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ソレはロンドン留学のときのお話・・・

タンゴのレッスン中、
コーチャーであった
時の世界チャンピオン、ヒリアーが、
私と組みながら

“オーバー・スウェイ”

を仕掛けてきたんだけど、
いやぁ、もう、たまげましたよ!!


え?ナニがって・・・
スウェイに入る前、つまり傾きを作る前、
私を床にドまっすぐに立たせたまんま、
自分だけズイーンって
頭を左に離していったんですよ。
で、ズバッ。
次の瞬間、気持ちよーく花が開いたような、
美的なオーバー・スウェイの完成。
でもね、私、ほとんどなーんにもしていない、
ホント、まっすぐ立っていただけで、
そう、傾いたのは彼、ヒリアーさんだけ・・・!?
ピクチャーポーズとかの、
シェイプを要するフィガーって
女性がそのしなやかさを駆使し、
ウンと反らなきゃなんない
あーしんどいって思っていた私にしたら、

男性があそこまで

シェイプをする
って、

ビックリでしたわね。
もちろん
ちゃーんとコンタクトしながらだったんで、
そばでみていたリーダーは
「さすが世界のトップダンサーのリードだと、
カラダの硬いジュンコでも
あそこまでしなることができるのか・・・」

って感心したらしいんだけど、
ソレは、残念ながら、目の錯覚です!
繰り返しますが、シェイプをしたのは男性で、
わたしゃ、まっすぐ立ってただけだって。

さらに、そのときの“感触”を申しますと、
実に不思議なものだったんだ。
彼、ヒリアーさんは、
私の背中深くに確かに手は回していた。
でもね、
あんだけ大きなトップ(頭)の
動きをしていたにもかかわらず

私のバランスは

まったくと言っていいほど

いらっていない
んだ。

いや、あまりにもナチュラルで、
ちっともカラダがきつくなかったんで、
いらわれていないように
感じただけかもしれないが・・・。
どーなんてんの?一体?
それに、
言うなりゃ私は、オーバー・スウェイ用、
またそれに至るまでの動きに対する
正しいポイズは作っていない
(ポイズに関しては第313話参照) 
なぜなら、床にほとんど垂直だったから。
でも(オーバー・スウェイが)“できた”
・ ・・ってことは、そう、

男性が正しいポイズをして

つまり

床に対する背骨の角度を

オーバー・スウェイ用にし

踊ったことが

リードとなって女性に伝わり

女性のポイズにも影響を与え


あの美しいオーバー・スウェイの完成に
至ったんだって・・・。

この様子を克明に、
しかも少々コーフン気味に、リーダーに告げた私。
彼(私のときのリーダーさん=学連物語をお読みの方、
ニヒル君でござーい)は賢明にもコウ解釈したんだな。
この内容が、ズバリ! 
男性のポイズが女性に崩されないための工夫
(=女性のポイズが男性に崩されないための工夫)
であるからにして、その内容を紹介しますわね。


解釈その1

「(相手との接点の多い)

ホールドをカラダ(体幹)の運動から

独立させている
んやな。

言い換えれば、
ポイズ(=床に対する背骨の角度)は
ホールド(男女の組み方)の影響を
受けないようにしている
ってこと。
だから、相手の運動が不完全でも
自分だけでドンドン踊っていける。
相手のバランスにとられることなく、
自由に自分の背骨の角度をどのようにでも
変化できる体制にいつもあるんだ」


解釈その2

「解釈その1のようなことができるってことは、
ボディもホールドも
まったくリキミがなくて
ものすごく柔らかい
んやろうな、
ストロングにしているように見えるけれどね。
ソレだからこそどんな場合でも “立てる”
一緒に組んでいる相手が体勢を崩しても、
自分は立っていられるんだ。
そして、
動きたい方向へ背骨を運んでいけるんだろうな」


解釈その3

「相手とは主に、
上半身でコンタクトするモンだろう? 
つまり手や腕やボディで相手とコンタクトをしていて、
そして、別々の床を踏んでいる
ということは
相手とのコンタクトの前に
まずシッカリと床とコンタクトできている
・・・
これが大切なんだろうな。
トップダンサーはかなり床をシッカリ捉えている、
だから相手とかかわっている上半身に余裕がもてるんだ」
 

さて、特に解釈その3は
実はすごく大切な内容をはらんでおりまして、
シッカリ立ってるけど、
上体はリラックスでき、柔らかくって、
相手によって、バランスを壊されにくいだけでなく
相手があんまり動けなくても、
自分だけでもカラダがムーブできる様にさえなる
というお話につながっていくんで、
次号もうチョイ詳しくお届け・・・。



      続く 第321話へ



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