
リラックスできるからね。
ではそのまま立ち上がって、
第322話の
エクササイズ
骨格ユニット距離間を作る
をして、全身を整えて終了。
まずまっすぐに座っていすの座面に垂直に
=床に垂直に立つ
ってことで、
少し背筋が座面に対し角度を持つ
=ダンス用ポイズの基本形
ってことなんだ。
え~最後に
オシリが後ろにクィッて持ち上がった
ヒップアップ状態を、わざと作ろうとして
いきなり骨盤のみを傾け
オマケに固定させたりしないこと!
もうお分かりだとは思うけれど、
部分のみをググって変化させるのは危険。
目指す感覚を知りながらも、
それにいたるまでには
さまざまな筋肉、骨格とともに変化
していくものだということをお忘れなくね。
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