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チョット中休み エッセイvol.7 

毎日のカラダ改造メニュー

~カラダが変化する喜び ②~


カラダ作りは一朝一夕には行かない。
ヒデ君、35歳、
つまり35年間生きて動いてきたクセがしみこんでいて、
改造計画&実践は想像以上に難しく大変なものでアル
・・・ってコトは、
経験者の私自身がよーく知っているんよね。
だからこそ私は、
非常に冷静かつロジカル(論理的)に提案したんだ。


「筋肉の土台となる骨格を矯正したほうがいいね。
ヒデ君は骨盤も、肩甲骨も、
アバラもみんな(矯正が)必要。
でも、骨格矯正が完了してから筋肉を付けていく、
なんてやっていたら、冬までに間に合わないし、
癖のついた筋肉で動けば、
骨格はすぐに元に戻っちゃうから、
(骨格矯正と)同時に脂肪を取りつつ、
良い筋肉も付けていこう。

同時進行型

スクラップ・アンド・ビルド


でいこうね」



「スクラップ・アンド・ビルド?
何ソレ?」




「老朽化した
建物や設備をいったん取り壊してしまって、
その後、最新鋭の技術などを活かして建て直したり
改装したりすることよ」



「ふーん、
人のカラダも建物と一緒ってことか」




「まぁ、よく似たものよね。
ただし、人のカラダには、

“意識”ってものがあるから、

ヤッカイなのよ。
知ってる? 
オードリー・ヘップバーンの名言・・・」


 
「オードリー・ヘップバーンは知ってるけど、
名言なんて知らん」




「“美しい唇であるためには、美しい言葉を使いなさい
美しい瞳であるためには、他人の美点を探しなさい“」



「ホンナラ、
美しいカラダであるためには、良い心がけをしなさい
カッコよく踊るには、カッコイイ生き方をしなさい  
BY ヒデってことか? 
エライコッチャ」




「人に見せびらかすためだけの
“エエカッコしぃ”の筋肉を付けたら、
あなたの目指すダンスは無理ね。
せっかくカラダをゼロから作り直すんだから、
同時に、良い意識を引き入れていこうね。

意識から筋肉は作られる

んだから」



ヒデ君、
分かったような分からないような顔をしながらも、



「俺がホンマに目指すのは、
チャチャチャやルンバが上手くなるってことやなく、
もちろんソレもなりたいけど、
“存在感のアル、カッコイイ自分になる”
ってことヤカラな。
ダンスはその手段でしかないし・・・」




さてさて、そんなヒデ君に課せられた
“カラダ改造メニュー”をご紹介しよう。



① ストレッチ&カラダほぐし


ヨガマットの上で、
カラダ全体をユルめほぐしていくんだ。
(工程はココでは書ききれないため割愛)
最初は何をやっても、


「痛いぃ、イタイィ。
これはアカン、気分悪いわ」



時折「ギェ~」と断末魔のような声まで上がっていたが、
そのうち、静かーに自分のカラダを味わいながら
取り組めるようになってきたね。
そう、ストレッチ&カラダほぐしの醍醐味は
無理してたくさん伸ばしたりするのではなく、
自分の

カラダとの“対話”の心地よさ

を味わうことだもんね。

以前ブログで紹介した、
足首を強くするケアや
足底筋を鍛えるエクササイズは必須。
(第213話参照)
最初は、両足を前に投げだして
まっすぐ座ることも出来なかったヒデ君なのに


「毎日やるってスゴイなぁ。
ヒザのウラがキレイに床に着くようになって、
(前屈して)
手が足に届くようになった!」




② トレーニング


絶対に必要なモノに絞って
・・・厳選4種トレーニングだ

1つ目は、

カカト上げ

壁に手をついて(両手ないし片手どちらでもOK)
カカトをただただ、上げたり下げたり。
最初の頃は20秒くらいで


「痛い!ガマンデケヘン。
ふくらはぎがバカになってるぅ」



でも、課せられたのは、
なんとスロー・フォックストロット1曲分で約2分半。
時折、休み(約5秒)を入れながら
継続するんだけど、これはマジ効く。
しばらくはまともには歩けないほどの、
ふくらはぎ筋肉痛がヒデ君を襲い、
私に少々疑いのまなざしを向けたことも。


「ちょっと、痛すぎるわ。
こんなん、足に悪いん違うノン?」



「大丈夫。
そのうち慣れるから(笑)
それに、もう、アカンって思ったときに、
痛みから逃げないで、
その中に入って感じてあげる練習でもあるからね。
そうやっているうちに
痛みを自分から離せるようになってくるよ」


「は? 
痛みを感じてあげる?
痛みを離す? 
そんなん、修行やぁ~」

と、大げさにヒデ君がのけぞるや



「もちろん足首も強くなるし、
ふくらはぎの中のインナーマッスルも鍛えているんよ」



筋肉痛がなくなった頃から、
徐々に耐久力が増し、
やがて1曲通して出来るようになったんだ。
今では、カカトを上げ下げしながら、
お腹を締めたり、
インナーマッスルを動かしてみたりと
“応用”出来るくらいに成長したヒデ君、
足首が強くなるにしたがって、
ニューヨークするときなんかの足先の内股も
治ってきたみたいだよね。


2つ目は、 

インナーマッスル腹筋運動

学連物語で紹介した(第299話参照)ものとほぼ同じ、
いわゆる起き上がり腹筋ではなく
仰向けで床に寝て、足を90度くらいに曲げ、
肩甲骨から持ち上げ、ジーッと1分を2セット。
カラダの中を感じながら、
呼吸をしながら・・・がポイントだ。
はじめは、


「ジーッとして耐えるのってすごく苦手」
と嫌がっていたヒデ君、


あっという間に、
メタボ腹がへこみ始めるやガゼンやる気に。


3つ目は、

大腰筋を鍛える“モモあげ”

これもフォックストロット1曲分。
鏡の前で姿勢に気をつけながら。


4つ目は、

ジーッと腕立て

早い話、腕立て伏せのカッコウで
(ひじは伸ばしたまま)ジーッとしている。
1分間を2回。
ヒデ君、これが一番苦手だったみたい。
自分の体重を支えることが出来ず、
腕、プルプル、顔はまっかっか、
始終


「う~う~う~」
ってうなっているよ。


最初の頃は、1回でエネルギー切れ。
ソレが最近は、


「ミテェ~、
片手で腕立て伏せできるようになったぁ」



時間にすれば、
ストレッチ&カラダほぐし・・・約30分
トレーニング・・約10分
しばらくは毎日欠かさずってことを義務付けたんだけど、
そのうち、


「どんなに忙しくて、
これだけはやらんと気がすまんようになってきた。
何か、(やらないと)気持ち悪いネン」



コレ、

カラダの中に新しい習慣性

ができた証拠なんだ。


これに加え、
ルンバの踏み換え(第142話)
床へのプレス感覚の練習(第92話)
アームアクションの練習(第156話)などの自主練。
で、やっとこさ、
チャチャチャと
ルンバのアマルガメーション練習にたどり着く。


筋肉痛とカラダのだるさに加え、
ベーシックの繰り返しの練習
(デモ用ルーティンのほとんどが
ベーシックフィガーからなっている)
すべてが新しいコトずくめで、
カラダもココロもビックリ大変だったろうに
よーくがんばりましたな、ヒデ君よ。


夜、疲れきって、
ソファーでグッタリ眠りこけているヒデ君の手から
リモコンがズリ落ちそうになっている。
で、目の前のテレビには、
セルゲイや、マリトースキーが映し出され・・・
ってなシーン、よくあったもんなぁ。



「最近、夢にまでダンスばっかり出てくるわ」



そんな彼の努力が、ようやく報われたのは、
なんとなんと意外な場面でのことだったんだ・・・



      続く 第327話へ



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