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ジュンコ先生の
タンゴのレクチャーが続いている。


骨盤の話(第330話参照)が出たところで、
ハナコさんから手が上がった。



「あのぉ、
ちょっと分からなくなったのですが。
ある方から、
『ラテンとスタンダードでは
骨盤の開き方を変えなきゃいけない』

と言われたことがあるんです」




「どんなふうに変えるのかしら?」
ジュンコ先生が言うと



「ハイ。
ラテンは足先を開くから、骨盤を開いて、
スタンダードは足先をまっすぐにするから、
閉じるように・・・って。
でも、今の先生のレクチャーだと、
骨盤は開きすぎも閉じすぎも良くない。
大切なのは、

シッカリ開いたり

シッカリ閉じたりできる

可動性の高い骨盤


でしたよね?
じゃぁ、
ラテンは開いて
スタンダードは閉じてってことも
あまり気にしないで良い

のでしょうか?」



ジュンコ先生は微笑みながら聞いている。

「ソウね。
わざと、ソウ(ラテンは開いてスタンダードは閉じて)
しないほうがいいわね、
でないと、固まってしまうから」



「でも、先生、
最近バレエ出身のラテンダンサーの方って
多いじゃないですか。
その人たちって、
すごく足先がターンアウトできるでしょ?
アレは骨盤が開いているんじゃ?」

カナちゃんが聞くと



「ウーン、アレは骨盤というより
股関節をターンアウト(外に開くこと)
するイメージね。
股関節は、
“骨盤”に“大腿骨”(だいたいこつ)が
はまっている箇所なの。
つまり、骨盤にあるソケットが股関節、
そこに太ももの骨がはまっている。
ターンアウトしようと
足や膝だけ外側に向けようするのではなく、
根元であるソケット部分から
動かすという事をしてるわけね。
バレエの場合も、
可動域の広い柔軟な骨盤、股関節は大切だけれど、
“足先を開くために骨盤を開いて”・・・
という短絡的なものではないわ。
ここでも、
“骨盤は開きすぎも閉じすぎも良くない”
が当てはまる。
股関節からキレイにターンアウトさせるために、
開きすぎた骨盤を矯正しなければならない
バレエダンサーだっているくらいだからね。
ちなみに、
バレエのターンアウトのときに使う筋肉も

“内転筋”(第332話参照)よ。

それから足にウラの筋肉である

“足底筋”(第213話参照)

これらの筋肉を使って、
大腿骨を骨盤から引っ張り出して
股関節を自由に使えるようにしている
の。
このことは、
特にラテンのアクションのときには
重要になってくるから、
オイオイ取り上げていくわね」



カナちゃん、
笑いながらジュンコ先生にこう言った。
「なんだかおかしいなって思っていました。
整体の先生に『骨盤が開きすぎ』って言われたとき、
骨盤が開いているならどうしてもっと
ラテンが上手にならないんだろう?って思いましたモン。
上手くなるどころか、肩甲骨もダレッて開いて、
背中がボヨーンって広くなって、
憧れのダンサー体型からはほど遠く・・・なんだもの」




「先生、じゃぁ、
シッカリ開いたり
シッカリ閉じたりできる、
可動性の高い骨盤”って

ラテンもスタンダードにも重要で

(骨盤の)

ラテンとスタンダードの使い分けを

特に考える必要はナシ!


ということでいいのですね?」
ハナコさんがもう一度聞くと、



「そうよ」
とジュンコ先生。



すると、カナちゃんがこんなことを言い出した。
「私の憧れる、上手なダンサーの体型・・・
“バストがボンっで、
ヒップアップしてキュッ”
のキレイなカラダの人の骨盤も、
きっとそういう良い状態の骨盤なんですよね?」




「もちろんそうね。
骨盤と肩甲骨が連動しあって、
どちらか一方の調子が良くなると
ソレにつられてもう一方も良くなる。
そうやって、
だんだんキレイなダンサー体型になっていく・・・」
ジュンコ先生がそういうと、



トシ子さんの手が上がった。
「以前に肩甲骨のニュートラルポジション
(第166話参照)
ってお話がありましたでしょ?
同じように

骨盤のニュートラルポジション

ってあるんですか?
ソレが分かったら、
ラテン用やスタンダード用なんて、
迷わない気がするのですが・・・」




「確かにそうね!
トシ子さん、良い意見だわ。
骨盤のニュートラルポジションについては
前に仙骨のところで少し触れたけれど、
今回は、
もっと焦点を絞って具体的に説明していくわね。
骨盤は開閉も大切だけれど、
ダンスにおいてはアル意味コッチのほうが重要かもね。
つまり、骨盤を開く?閉じる?と悩んだとき、
実際は、開閉が問題なのではなく、
ソレで悩んでいるのかもしれないのよ」
と、意味深な言い方のジュンコ先生。


コッチ・ソレが指すのは・・・

“骨盤の傾き”

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      続く 第334話へ



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