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グラウンディングって聞いたことあります?

グラウンディングとは、

大地(=グラウンド)に足をつける

という意味。
でも、ただ単に立つだけではなくて
“自然にしかもシッカリと立つ”
というフィーリングが含まれている。
で、これこそが床からの
反作用エネルギーをもらっている状態の立ち方なんだ。

ちゃんとグラウンディングされるかどうかは、
筋肉が強いか弱いか、
とか
ドンだけ体力があるか、
とかには左右されない。
もちろん、年齢・性差も関係ナシ。

じゃ、シッカリとした
グラウンディングのためには一体ナニが重要か?
いつもレクチャーで取り上げている、
カラダから無駄な力みを取るとか、
癖のないカラダでいること・・
の外に、特筆するべきことをあげておこう。


① “今”の自分の身体=
外側・内側ともをよーく感じること
(カラダに対する感受力と
グラウンディング力は見事に比例するんだよ)

② 常に自分は重力の方向に引っぱられ、
その身体は常に大地に支えられているのだという
イメージを持つこと

③ 「なにかをしよう」という「努力」を手放して
自分の身体の中心にやすらぐ感覚を持つこと


 
①②③ともに、むずかしそ~だって?
特に③は、ダンスをするときに、
「そんな悠長なこと言ってられないよ!」
ってな話になっちゃうかも知んないね。
ナゼならダンスって、
テクニックを知れば知るほどに、

身体を感じるのではなく

身体について考え

操作しようとしがち


なんだなもの。
オマケに、自分のことはほっといてでも
相手のカラダへの操作も必要でしょ?
と思っちゃう。
まぁ、これをリード&フォローって
誤解しがちなんだけど。
ちなみに

ベストなリード&フォローのためには

まず、

それぞれがシッカリと

グラウンディングできていること!


コレ、必須なんだけど
男女いづれか一方の人だけでも
シッカリグラウンディングできていれば、
もう一方の人をグラウンディング状態に
導くことも可能なんだ。
ただし、気をつけないと、
リード&フォローの名の下に、理にかなわない、
カタチだけの相手への干渉をやっちゃった日には、
スグさま、自分自身のグランディングは
できなくなっちゃうものだってことも、
よーく覚えておこう。
そうなってしまったら
(自分が大地にシッカリ立てなくなっちゃったら)
リード&フォローは悲しいかな、
“やったつもり”の空しいものと化してしまうよ。
「もう、イランことせんといて、
私に構わんといて」
「一人で踊っていたほうが楽しいわ」
なぁんて言われたら悲しいでしょ?


ではでは昨日の続き、

反作用パワー・エネルギーの実感

に移るわけだけど
結局はソレって、
グラウンディング状態の実感ってことなんだよね。
足の裏を大地(床)にシッカリと付け、
ソコからパワー&エネルギーをもらったとき
カラダは具体的にどのような変化を起こし、
どんな実感を味わうことができるのだろう?
で、以前紹介したアレを思い出して欲しいのですよ。

インナーマッスル活性化プロセス
(第305話参照)

→腹圧がシッカリし

カラダの奥が締まる(腹横筋の働き)

→垂直方向にググッと

背筋が伸び安定する(多裂筋の働き)


ソウ、まさしくこれが、
反作用パワー・エネルギーの実感=
グラウンディング状態の実感なのであります。
言い換えれば、
反作用パワー・エネルギーは、

いの一番にカラダのコアの部分に汲み上げられ、

ソコがいわばポンプ代わりになって、

全身にパワー・エネルギーは送り届けられる
ってことなんだ。
送り届け先経路を簡単に整理しておくと
背筋を通って上昇し、肩甲骨辺りで
右腕へのコース
左腕へのコース
頭へのコース 
の3方向に分かれるんだ。
もちろん、骨盤のほうにも送られていくよ。
で、
右足へのコース
左足へのコース
結局、カラダの中心あたりからから少なくとも

5方向に、放射状に放たれていくんだ。

今一度、第303305話を熟読の上、
参考にしてみてくだされ。



      続く 第325話へ



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